「三食ごはん」ナ・ヨンソクPD“チャ・スンウォン&ユ・ヘジンのおかげで視聴率UP!ソン・ホジュンに期待”

OSEN |

tvN「三食ごはん」漁村編が第1話で期待以上の視聴率を記録し、歓呼や拍手を受けた。それから1週間で視聴率10%を越え、自己最高視聴率を塗り替えた。番組が好評を得ている中、ソン・ホジュンが加わり、第3話への期待が高まって雰囲気はさらに盛り上がっている。

30日に韓国で放送された「三食ごはん」漁村編(演出:ナ・ヨンソク、シン・ヒョジョン)第2話は視聴率10.41%(ニールセン・コリア、ケーブル基準)で前話の9.68%より0.73%上昇した。数値上では第1話より1%を下回る上昇だが、ケーブルチャンネルで10%を超えたのはここ3年間、tvNドラマ「応答せよ1994」最終話(10.43%)が唯一だったことを考えると、大変な成果だ。しかも、この日は同時間帯の地上波で、SBS「ジャングルの法則 with Friends」、MBC「私は歌手だ3」が初披露された状況だった。第1話で9%を突破して善戦した「三食ごはん」漁村編の視聴率は下がるだろうという予想もあった。

ナ・ヨンソクプロデューサーも先月31日、OSENとの取材で「『三食ごはん』漁村編第1話の視聴率がまったく信じられなかった」とし、第2話の視聴率について話した。「(第1話は)複雑な要素が反映されての視聴率だと考えた。上がるとは思わなかった。チャ・スンウォンさんとも『第1話が成績が良かったから、もう地道に僕たちの話を好きになってくれる方々をがっかりさせないように頑張って作る』と話した」とし、1話の放送が終わった当時を振り返った。

その一方で、視聴率上昇はチャ・スンウォンとユ・ヘジンのおかげだと話す。ナ・ヨンソクプロデューサーは「(視聴率上昇の理由を)聞かれてもよくわからない。ただ、チャ・スンウォンとユ・ヘジンの相性、そして二人に対する視聴者の好感がそのまま番組の視聴率につながったようだ」と強調した。また、後半にやっと姿を表したソン・ホジュンに対して「ソン・ホジュンが加わり、不安定だった構図が安定的に変わる。母(チャ・スンウォン)も父(ユ・ヘジン)もホジュンを探し続け、喧嘩する二人の間でどうにもこうにもできない息子(ソン・ホジュン)を見られるはずだ」とし、今後の展開に期待してほしいと述べた。


以下はナ・ヨンソクプロデューサーとの一問一答

―地上波に同時間帯の競合作が出現したにもかかわらず、視聴率が上昇した。しかも「私は歌手だ3」よりも高い。

ナ・ヨンソク:当然気分はいい。第1話は第1話だからたくさん見てくださったのかなと思った。しかし、今はこれを楽しんでいただいている方々がいることを確認できた。チャ・スンウォンさんとはこんなことも話した。「第1話で成績が良かったが、これくらいでいい。これからは地道に僕たちの放送を好きになってくれる方々をがっかりさせないように頑張って作る」と。

―シン・ウォンホプロデューサーの「応答せよ1994」が打ち立てた10.43%より0.02%ポイント低い。逆転する可能性もあるんじゃないか。シン・ウォンホプロデューサーはOSENとのインタビューで「あの視聴率を誰かに破ってもらって、プレッシャーを軽減させたい」と話した。

ナ・ヨンソク:もちろん(視聴率が)良ければ嬉しい。プレッシャーは後で考えればいいことだ。今は、出演して苦労した方々が多いので、まずはいい結果を出せればと思っている。

―正直に言って、「三食ごはん」旌善(チョンソン)編とパターンが似ている。それにもかかわらず、視聴率がさらに上がっている。「三食ごはん」漁村編のパワーは何だと思うのか?

ナ・ヨンソク:よくわからない。ただ、柱となるチャ・スンウォン&ユ・ヘジンが実際に周りでよく見かけるような人物のようで、彼らの性格と行動が好感を与えることができたのだと思う。見ている側としては、新しいことをやってみたり、非常においしい料理を作って食べるから見てくださるのではないかと思う。チャ・スンウォンさんを見ながら「うちの夫もああいう風にしてくれればなあ」と思う方もいて、ユ・ヘジンさんのゆったりしてユーモラスなところで「私の彼氏もああいう風にしてくれればなあ」と思うところがある。それが好感だ。二人が視聴者の好感を得ているのがそのまま番組の視聴率につながったようだ。

―チャン・グンソクの降板によって編集の完成度が落ちるしかなかった。最近、視聴者たちは完成度が落ちると見てくれない。しかし、「三食ごはん」漁村編はまた上がった。制作陣の努力の結果か?

ナ・ヨンソク:もちろん僕たちも心血を注いで作った。でも、こういうのがある。彼女と付き合う時、あまりに綺麗だと他の部分が足りなくても見えない時がある。「すごく綺麗でかわいい」と思い込んでいるためだ。それと同じく、二人(チャ・スンウォン&ユ・ヘジン)による所が大きかった。視聴者の心を動かしたのは、編集ではなく二人のパワーだ。

―ソン・ホジュンとサンチェの相性への反応も良かった。ソン・ホジュンが加わっただけに、今後の展開と反応をさらに期待してもいいのではないか。

ナ・ヨンソク:より安定的になる可能性はある。今まではあまりにも不安定だった。とにかく、一人を追加し、構図が安定した。ソン・ホジュンさんは裏で黙々と働く、そんな“綺麗な”人だ。

―チャ・スンウォン、ユ・ヘジン夫婦の相性が良かった。ソン・ホジュンが加わることによって、その関係にどんな影響を与えることになるか?

ナ・ヨンソク:ソン・ホジュンさんが顔見知りで無口だが、まじめに仕事をする。性格が無難で可愛がられる。母(チャ・スンウォン)もホジュンを探し、父(ユ・ヘジン)もホジュンを探す状況がこれからどんどん出てくる。また、母と父は毎日喧嘩をする。その間で誰の味方になることもできず途方に暮れるソン・ホジュンがいる。あたかも本当の母と父、息子のような構図が生まれると思う。

―第1話より第2話の視聴率が上がった。期待している数字はあるか?

ナ・ヨンソク:そんなものはない。ただ、現状を維持できるだけで嬉しい。かえって第2話が高すぎて難しそうでもある。終わるまで、下がり過ぎないようにもっと頑張る。

記者 : パク・ヒョンミン