【アーティストと制作者の対談】EDEN×YANAGIMAN「メンバーに歌詞をほめられて、キュンと来ちゃいました(笑)」

Kstyle |

2ndシングル「言葉にできないけど」の発売日、プロモーションを兼ねてKstyleのオフィスに挨拶に来たEDEN。そこにサプライズで登場したのが今回の曲のプロデューサーYANAGIMAN氏。YANAGIMAN氏は、ケツメイシやファンキー・モンキー・ベイビーズを手がける日本でも超有名なプロデューサー。「お久しぶりです」と嬉しそうな表情を浮かべるメンバーのテヒョン、ヒソン、ヒョンジェとYANAGIMAN氏との間には見えない信頼関係が伺えた。

【プレゼント】EDEN直筆サイン入り「言葉にできないけど」ポスターを3名様に!応募はTwitterをフォロー&RT

―メンバーとYANAGIMANさんは、いつぶりなんですか?

YANAGIMAN:2ヶ月…? 3ヶ月ぶりぐらい…ですかね?

―あ、思ったほど、そんなに久しぶりではないですね(笑)

全員:そうですね(笑)

―制作期間中は毎日会っていたんですか?

テヒョン:毎日ではないですが、レコーディング中はYANAGIMANさんとずっといました。

YANAGIMAN:レコーディングが2日間8時間ぐらいでした。日本語がすごくうまくてびっくりした覚えがあって。そして、何しろかっこいいの! 僕、かっこいい人といるのが大好きで(笑) 超嬉しくて(笑)

―目の前にいるだけで華になりますもんね。

YANAGIMAN:そうそう、レコーディング中もそれだけでなんだか浮かれちゃってました(笑)

―今回、せっかく機会なので、対談をしてもらおうと思って、企画しました。Kstyleとしても実は、「アーティストと制作者」の対談は初めてです。

YANAGIMAN:わー嬉しい。
 
和やかな雰囲気で始まった今回のインタビュー ―― 今回、EDENとYANAGIMAN氏による「アーティストと制作者の対談」として、お互いの印象、レコーディング秘話をお届けする。
 

「EDENを見て、あ、ミュージシャンなんだなって安心した」

Q.お互いの第一印象を教えてください。まず、初めて会ったのはいつ頃なんですか?

YANAGIMAN:去年かな……寒かった記憶があるので、冬だね。印象は……何しろかっこよかったんだなぁ(笑) 俳優として活動もしていると聞いていたけど、音を聞いて、歌もすごくいいし、ギターやドラムとか楽器もできるし、“あ、ミュージシャンなんだな”って。ミュージシャンだったらミュージシャン同士で話ができるから、安心だなと思って。言葉とか関係なく、音楽で繋がることができるので。

テヒョン:僕のYANAGIMANさんの最初の印象は“平凡ではない方”だなと思いました。レコーディングした時も僕たち以上に情熱を持っていて、本当にびっくりしました。感情とか日本語の発音とか、本当にたくさんのアドバイスをしてくださって、いいレコーディングをすることができました。

ヒョンジェ:とても有名な方だと伺っていたので、気を遣わなくちゃとか、失礼のないようにとか、いろいろ心配をしていたんですが、第一印象はとても柔らかくて素敵な方だったので、実はレコーディング中ずっとすごく心安らかに、平穏に過ごすことができたんです。

ヒソン:僕もまずとても明るい方だなという印象でした。そして、音楽に対する愛情がすごく感じられました。そして、EDENに対してもすごく愛情を持ってくださって、それがとても嬉しかったです。YANAGIMANさんはとても有名な方なので僕たちは存じ上げていましたが、YANAGIMANさんは僕たちのことをご存じないと思っていたのに、こうして愛情をすごく感じることが出来てとても嬉しかったです。

YANAGIMAN:嬉しい、みんな、泣きそう……(笑)


「かっこつけてて話すの難しいんじゃないかなとか思った」

Q.初めて一緒にやると聞いたときのことを覚えてますか?その時の印象は?

YANAGIMAN:最初、プロデュースすることが決まって写真を見た時に、すごくかっこいいから、かっこつけててしゃべりづらいんじゃないかな、とか思ったの(笑)

―尖ってるんじゃないか、みたいな感じですか?

YANAGIMAN:そうそう、ちょっと尖った感じの印象があって、しゃべるのちょっと難しいのかなって。ちょっと緊張したというか。でも、意外とみんな優しくて、そして何よりミュージシャンであったことが嬉しかったというか。

―どんなところにミュージシャンという点を感じたんですか?

YANAGIMAN:実はテヒョンくんが1日だけ遊びに来てくれたことがあって。

テヒョン:はい、僕一人でYANAGIMANさんのスタジオに遊びに行ったんです。

YANAGIMAN:その時に自分が作った曲を聞かせてくれて、この曲もいいな、あの曲もいいなって話して、それで2人でちょっとセッションして1曲作ってみた時に、“あ、すごく音楽が好きなんだなー”と感じて、すごい嬉しかったの。あとは、セッションをしてしまえば、どういう音楽を作っているのかとか、音楽のクオリティとか分かるので、それでこの人たち素晴らしいなと思って。


岡本真夜さんも一緒に遅くまで話した夜…

―EDENのメンバーはどうでしたか?初めて一緒にやると聞いたときのことを覚えてますか?

テヒョン:日本でとても有名なプロデューサーなので、聞いた時とても緊張しました。でも、YANAGIMANさんのスタジオに遊びに行った時に、いろいろな音楽の話をして、その後、一緒にお食事にも行って、そこでもたくさんお話をして。

YANAGIMAN:そうそう、僕とテヒョンくんとスタッフ1人と3人で。あと、近所に岡本真夜さんが住んでいて、「遊びに来ない?」なんて電話したら来てくれて、岡本真夜さんと4人で、遅くまで話してました(笑)

―岡本真夜さんと! 豪華な……(笑)

テヒョン:そうなんです。でも、その時から音楽をすごい楽しむ人だなと感じて、嬉しかったですし、とても楽しかったんです。いい経験になりました。

YANAGIMAN:いろんなミュージシャンを紹介して一緒に曲を作って、そうやって日本で一緒にいろいろやっていければなと思って、どんどんいろんな方を紹介したいなと思ってます。

テヒョン:あと、レコーディングの前に韓国からスカイプ(のテレビ電話) でもYANAGIMANさんと話をしました。

YANAGIMAN:そうそう! ギター持って、こういう風に弾いたらかっこいいんじゃないかとか、そういう話をしたりしましたね。

―ものすごいミュージシャンな感じですね。ヒソンさんはどうですか?

テヒョン:僕は、「すごく有名な日本のプロデューサーの方と作品を作りますよ」と、一番最初に聞いた時に、まず緊張もしましたし、“どうしよう、ちゃんとできるだろうか”と、怖くなったりもしました。けれど、逆に新しいものを体験できるということに、自分の中で好奇心とか期待も持ちました。始める前に実は言葉が通じないことに対してある程度覚悟をしていたんですが、レコーディングを終えてみると実際は全くそういったことがなくて、むしろとても楽しく気楽な気持ちで臨むことができて、本当に楽しい時間になりました。

YANAGIMAN:嬉しいな。みんな撮影とかで忙しいので、スタジオに来る時にはメンバーもけっこう疲れてるんだよね。大変だなーと思いつつ、作業してて。だから、できるだけ短期間で、例えば2時間とか3時間とかで終わりたかったんだけど、「もう1回やらせてください」って全員言うのね。「もう1回やらせてください、もう1回やらせてください」って必ず言うから、えー大丈夫なのかなーとか思って、やっているうちに結局8時間とか……けっこう夜中までかかって。僕がOK出してるのに、まだやりますって言うんだよね、もういいのにーって(笑) ドラムに至ってはたぶん20~30回ぐらい録ったんじゃないかな。

ヒョンジェ:すごくたくさんやった記憶があります。


「日本のアーティストとのコラボも作りたい」

―ヒョンジェさんは、先日のインタビューでも「どうしてももう一回やりたくて、僕から言いました」って話してくれました。

ヒョンジェ:まず普通に他のプロデューサーの方と一緒に作品を作る時は、デモの通りに演奏したり、プロデューサーの方の“こう作りたい”という絵が見えればそこでOKになったりすることが多いんです。けれど、今回はそのいただいたデモ以上にこちらからもアイデアを出したら、それを本当に快く受け入れてくださって。自分はもっともっとやりたいという気持ちが強い人間なんですけど、今回いい機会をいただいてそれをもっと広げてくださったことにとても感謝しています。

YANAGIMAN:本当に上手なんですよ。全員歌もうまいけど、ドラムがすごく良くて。

ヒョンジェ:“もっとやってごらん、もっとやってごらん”と、言っていただけたので、そこに勇気をもらって、頑張れたところがあったと思います。

YANAGIMAN:僕は、日本のアーティストとドラム叩いてもらったりしたかったな。時間があればね……他のアーティストとコラボを作りたいと思ったんだけど、忙しそうだから時間がなかなか大変だけど、でもやったらすごく楽しいし。

EDEN全員:是非! 次は是非したいです。

YANAGIMAN:うん、日本のロックフェスとかも出れたら面白いよね。アーティストとのコラボも例えばバンドとかアイドルとか、いろんな可能性があると思うので、面白いと思う。


「EDENのインタビュー読んで、キュンと来ました(笑)」

Q.お互いに、今回の曲「言葉にできないけど」への思いを教えて下さい。

YANAGIMAN:僕、この間のインタビューを見ちゃったんですよ。そしたら、“すごくきれいな言葉を集めた歌詞で”って書いてあって、それがすごい嬉しくて、キュンと来ましたね(笑) 僕は心を全部きれいにしてから、歌詞を書くんです。そうしないと、感動しないから。普段の生活では嫌なこととかいろいろあるでしょうけど、でもそれを全部掃除して水で綺麗に洗って、できるだけピュアな気持ちになって、それから歌詞を書くとやっぱりすごく感動することが多いんだよね。それで、すごいいい歌詞ができたので、それに気がついてくれて、「世界中の美しい言葉を集めて書かれた歌詞」って言ってくれたので、“やー、嬉しい!”って、キュンと来ました(笑)

テヒョン:僕も歌詞が本当に美しいので、初恋が懐かしくなる曲だと思いました。本当にいい曲だと思います。1stシングルの「Never Cry」とはまた違う雰囲気で、ファンの皆さんと一緒にライブで盛り上がれる曲だと思います。サビの部分の「WOW~」っていうところは、特にみんなで盛り上がれると思うので、すごい楽しみにしています。

YANAGIMAN:そうだね。そこはみんなで一緒に歌ってもらいたいところだね、作る時お客さんも参加できた方が絶対いいと思ったので。英語の歌詞の部分もみんながきっとすぐ覚えてくれるだろうと思って。

テヒョン:メロディもすごく簡単なので、一回聞いたら覚えやすいなって。

YANAGIMAN:Aメロの部分の言葉が詰まっている部分が、メンバーみんな苦労していました(笑)

―ヒソンさんもインタビューの時もラップみたいって言ってましたね。

YANAGIMAN:そうそうそう! そこはすごい苦労してました。いろいろチャレンジして、1オクターブ下で歌ったやつがすごくかっこよくて。レコーディングの時、ヒソンくんは撮影ですっごい忙しかったんだよね。

ヒソン:撮影は撮影でとても忙しかったんですけど、レコーディングにはちゃんと準備をして曲も聞き込んですごいいい曲だなと思って臨んだんですが、やっぱり今おっしゃっていたAメロの部分がすごく難しくて……曲の味を出すのがなかなかできなくて、本当に難しかったです。

YANAGIMAN:僕、けっこう最初の段階でOK出したんだけど、何度もやり直すので、何かすごく考えているんだろうなって。みんな、負けず嫌いなんだろうね。

ヒソン:元々テヒョンさんが歌う予定だった部分で、すごく詩的で素敵な表現のフレーズがあったんですが、これ僕が歌いたいなって思って「頂戴」って言って奪ってしまったんです(笑)

テヒョン:残念でした(笑)


「OK出してるのにもう一回やりたいって何度も…(笑)」

―歌詞を奪ってしまうほど(笑) メンバーそれぞれがとても意欲的で、すごいですね。

YANAGIMAN:そう、何しろ負けず嫌いさっていうのがすごいよね。ドラマの撮影中だったので、台本を見せてもらったら、すごい分厚い台本で。それを明日までに覚えなきゃいけないって言いながら、それでもレコーディングは続けるんだよね。もういいから、もう大丈夫だからって言ってるんだけど(笑) ヒョンジェくんもその時は中国から来たもんね。

ヒョンジェ:そうですね、中国で映画の撮影中だったので。

YANAGIMAN:そう、飛行機で帰らなきゃいけないんだけど、もう一回もう一回ってやっているうちにギリギリになって、怖かったっていう……(笑)

ヒョンジェ:ずっと音楽をやってきたんですが、役者として演技活動も始めて、1つの作品に入ってしまうと自分の音楽の活動ができなくて、撮影中というのは音楽にとても飢え渇いてしまうんです。それでその中国での撮影中にやりたいやりたいって思っていたところに、レコーディングでご一緒させていただいたので。レコーディングを終えて、さらに活力を得て撮影に集中することができました。

YANAGIMAN:そうなんだ。逆に良かったんだね、良かった。ちょうどすごく寒くて、みんなで焼き肉を食べて、ちょっと風邪気味で具合が悪かったんだよね。

テヒョン:そうですね、ちょっと毎日疲れていて……(苦笑)

YANAGIMAN:レコーディング中もみんなが楽器弾いているところ、録ってたんだよね。こうやって。


<撮影:YANAGIMAN氏>


「6/8のライブ、僕も楽器持って行きます!EDENとステージに立つ」

―EDENにとって今回の「言葉にできないけど」は、ステップアップや今後の音楽活動に大きな影響を与えたのではないでしょうか。

テヒョン:今回、本当によりたくさんの人たちが僕たちのために協力してくださいました。そして、本当に関心を持って支えて下さったと思っています。そして、その分とても楽しく、有意義な時間を持つことができたので、自分たちも一生懸命後悔のないレコーディングが出来たと思います。自分たちももちろんそうですけど、他の方々の協力があったので、いい結果というのは後から自ずとついてくるのではないかと思います。また機会があったら是非YANAGIMANさんと一緒に作品を作っていきたいと思います。

―6月8日にはEDENのライブもありますが、楽しみですね。

YANAGIMAN:僕も行きます、行きます。楽器持って行きます!

―お、YANAGIMANさんも出演決定ですか!?

テヒョン:一緒にステージに立ちましょう!

YANAGIMAN:一緒にステージ立っちゃいます。うん、楽器持って行きます。

テヒョン:楽しみにしてください! 是非応援してください。

■リリース情報
EDEN 2ndシングル「言葉にできないけど」
4月23日(水)リリース

■イベント情報
「EDEN 1st JAPAN Fan Meeting」
開催日:2014年6月8日(日)
開場 / 開演:17:30 / 18:00
会場:Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
(〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2−29−5 渋谷プライム6F)
チケット代金:8,000円(税込・全席指定) ※3歳以上要チケット
チケット一般発売日:2014年5月8日(日)10:00~
お問合せ:DISK GARAGE 050-5533-0888 (weekday12:00~19:00)

※Fan Meetingでのサイン会も決定!
全国のCDショップで対象商品(全3形態のうちいずれか) をお買い上げ頂いた方で、Fan Meetingにお越し頂いたお客様は、本編終了後に行われるCDジャケットサイン会にご参加頂けます。

EDEN Japan Official Site:http://eden-japan.jp/

記者 : Kstyle編集部、撮影 : 朝岡英輔