「ミセン-未生-」ZE:A シワンからカン・ハヌルまで、キャスティング確定…8月中旬クランクイン&10月放送予定

OSEN |

写真=tvN
tvN金土ドラマ「ミセン-未生-」がキャスティングを完了し、近くクランクインする。

tvNの金土ドラマとして今年10月から韓国で放送予定の「ミセン-未生-」(原作:ユン・テホ、脚本:チョン・ウンジョン、演出:キム・ウォンソク)は、名実共に最高の漫画家であるユン・テホの同名のウェブ漫画を原作にしたドラマだ。「2012年韓国コンテンツ大賞漫画部門大統領賞」「2013年韓国国会大賞今年の漫画賞」などを総なめし、当代ウェブ漫画の最高権威作に挙げられている「ミセン-未生-」がドラマ化されるという期待感から、同ドラマは企画初期の段階から大きな話題を集めた。「ミセン-未生-」は社会に足を踏み入れたばかりの新入社員の目でサラリーマンたちの姿をリアルに描き“サラリーマンの教科書”という愛称で爆発的な人気を集めた。特に、仕事に閉じ込められて毎日泣いたり笑ったりするサラリーマンたちの人生と、その中の人間関係を具体的かつ感動的に描写し、既に多くの熱狂的なファンを生み出してきた。

今回のドラマで“乙”の人生を代弁する主人公チャン・グレ役には、ドラマ「太陽を抱く月」「トライアングル」や映画「弁護人」などで好演を見せたZE:Aのシワンがキャスティングされて注目を浴びている。チャン・グレはプロの囲碁棋士になる手前で挫折し、厳しい仕事を転々としてから総合貿易商社の研修社員になる青年で、根気強く勝負強い人物だが、高卒認定試験をパスして手にした高校卒業という学歴が全てという今の時代にはなかなか珍しいスペックを持っている。映画「ミセン-未生-」を通じてすでにチャン・グレを見事に演じたことがあるシワンが、奮闘する現代人の人生をリアルに再現し、数多くの視聴者から共感を得るものと思われる。

総合貿易商社の万年課長で、仕事中毒であり、部下からも上司からも信頼されるベテランのオ・サンシク課長役にはイ・ソンミンが確定した。前作を通じて毎回変化に富んだキャラクターを演じてきたイ・ソンミンは、唯一チャン・グレを後押しし、新しい運命を与える役割として登場する。

他の大手企業に勤めていて総合貿易商社に転職し、優れた業務能力で実務に早期投入される“ノムサビョク”(超えられない壁。それほど圧倒的な存在という意味)新入社員のアン・ヨンイ役にはカン・ソラがキャスティングされた。堂々としながらも思いやりのある性格の持ち主だが、嫉妬する先輩との関係の壁にぶつかるアン・ヨンイのキャラクターを繊細に表現する予定だ。

完璧な入社スペックを揃えるために長く準備してきた現代のリクルートの典型であるチャン・ベクギ役はカン・ハヌルが演じることになった。ドラマ「モンスター~私だけのラブスター~」でその存在を刻み込んだカン・ハヌルは、その後「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」「エンジェルアイズ」などの作品で頭角を現し、ドラマや映画でもっとも注目される俳優の一人として挙げられている。「モンスター~私だけのラブスター~」で築いたキム・ウォンソク監督とチャン・ユンジョン脚本家との信頼で今回の作品を選択し、制作スタッフと人一倍の相性を見せつけながら見せる活躍ぶりにも期待が集まっている。

現実世界に戻ってきた理想主義者のハン・ソクリュル役には、映画「監視者たち」と「野良犬たち」で強烈な印象を残した俳優ピョン・ヨハン、上司からは信頼される後輩だが後輩にとっては恐怖そのものの3年目の代理キム・ドンシク役には映画「ポイントブランク~標的にされた男~」「王の涙-イ・サンの決断-」「さまよう刃」などで活躍し、“ヒット作品のスパイス”という愛称を得た俳優キム・デミョンがキャスティングされ、熱演を披露する予定だ。tvNドラマへの出演を通じて数多くの実力派俳優たちが人気を集めただけに、演技への才能を生まれ持った2人の俳優が、今回の作品を通じて視聴者から大きな人気を集められるかにも関心が集中している。

また、能力のあるキャリアウーマンだが、育児と家事の現実の前に挫折するソン・チャジャン役は、女優シン・ウンジョンが演じることになった。仕事と家庭を両立させようとする実際の姿とキャラクターが絶妙に合わさったキャスティングで、視聴者から共感を得られると思われる。

今回の作品はtvN、Mnetドラマ「モンスター~私だけのラブスター~」で緻密な演出力を見せたキム・ウォンソク監督と、卓越したキャラクター描写の達人チョン・ユンジョン脚本家の新作ということでも視線を引き寄せている。時代の共感と、生活密着型のエピソードでストーリーをきめ細かく展開し、どのような感動と面白さを与えるのか期待を集めている。

キャスティングを終えた今回のドラマは、8月中旬頃にクランクインすることで長い道のりの一歩を踏み出す。“甲”たちの戦場に投げられた子どものような“乙”の奮闘。そして、その中で芽生える今日のサラリーマンたちの涙ぐましい友情を描いた「ミセン-未生-」は、29日から韓国で放送をスタートする「九厄少年」の後続作品として10月に放送開始予定だ。

記者 : パク・ヒョンミン