ドラマ「夜警日誌」放送スタート!華麗なCG、壮大なストーリー、熟練した演技…今後への期待が高まる第1話

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=MBC「夜警日誌」スクリーンショット
MBC新月火ドラマ「夜警日誌」(脚本:ユ・ドンユン、演出:イ・ジュファン)がベールを脱いだ。第1話から視線を圧倒する秀麗な見どころで視線を引きつけた。

ファンタジー時代劇を標榜する「夜警日誌」は鬼神を使う者と、彼らを抑えようとする者たちが共存する混沌の時代を扱った作品。物語は嫡統の王子であるイ・リン(キム・ヒス、後にチョン・イル)が正体不明の存在の襲撃を受けることから始まった。

イ・リンが宮で過ごしている平和な時間、突然日食が始まった。その隙を狙って鬼神を防いでいた宮の結界が壊れ、攻撃が開始された。イ・リンはユン宦官(イ・セチャン)と退魔師のチョ・サンホン(ユン・テヨン)の助けでなんとか逃げたが、得体の知れない存在の計略に巻き込まれて川に落ち、結局は生死の境をさまよう危機に陥った。

意識不明になったイ・リンを助けられるのは伝説の花、千年花だった。千年花は白頭山(ペクドゥサン)に暮らしているマゴ族の巫女ヨンハ(ユ・ダイン)だけが咲かせる花。イ・リンの父、ヘジョン(チェ・ウォニョン)は紆余曲折の末にマゴ族に出会えたが、イ・リンを助けられる唯一の存在であるヨンハはヨンシン族に連れて行かれた状態だった。

ヨンシン族は朝鮮を手の内に入れようと、封印された大蛇を起こそうとし、巫女であるヨンハを生贄として捧げようとした。ヘジョンとチョ・サンホンはヨンシン族の後を追いかけ、彼らの頭であるサダム(ユ・ソンオ)と昇天しようとする大蛇を払うことに成功した。そして、生き残ったヨンハが千年花を咲かせると約束した瞬間、イ・リンは奇跡のように目を覚ました。


この日の放送では、後に鬼神を見る能力を持つようになるイ・リンと彼を取り巻く宮の人々、ヨンシン族、マゴ族などの複雑に絡み合う因縁の始まりが描かれた。何よりも視線を引き付けたのは、華やかな見どころだった。ファンタジーの舞台になる時代的背景に焦点が合わせられただけに、見どころが豊富だった。ドラマではなかなか見られなかった存在が頻繁に登場し、好奇心を刺激した。CGで作られた大蛇の姿は、それ自体が圧倒的だった。

イ・リンを追いかける黒い煙は、主に魂として描写される鬼神の典型的な姿と異なり、斬新だった。ファンタジー映画に登場しそうなCGは驚くべきクオリティを誇った。封印された大蛇が自由自在に身体を動かしたが、違和感はなかった。第1話の始まりから最後までCGが登場したが、無理なく物語に集中できた。

もちろんハリウッド映画などと比較すると足りない部分も多いが、それを基準にするには無理がある。これまでに放送された韓国ファンタジードラマのCGのレベルを考えると、「夜警日誌」が見せてくれた技術力は確かに優れていた。ファンタジーの核心は華麗なCGとそれに応えるしっかりとしたストーリーにあるが、見どころでは高い点数を与えるに値する。

主演のチョン・イル、コ・ソンヒらはまだ本格的に登場していないが、主人公たちを取り巻くキャラクターたちが興味深く紹介され、期待に火をつけた。特に幼いイ・リンが目を覚ました最後のシーンは彼がどんな能力を持つようになるのか好奇心を刺激した。大人になった主人公たちが後にどのような縁で絡むのかも関心を集める。

「夜警日誌」はMBCが「太王四神記」以来久しぶりに放送されるファンタジー時代劇だ。目が離せない視覚的面白さで視線を引き付けることに成功した「夜警日誌」が、新たに始まった月火ドラマ大戦で勝利を手に入れることが出来るのか、期待が高まっている。

記者 : キム・ジヒョン