“低所得アイドル”は高感度UP?M.I.BのKangNamからソン・ホジュンまで、新人スターは生活苦まで魅力

OSEN |

新人スターたちが自分たちの経済事情を素直に打ち明け、むしろ好感度を高めている。普通、芸能人は品位を維持するために、無駄なお金を使ったりするが、一部の新人たちが“けちん坊”のような姿を素直に見せて、視聴者から共感と支持を得ている。

芸能人の所得差は、これまで新聞の社会面に乗ってきた話題だ。「まさかそんなに?」と考えられていた事実がバラエティ番組を通じて自然に、そして大人しく、愛らしく描かれている。これまでブランド品に身を包んだ人気スターだけを見てきた視聴者にとっては、とても”新鮮”に映るのかもしかない。

トップランナーはJTBCのバラエティ番組「学校に行ってきます」に出演しているM.I.BのKangNam(カンナム)だ。この番組で、“低所得アイドル”と呼ばれている彼は、お金のない自身の状況を全く恥ずかしく思っていないため、視聴者から好奇心を引き出している。彼は友達に食べ物を奢るお金がないと、一人で売店に行ったり、よく制作陣にお金を借りる。借りた後には「8年間の分割払いで返す」と話した。

同じクラスになったモデルのナム・ジュヒョクと初めて会うと、「あなたは車に乗ってきたのか。僕は電車に乗ってきた。まだ人気が無くてね」と話した時、視聴者は笑わずにはいられなかった。彼は「この間は40万ウォン(約4万円)が入ってきたけど、先月は10万ウォン(約1万円)だった」と告白し、番組のリアリティを大幅にアップさせた。

このような告白が愛らしいと感じられるのは、彼がまだ可能性の方が大きい新人だからだ。GOT7のジャクソンもSBS「ルームメイト」シーズン2のインタビューを安いチェーン店で行い、「他のレストランに行くお金がない」と話し、視聴者とアイドルの距離を大幅に縮めた。

成功したアイドルでも変わらない。B1A4のバロは、華麗なアイドルスターと親孝行の間で悩んでいた過去を素直に語った。バロは最近、tvNのバックパック旅行プロジェクト「花より青春」で、「初めてのお給料をもらって経済的に安定し、両親が泣いたのを見て感動した。僕は稼いだお金を全て両親にあげた。正直免許も取りたいし、車も買いたい。プライベートな空間が欲しくて悩んだが、まず両親と家族が安定すべきだと思った」と話した。

さらに、初めての目標を尋ねられると「家を買うことだ。僕の家族に家を買ってあげたい」と強調した。

「花より青春」は俳優たちの事情もありのまま伝えた。ソン・ホジュンは東方神起のユンホに経済的に頼っていたことを素直に打ち明けた。彼は「ユンホがいなかったら、餓死していたかもしれない。ユンホが韓国から日本に行く事になった時『お兄さん、僕3ヶ月後に帰ってくるけど大丈夫?』と、インスタントラーメンとインスタントのご飯を数箱買ってくれた。本当にユンホが戻って来る時まで、ラーメン一つを何回かに分けて食べていた」と話した。

彼は野心が無さそうに見えるという言葉に「韓流スターになりたいとかそういう欲はないが、もちろん成功したい。僕はもらったものを返さなければならない。貰いすぎて、恩返しをするためには今よりもっと成功しなければならない」と話した。

彼らの素直な告白は、「花より青春」が本当の“青春”の素顔を見せてくれた一番印象的な場面だった。

自分の経済事情をあまりにも素直に話して話題となった“元祖”はMBLAQのイ・ジュンだ。彼は毎日安いチェーン店でキムチチャーハンを朝ごはんとして食べる日常などを公開し、MBC「黄金の漁場-ラジオスター」で周囲を爆笑させた。

記者 : イ・ヘリン