「三銃士」CNBLUE ジョン・ヨンファ“後ろから見守るだけのキャラはもう終わり”

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「原作『三銃士』でもダルタニャンが好きでした。無垢だが、自身に与えられたこと、やらなければならないことは必ずやる一途な姿が僕の年とよく合うと思いました。ところで、いざ自分がこの役を演じることになって感無量です」

CNBLUEのリーダージョン・ヨンファが時代劇に初挑戦する。彼は、tvN新日曜ドラマ「三銃士」(脚本:ソン・ジェジョン、演出:キム・ビョンス)で田舎出身の武士パク・ダルヒャン役を演じる。12日、ソウル江南(カンナム)区新沙洞(シンサドン)で開かれた制作発表会でジョン・ヨンファは「時代劇か現代劇かは関係なく、台本を読みながら『僕がこの作品に出演できなくてもずっと台本だけはもらって読みたい』と思った」と作品への愛情を表現した。

初の時代劇で武士役を演じることになり、準備すべきことも多かった。まず剣術や乗馬の技術を身につけなければならなかったうえに、現代劇とは呼吸の違う時代劇をこなさなければならなかったため序盤は雰囲気に慣れず、迷ったりした。しかし、今は「車よりは馬に乗った方がもっとよい」「靴下よりはポソン(韓国固有の足袋)を履いた方がもっと履き心地がいい」と冗談を飛ばすほどになった。

これに対し、ジョン・ヨンファは「衣装や扮装もそうだし、特定の場所に行って撮影しなければならないので、むしろ時代劇の方がキャラクターにはまらせる要素が多いと思う」とし「キャラクターにもっとはまれるような気がして面白く撮影している」と話した。

彼をたくさん助けてくれた人々は、やはり「三銃士」に出演している俳優たちだ。「俳優たちと乗馬場で初めて会った。最初からかっこいい姿を見せることができず、ジャージを着ていたのでもっと仲良くなれたと思う」と伝えたジョン・ヨンファは「ドラマの序盤にパク・ダルヒャンが漢陽(ハニャン)に行くエピソードを撮影したとき僕一人だったけれど、とても兄さんたちに会いたかった。でも、いざ会ったら身分があまりにも違って近くにいられなかった。僕は床で転んでいたけれど、兄さんたちはそれを見ながら笑っていた」とエピソードを伝え、笑いを誘った。

何よりも「三銃士」がジョン・ヨンファにとって重要なのは、これまで彼が演じたことのない新しいタイプの人物を表現することになったためだ。「怖い物知らず、身を捧げるような感じだったのでダルヒャンというキャラクターに惹かれた」と言うジョン・ヨンファは「今まで(愛する人を)後ろから見守りながら、グラスを持って叶わぬ恋をする姿だけ表現したけれど、今回は『つかまなきゃ』と思えばすぐに追いかける役だったので僕には衝撃だった」と打ち明けた。

「もう見守るばかりではなく、このような役をしたいと思っていました。僕はバラエティも『ランニングマン』が好きです。そんなふうに身体を使って僕の情熱を表現できる役だと思いました。初撮影以降(ヤン)ドングン兄さんと一緒にご飯を食べますが、兄さんが『エレクトロニックギターのように演じてみろ』と言いました。大きい音がしてから静かになるような…。その言葉を聞いてショックを受けました。今まで本当に閉じ込められていたなと思いました。その点で『三銃士』は僕にとっては挑戦でしたが、いざやってみると本当に面白いです。キャラクターに沿ってジョン・ヨンファも明るくなるような気がしました」

過去愛する女性を何も言わず配慮する役を演じながら韓流スターになった彼にとってこのような挑戦が負担になるのではないだろうか。ジョン・ヨンファは「もう乗り越えようとしている」と強調した。「実は、僕も『三銃士』に出演する前まではそのようなイメージを捨てることができなかった。“アイドルスター”だと思っていた」と告白したジョン・ヨンファは「今回はそんなことは考えず、パク・ダルヒャンという人物そのものを作りたい気分だ」と付け加えた。

「シーズン3まですることって、見方によっては長い時間じゃないですか。僕もこれからパク・ダルヒャンがどういうふうに成長していくか気になります。シーズン2、3の内容は分かりませんが、シーズン1が終われば剣道を習ってみようと思っています。乗馬も続けるつもりです。僕をどんどんグレードアップしなきゃいけないという気がしますので。そんなふうにこれからのシーズンを準備しなければならないと思います」

「三銃士」は、韓国で17日午後9時に放送がスタートする。

記者 : イ・ジョンミン、イ・ミナ、写真 : イ・ジョンミン