チョン・ユミが語る3人の男たち…チェ・テジュン、ヨン・ウジン、チョン・ジュニョンの魅力とは?

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写真=ネオス
女優チョン・ユミ(30)は今年最も忙しい一年を過ごした女優だ。バラエティ番組から映画、ドラマまで体が10あっても足りないという言葉の意味を実感した。点滴をうち、ガールズグループのパワフルなダンスの源という高価な漢方薬も着実に飲んだが、結局は疲れ果てて倒れることもあった。

最も大変だった年ではあったが、別の意味では最も思いに残る一年になりそうだというチョン・ユミ。苦労をした分、深くなって広くなったような感じがするという。「死ぬほど大変だった」というチョン・ユミの表情はこの上なく穏やかだった。爽やかなハツラツとした魅力が、周りの空気を華やかなものにした。

―強行軍だったが、現在の体調は?

チョン・ユミ:「母の庭園」の序盤で体調を崩した。映画「トンネル」とバラエティ番組「私たち結婚しました」を一緒にやっても何ともなかったので、甘く見ていたようだ。結局体に異常がでた。ドラマの序盤を見ると、顔色が良くないのが目立つ。隠したかったけれど。

―体力を補うためにやったことは?

チョン・ユミ:休む時間が全くなかったので、まずは基礎体力で耐えた。そうやってもうとても無理だと感じた頃から体に良いというものは何でも食べて飲んだ。鹿茸、紅参、鮒のエキスまで。他にもガールズグループをステージで飛んで回れるようにするという魔法の漢方薬があると聞いて、ポンジンダンと言ったかな?それも服用しながら、体力を保つために頑張った。

―「母の庭園」を終えた感想は?

チョン・ユミ:ユンジュというキャラクターが、あまりにも我慢ばかりするようで最初は少し鬱陶しかった。なぜこんなに我慢をするんだろう?一回爆発してもいいのに。けれど、そのパターンが繰り返されてそれに馴染んだ。

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―ユンジュのように優しい嫁になれるか。

チョン・ユミ:これは答えを上手くしないと。正直に言うと、そこまで怖い義理のお母さんのもとでは暮らせないと思う。けれど、目上の人に礼儀正しくするのを重要に思っているほうだ。男性を見る時もその部分をチェックする。目上の人に良くする自信はある。

―ワントップの主演作は初めてで、プレッシャーも大きかったのでは。

チョン・ユミ:ここまでの長編ドラマは私も初めてだったし、前作の「ワンダフル・ラブ~愛の改造計画~」の成績が良くなかったのでさらにプレッシャーは大きかった。しかし、時間が経つにつれてどんどん慣れてきて、「毎日ドラマ(月~金曜日に放送されるドラマ)を経験して成長する」という周りの人々の言葉の意味が分かった。一緒に共演できる喜びに気付き、綺羅星のごとく有名な先輩俳優の方々からも多くのことを教わった。特にパク・グンヒョン先生が最も厳しかったが、その分多くのことを教えてくださった。

―パク・グンヒョンは後輩に厳しいことで有名だ。

チョン・ユミ:後輩たちの演技を正確に見てくださる。そんな中、最後の撮影の日に「これまで頑張ってくれた。よくやってくれた」とおっしゃった。本当にありがたく、涙が出た。予想していなかった褒め言葉だったけれど、その気分は言葉では説明できない。私がよくやってきたようで胸がいっぱいで、嬉しかった。

―人妻の役だったが、結婚についての悩みは?

チョン・ユミ:結婚はまだ私にとって遠くのことだと感じる。恋人もいないし、劇中で夫を演じたギジュン(チェ・テジュン)のような男性なら悪くないと思う。そんな人に出会いたい。

―母親が劇中で3人もいたが。

チョン・ユミ:そうなのだ。こんな経験は初めてだった。母たちが主人公だからか、実際私の母も本当に毎話を欠かすことなく見ていた。毎日のようにネタバレを求められた。けれど、私も意地があって絶対に漏らさなかった。本放送でチェックできる楽しさがまた特別なものなので。

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―チェ・テジュン、ヨン・ウジン、チョン・ジュニョン3人の魅力を語るなら?

チョン・ユミ:「母の庭園」のチェ・テジュンは魅力的な人だ。軽いようで真剣で、浅いようで深さがある。考えてみると1991年生まれなのに、どうやってこんな悩みをするか驚くこともある。最初はアイドルのような感じだったが、見る度に人間味を感じた。

「私たち結婚しました」のチョン・ジュニョンは生のままの自由奔放さを持つ人だ。その自由奔放さは誰も追いつくことができないと思う。その中に情熱とエネルギーがある人で、本人がやろうとしていることにおいては目標がはっきりとしている。「私たち結婚しました」ではやや軽く映っていたが、実際は考えも深い。家族や音楽への愛着が多い。才能やそのようなものは生まれ持っている人だと思う。恋人になれる可能性?ない。ハハハ。

「トンネル」のヨン・ウジンは本当にこの上なく良い人だ。人間味溢れる、気さくで人間的な人だ。年齢に比べて大人しい面がある。役者として悩んでいるところが私と似ていて、よく会話していた。同い年なのでもっとよく通じることもあったし、私が悩みを打ち明けるとちょうど私が望んでいたほどの大きさの答えが返ってきた。けれど、映画の撮影が終わってからはあまり連絡できていない。チョン・ジュニョンともあまり連絡できていない。

―バラエティ番組、映画、ドラマを同時に経験した感想は?

チョン・ユミ:広くなった感じだ。映画「トンネル」の場合、残念なところも残っているけれど、それも経験であるし、私の作品なので後悔はない。それぞれ異なる現場を経験し、成長したと思う。

―2003年にCMでデビューしたので、すでにデビュー11年目である。

チョン・ユミ:時間がこう流れるなんて私も思っていなかった。ただ一年、一年が過ぎていく感じであって、10周年だからと言って私が変わることはないと思う。すでに見せたものよりはこれから見せていく部分のほうがもっと多く残っている女優だと思う。個人的に変わったことは、周りに惑わされないで中心を保つようになったというところだと思う。最近はスキン・スキューバダイビングの資格をとるために努力している。忙しくて少し先送りにしていたが、また挑戦しないと。今は仕事と私をはっきり区別できる能力ができた。もっと余裕を楽しみたい。

記者 : キム・ジヒョン