KARA ヨンジ「“ミュート笑い”こんなに愛されるとは思いませんでした」

OSEN |

写真=チ・ヒョンジュン
ソウル恩平(ウンピョン)区鷹岩洞(ウンアムドン)にあるコーヒーショップ。大通り沿いに位置しているコーヒーショップのガラスのドアを開けて入ると、明るく快活なお嬢さんが「いらっしゃいませ」とあいさつする。

最近、最もラブリーなガールズグループのメンバーと言われているKARAのヨンジだ。彼女は少し下手に見えたが、コーヒーを一杯を作って出してくれた。見る人の気分が良くなる“ミュート笑い”はサービスだ。立派にラテアートまで作ってくれたコーヒーからは、かなりいい香りがする。

ここはヨンジの両親が運営するコーヒーショップ。ヨンジに社交性を譲った両親は町内の隣人たちと仲良く過ごしながら2年間コーヒーショップを運営している。最近では非常に忙しくなったが、ヨンジは暇さえあればここを訪れ、両親の仕事を手伝う優しい次女だ。
「スターLike」は2番目の主人公をヨンジに決め、最近久しぶりにコーヒーショップで余裕を満喫している彼女にコーヒ1杯を頼んだ。

写真=チ・ヒョンジュン

私が作ったカフェラテ、召し上がってみてください!

先にコーヒー豆を挽いたヨンジは、コーヒーの粉に圧力をかけて上手にコーヒーを作り出しながら注意すべき点を説明した。結構慣れた手つきだ。

「押す時は右、左を同じ圧力で押すのが重要です。もし右の方に圧力がかかってしまうと、降りてくる過程でコーヒーが変わります。しかし、私はバランスが取れないみたいです」

写真=チ・ヒョンジュン
爽やかな“ミュート笑い”を披露する彼女。今回はスチームミルクを作る。彼女は薄くならないように作ることが重要だとしながら牛乳を温め、コーヒーに上手に混ぜて出してくれた。最後には気を遣って小さいハートも作ってくれた。

「小さいハートになりました!(笑) このようにしてお客さんに出そうとしたら母が止めます。私はおいしいと思いますが、母はお客さんには出さないようにしています。私がすると母は『よくできた』と言ってくれますが、いざお客さんに出そうとすると『ヨンジ、お母さんがやるから』と言います(笑)」

写真=チ・ヒョンジュン

もともと夢はミュージカル女優

ヨンジの幼い頃の夢は、ミュージカル女優だった。小学生の頃は、大学路(テハンノ)の劇団に入って小劇場でミュージカルをしたこともある。ミュージカルをするためには声楽を学んだ方がよいと判断し、6年生の時は声楽も習った。その後、芸術中学校に進学したが、英語を習うためにニュージーランドに留学した。

「英語の勉強はせず、羊と一緒に遊んでばかりいました(笑) 韓国に帰ったとき、空港で母と父が私を見ても気付きませんでした。とても日焼けしていたし、太ってて。脂っこい食べ物をたくさん食べました(笑) カロリーが何なのかも知りませんでした。2年ほどいましたが、英語の実力はいまいちです。韓国に来て2年になるジャクソンは韓国語の実力がかなり伸びました。私とはだいぶ違いますね(笑) 英語はただ理解する水準で、ジャクソンと(パク)チュニョン兄さんが英語で尋ねてきたりしたらどうしようと心配しています」

その代わりに歌手の夢を育てた。ミュージカルナンバーだけを勉強していた彼女は、BoAのファンである姉を追ってK-POPに入門し、少女時代の「また巡り逢えた世界」などを歌いながらアイドルデビューを目標にすることになった。当然親の反対が激しかった。しかし、一つの目標を決めればとことん追求する性格のおかげで、親も白旗を掲げた。

写真=チ・ヒョンジュン

KARAのヨンジという言葉が一番好き

最初にオーディションを受けたところは、Gilr's Dayが所属しているDreamTエンターテインメントだった。Girl's Dayがデビューした後、すぐにデビューできるチャンスだった。

「Girl's Dayの『キラキラ(Twinkle Twinkle)』が人気を得るのを見てとても嬉しくて泣きました。私が後続のグループとしてデビューできると思いましたが、その計画がずいぶん延期になり、結局会社から出ました。今もミナ、ヘリと共に冷たい水で皿洗いをして手が赤くなったことを覚えています。その後、何ヶ所か調べてDSPメディアに入りました。その時は私がKARAになるとは想像もできませんでした」

謙遜していたが、新メンバー採用のプロジェクトが進められた当時、ヨンジを有力に見る意見が多かった。しかし、本人はその後もしばらく実感が沸かなかったという。

「活動しながらも実感が沸きませんでした。それで周りから『KARAのヨンジだ』と言ってくださると本当に嬉しいです。ただのヨンジではなく、KARAのヨンジという言葉が本当に嬉しいです。最近ではファンの方々から頂いた手紙を読んで、寝る時間も遅くなりました」

もちろん、すでに数年もトップグループになっているガールズグループの新しいメンバーとして入ることは容易ではない。彼女は今年の音楽界で一番プレッシャーとなることをうまくこなした人の一人だと言える。当然気苦労しているだろうと思われるしかない。案の定、そういう質問は結構されたという。

写真=チ・ヒョンジュン
「最もたくさんされた質問です。『大変じゃない?』最初は私もたくさん心配しました。うまく適応できるだろうかと思いました。姉さんたちは長い間息を合わせてきたので、少し合わせるだけで本当によく息が合いました。私は一生懸命しましたが、最初はあまり合わない感じで、ストレスでした。それで、振り付けの練習を撮った映像を何度も見ました。ゆっくり再生して見たりしました。姉さんたちがよく分からないことがあれば聞いてほしいと言ってくれたので、ずっと聞いていました。それからは、だんだん姉さんたちと息が合ってきたと思います。実力もかなり伸びたし、心強いと思いました」


笑う時、手で口を覆い隠さなくていいから本当に嬉しい

SBS「ルームメイト」への出演は“神の一手”だった。彼女の明るくて社交的な性格がそのまま現れたためだ。口を覆い隠さず笑う、飾らない率直な姿は一気に視聴者に深い印象を残した。彼女はコメントを全て読み、自身についての反応を一生懸命モニタリングしている。

「本当に幸せです。よく食べたり眠たりできなくても愛で十分補償されている感じです。コメントは全部見ました。悪質なコメントに関する話をたくさん聞いて心の準備はしていたので大丈夫でした。悪質な書き込みの種類が本当に多いです。600個があっても全て見ます。最新順に並べて(笑) それが見づらいと、好感度順に並べて見ながら良いコメントで慰められたりします」

写真=チ・ヒョンジュン
“ミュート笑い”がそれほど愛されるとは思わなかったという。初放送以来、視聴者がどう見てくれるのかかなり不安だった。

「『セバキ』に出演した時の映像を見ると、私が手で口を覆い隠して笑っています。多くの方から口を覆い隠して笑いなさいと言われましたので。そのときは本当に居心地が悪かったです。本当に面白かったのに不自然な笑い方をするしかなかったです(笑) これまで本当に大変でしたが、最近では楽になりました。本当に幸せです」

気楽になった彼女は、口にサム(レタスに肉とご飯を包んで食べること)をいっぱい入れて食べたり、GOT7のジャクソンと喧嘩したりしながら自然に、愛らしくファンに近づいている。

「ダイエットのために野菜を食べ始めましたが、私がそんなにレタスが好きだとは思いませんでした。最近では減らして一気に4枚ずつ食べています。日本ツアーのときに飲み会がありましたが、私の顔より大きなレタスがありました。本当に幸せでした(笑)」

いつも何かをやり遂げ、忙しくてこそ幸せだという彼女は、これからが始まりだと意気込んでいた。そばにいた母も「準備期間があまりにも短いのに……視線が集中していていい気になるのではないかいつも心配だ。いつでも初心を忘れず活動してほしい」と頼んでいた。

「そうです。これからが始まりだと思います。今後、新しく良い姿をたくさんお見せしますので、たくさん期待して温かい目で見てください!」

記者 : イ・ヘリン