「王の涙」ヒョンビン&チョン・ジェヨン、男同士の熱い友情を描いた名作誕生となるか?
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写真=映画「王の涙-イ・サンの決断-」のワンシーン
時代劇映画「王の涙-イ・サンの決断-」(制作:チョイスカットピクチャーズ)に出演する俳優ヒョンビンとチョン・ジェヨンが、男性同士の特別な相性が光ったヒット作に続く見通しだ。ヒョンビンとチョン・ジェヨンは「王の涙-イ・サンの決断-」で、常にある暗殺の脅威の中、史上最高にドラマチックな人生を生きた朝鮮王朝の第22代目の王、正祖(チョンジョ)と彼の最も近くで補佐する王の影のような存在である尚冊(サンチェク、朝鮮時代に書籍の管理をしていた官僚)役を務めた。
正祖と尚冊はお互いに対する絶対的な信頼と憐憫を持つ特別な王と臣下として、正祖の王世孫時代から一緒に登場し映画を率いる中心的な役割をする。
正祖と一緒に尊賢閣(ジョンヒョンガク)に滞在しながら王の書庫を管理し、誰よりも正祖を理解する尚冊の姿は微笑ましさを超え、感動さえも与える。便殿で尚冊が「中庸」を読み上げるシーンと禁衛営(クムウィヨン、朝鮮時代の中央軍)武器庫での正祖と尚冊の問答シーンは男同士の共演の魅力が圧倒的に際立つシーンだ。また正祖の怒りで背中の筋肉が作られた背景には尚冊の人知れぬ苦労が隠れているという。
正祖と尚冊の関係は「王になった男」(2012、監督:チュ・チャンミン)の中の光海君(イ・ビョンホン)とホ・ギュン(リュ・スンリョン)の関係に似ており、正祖と尚冊の厚い信頼は深い感動を与える。
チョン・ジェヨンは共演したヒョンビンについて「男らしく、努力する俳優だ」と褒め、二人の俳優は共演を通じて親交を深め実際でも抜群の相性をアピールしている。
正祖に変身したヒョンビンの重みのある演技とチョン・ジェヨンの深みのあるキャラクター演技が作り上げた完璧な相性は、映画に対する期待を高め、2014年の時代劇ブームを切り開く予定だ。
「王の涙-イ・サンの決断-」は丁酉逆変をモチーフに朝鮮時代に王になった正祖の暗殺をめぐり、殺そうとする者と生かそうとする者、生きなければならない者のすれ違う運命を描いた作品だ。ヒョンビン、チョン・ジェヨン、パク・ソンウン、チョ・ジョンソク、チョ・ジェヒョン、キム・ソンリョン、ハン・ジミン、チョン・ウンチェなどが出演し、MBCドラマ「チェオクの剣」「ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー~」「キング~Two Hearts」を演出したイ・ジェギュ監督のスクリーンデビュー作である。韓国で30日に公開される。
記者 : チョ・ジヨン