“元祖韓流スター”キム・ヨンジャ、韓国に帰国「日本で夫と離婚…無一文で自立」第二の人生に意欲

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写真=ムン・スジ
今年でデビュー40周年を迎える歌手キム・ヨンジャ。“演歌の女王”と呼ばれながら1日に1億ウォン(約1000万円)を超えるお金を稼ぐという噂があった。しかし、キム・ヨンジャは2年前に在日韓国人の夫と離婚し、無一文で自立した。自ら所属事務所を設立したキム・ヨンジャは韓国と日本を行き来しながら第2の人生を咲かせたいと期待していた。

キム・ヨンジャは14日午前11時30分にソウル瑞草(ソチョ)区リバーサイドホテルでデビュー40周年を記念する記者懇談会を開いた。この日、キム・ヨンジャは自身を巡る誤解や噂について直接釈明し、今後の活動に対する計画を明かした。


韓国のファンとより近くでコミュニケーションしたい

上気した顔で登場したキム・ヨンジャは「韓国と日本を行き来しながら活動してから今年で6年目になる。今日がその中で2番目に開催する記者懇談会だ。今日から人々に近づこうと思ってこのような場を設けた」と挨拶を述べた。

デビュー40周年を記念し、韓国で積極的に活動したいというキム・ヨンジャは「日本では演歌、バラードなどの様々なジャンルをこなした。日本では私の地位を確立した」とし「しかし、韓国では私のイメージがトロット(韓国の演歌)ジャンルに限られている。なのに他の歌を歌い、人々と遠くなった。40周年を記念し、私のことをより近くで感じさせるようにトロットジャンルで戻ってきた」と話した。

キム・ヨンジャは15歳だった1974年、ある放送局のオーディション番組を通じて「話してください」でデビューした。1981年に18歳年上の在日韓国人の夫と結婚したキム・ヨンジャは1988年に日本市場に進出し、元祖韓流スターとして活動した。しかし、キム・ヨンジャは外部に知られた事実とは違って不幸な結婚生活を送った。結局キム・ヨンジャは2年前に夫と離婚し、無一物の状態になった。


在日韓国人の夫との離婚後、現実を知った

キム・ヨンジャは「私は日本で活動したため、日本語が可能だった。でも、いざ活動をしてみると分からないことが多かった。それで夫に頼った。夫が私の将来を設計してくれると信じて働いた。でも40代半ばになって収益について確認していなかったことに気づいた。離婚の時に知った。私の名義になっていたものは何もなかった」と当時を振り返った。

「夫と離婚した2年前から自ら会社を設立して代表を務めている。気にする部分が多くて本当に大変だ。お金はたくさん稼いだが、私の名義になっているものは何もなかった。華やかに生きることはできなかったけど、何か得たものはあるべきだったが、そうじゃなかったのでこれからの人生を考えると漠々とした気持ちになった。どうすればいいのか分からなくてもどかしかった」

「日本で失敗して韓国に帰ってきたのではないか」という意見に対してキム・ヨンジャは突然涙を見せた。キム・ヨンジャは「ゼロの状態で戻ってきた。帰国の理由がお金になるかどうかは分からないけど、母国のファンの前で歌いたかった」とやっと話し始めた。

また「家族の前で歌いたかった。でもそんな風に(失敗して韓国に戻ったと)思われるかもしれない。そんな風に考える方がいても仕方がない。もっと早く韓国で活動をしたかったけど、夫の実家が日本であり、私も最後までやり尽くそうという性格なので日本にずっと滞在していた」と涙を流した。


デビュー40周年、第2の人生を咲かせる

キム・ヨンジャは「今年から第2の人生を咲かせたい。そして賢い女になる。自分の人生を直接設計する女性になりたい。自分の通帳もたくさん作ってみたい」と微笑んだ。

キム・ヨンジャは「韓国と日本を行き来しながら40年間活動し、40周年だということにまだ実感がなく、信じられない。でも多くの方々の前で歌っていると40周年を迎えることになった。多くの方々のおかげで今まで歌い、活動することになった。今年と来年にかけて両国でコンサートを開催する」と感想を伝えた。

デビュー40周年を迎えたキム・ヨンジャは昨年の「Amour Party」に続き、今年トロットジャンルの新曲「ジェンイジェンイ」を発表する。日本では10月8日に新しいアルバムを発売する予定だ。今年10月には全羅南道(チョンラナムド)光州(クァンジュ)、11月には慶尚南道(キョンサンナムド)蔚山(ウルサン)、2015年にはソウル公演を計画している。

記者 : キム・イェナ