知英(ジヨン)「KARAのメンバーも知らない表情…ビックリすると思う」初写真集の出来栄えに自信

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ガールズグループ・KARAの元メンバー知英(ジヨン)が16日、都内にて、写真集「~生まれたての私~ 知英物語」(講談社刊)の発売記念イベントを行った。

インタビューに応じた知英。そこで、レポーター陣から日本語の上達ぶりが話題になった。「1日中、勉強しています」と明かし、撮影現場での会話が役立つことを説明していた。

その他には、歌手としてソロデビューする可能性についても、ハッキリと答えていた。

―初めての写真集。自分も見ての感想は?

知英:凄く、自分の宝物になりそうです。

―撮影場所はどこだったんですか?

知英:ドイツのミュンヘンからオーストリアまで行きました。初めてだったんですが、景色が良くって、凄くいい場所でした。

―初めての訪れたんですね?

知英:はい、だからワクワクしていました。撮影の疲れも忘れるぐらい楽しかったです。この写真集。3日間で撮りました。

―3日間? それじゃ結構、ハードだったのでは?

知英:ハードだと思いましたが、初めての写真集だったので楽しかったです。

―グループではなく、お一人だけになっての写真集。どういう思いがありますか?

知英:自分一人になったけど、心を込めて作った写真集です。本のために2万枚ぐらい撮ったのですが、1から最後まで全部を見て、一緒に選びました。

―写真を選ぶスタッフに加わったんですか?

知英:はい、2万枚以上。そこから好きな写真を選んだのです。(一番のお気に入り写真を指して) この写真は、写真集のストーリーの中で“恋に落ちる”という場面なんです。そう、この目は、恋に落ちる瞬間なんです。なので、凄く、気に入っています。


「恋した時の表情……自分でも知りませんでした」

―えっ、じゃあ、恋したときの顔はこの表情なんですね?

知英:(恥ずかしそうな仕草を見せ) はい、自分でも知らなかった表情なんです。(会場、爆笑)

―じゃあ、今は恋に落ちているんですか?

知英:それは、無いんですけど……。代わりに、この本で恋に落ちたという設定なんです。

―ストーリーがあるわけなんですね。

知英:男か女なのか分からない少年みたいな私が、どんどん成長していく物語です。私が小さいときにお姫様になりたかったという夢があったんです。

―実際になりたかった?

知英:はい、この本で夢が叶った。最後には、ウエディングドレスまで着て、凄くいいストーリーになっています。

―なるほど。それで、結婚するという物語になっているんですね?

知英:(ニッコリと笑顔を広げて)それは写真集の中を見てください。(会場大ウケ)

―このストーリーは自分が発案したんですか?

知英:小さいときの夢について「お姫様になりたかった」と伝えたら、じゃあそれをストーリーにして写真集にしようという話になったんです。そのストーリーが全部、この1冊に入っているんです。

―忘れられない写真集になりましたね?

知英:はい、そうなりました。


「日本での活動、もっと頑張って行きたいです」

―「生まれたての私」というタイトルについて教えてください。

知英:少年みたいな私が、最後には、新しい私になっていきます。なので、タイトルがピッタリだと思っています。

―この写真集も含めて、今後、日本で活躍していくことになりました。改めての考えを教えてください。

知英:今、ドラマや映画で頑張っています。そこで、言葉の勉強を一生懸命やっていて、日本の現場でも楽しくやっています。もっと頑張っていきたいです。

―日本語、相当上手くなりましたよね?

知英:ありがとうございます! そうですね、まだまだ勉強するべきだと思います。

―KARAの時代は、最年少メンバーだったので、そんなに喋る機会は少なかったですよね?

知英:現場に出ると、知らない言葉がたくさん出てきて、もっと勉強したいと思ったんです。

―台本の文字なども読めるのですか?

知英:難しい漢字が出てきたら、スタッフさんに助けてもらっています。

―日本語は難しい?

知英:はい、難しいです。複雑ですが、頑張っています。

―1日どれぐらい勉強していますか?

知英:こうやって喋っているのが勉強になります。このようなインタビューです。1日中、勉強しています。

―通訳をつけて、取材を受けると思っていました。日本語が上手だと思いました。

知英:いえいえ、ありがとうございます。


「お芝居が好きだから、今は女優の活動を一生懸命やっていきたい」

―グループから一人になって、違う点や苦労するときがありますか?

知英:違う点は、歌っているときは、ライブが夜だったりします。でも、ドラマの場合は、朝イチだったりするので、それが、一番苦労しているところです。

―なるほど、朝が早いですもんね。朝寝坊するほうなんですか?

知英:はい、寝るのが好きなので……(笑)

―歌は今後やらないのですか? 女優、演技で生きていくのですか?

知英:う~ん、今は女優の活動を一生懸命やっていきたいと考えています。

―もしかして将来、歌手としてソロデビューする可能性は?

知英:どうですかね。今はお芝居が好きなので、お芝居を頑張りたいと思います。

―いつぐらいから、お芝居が好きだったんですか?

知英:KARAの時代で、初めてドラマの仕事をやらせてもらってときに、お芝居が気に入って、凄く魅力がある仕事だと思いました。そこからずっと、やりたいと思っていました。

―歌よりも芝居のほうが好きですか?

知英:そんなことはないんですけど……。歌うのも好きですが、お芝居をいう新しい魅力を見つけたんです。

―今後、どんな役をやってみたいですか?

知英:いろんな役をやってみたいです。1つの枠にとらわれないようになれたらと思っています。


「今年のクリスマスは新しいスタッフさんと」

―好きな女優。目標している人は?

知英:う~ん。目標というか、なんて言うのでしょう……。目標というより、自分なり、自分の新しいイメージをつくること。素敵な女優がたくさんいらっしゃいます。でも、やっぱり、新しい自分をつくりたい。さっきも言ったのですが、自分に似合う、いろんな役をやってみたいです。

―この写真集。メンバーには見せましたか?

知英:まだ見せていないです。できたばっかりなので。見て欲しいです。機会があったら送りたいです。メンバーが見たら、知らない表情がイッパイあるので、ビックリすると思います。

―もうすぐクリスマス。彼氏と過ごすことはないのですか?

知英:ないです。今年は、新しいスタッフさんと素敵なクリスマスをつくりたいです。

―いい人、募集中ですか?

知英:いいえ、仕事を頑張りたいです。

知英は、8月から日本の芸能事務所に入り、女優として活動スタート。レポーター陣から「歌よりも芝居のほうが好きなの?」と迫っていく質問にも、じっくりと考え、「新しい自分を作りたい。新しいイメージを見せたい」と回答。また、目指している方向には「自分に似合って、いろんな役をやってみたい」と伝え、憧れている女優さんの名前をしつこく聞かれても、答えることは無かった。

知英は今年4月にKARAを脱退。語学研修と演技レッスンのためにイギリスで短い留学生活を送った。その後、8月から日本の芸能事務所・スウィートパワーと専属契約を締結。知英(ジヨン)という名前で日本活動を開始している。

記者 : 野原誠治