【PEOPLE】ハ・ジウォンを構成する5つのキーワード

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ハ・ジウォン

女優が憧れる女優ハ・ジウォン。
多くの女優がハ・ジウォンを自分のロールモデルとして挙げることを躊躇しない。それは男性俳優も同じだ。チョ・インソン、カン・ドンウォン、クォン・サンウ、イ・スンギなど彼女と共演を果たした男性俳優は、彼女が「自分の理想のタイプに最も近い女性」と褒め称える。一時は“セクシークイーン”として活躍し、また一時はアクション専門女優として“韓国のアンジェリーナ・ジョリー”と呼ばれ、絶頂の人気を誇った。そしてハ・ジウォンは最近、MBCドラマ「奇皇后」でこれまで積み上げてきた底力を存分に発揮し、“興行クイーン”という修飾語まで取り戻した。「私は本当にあの人になって泣き、本当に恋に落ちた。あの人になって生きること。私の演技はそれがすべてだった」(ハ・ジウォンのエッセイ集「今、この瞬間」から)と話す彼女。自己管理に徹底し、熱い情熱を持ったハ・ジウォンの演技人生は今日も現在進行形だ。


チ・チャンウク

「奇皇后」の最大の受益者として浮上した俳優。
ハ・ジウォンが演じるキ・スンニャンに対する純愛を見せる男で、どんどん狂っていく王タファン役を演じたチ・チャンウクは、毎回ずば抜けた演技を披露して「奇皇后」に活力を加えた。学生時代に多くのミュージカルと短編映画に出演し、エキストラから始めて着実に磨いてきた基本技は“ケミ(共演俳優の相性を示すケミストリーの省略)の女王”ハ・ジウォンと会って光を放っている。最近、チ・チャンウクはカン・ウソク監督の新作「二捕卒」にソル・ギョングと一緒にキャスティングされ、“次世代スター”の予感を感じさせた。彼をキャスティングしたカン・ウソク監督は「新鋭だが、大物ソル・ギョングに匹敵する強力なライバルになるだろう」という賛辞まで惜しまなかった。俳優チ・チャンウクが満開する日も遠くない。

ハ・ジョンウ

俳優、監督、画家として活躍している多彩な経歴の持ち主。
“俳優キム・ヨンゴンの息子”として先に名前を知らせたハ・ジョンウは、大学で磨いた演技力をもとに映画「許されざる者」(2005)、「絶対の愛」(2006)、「チェイサー」(2008)を経て“今最もホットな俳優”になった。特に、昨年「ローラーコースター」で監督としてデビュー、「第9回 大阪アジアン映画祭」で「来るべき才能賞」を受賞した彼は、主演俳優兼監督を務める映画「いつか家族に」でハ・ジウォンと共演することが決まり、関心を集めている。以前から共演したい女優にいつもハ・ジウォンを挙げ、ラブコールを送ったハ・ジョンウは「いつか家族に」を通じてその夢を叶えた。今年、2人の挑戦がどれぐらいの成果を上げられるか期待が集まる。

ヒョンビン

兵役を終えた俳優。
最近、海兵隊を無事に除隊したヒョンビンは、韓国で今月30日に公開される映画「王の涙-イ・サンの決断-」を通じて華やかな復帰を告げる。ヒョンビンとハ・ジウォンはSBS「紳士の品格」(2012)、「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」(2013)などを執筆したキム・ウンスク脚本家の「シークレット・ガーデン」(2011)を通じて初めて呼吸を合わせた。神経質な御曹司キム・ジュウォンとスタントウーマンキル・ライムとして共演した2人は、自分たちの演技力を最大限に発揮し、シンドロームに近い反応を引き出した。それから約3年が経った今、それぞれドラマと映画で最高の人気を誇っている2人。果たして彼らの2度目の共演はいつになるか、楽しみである。

BIGBANG

「江南(カンナム)スタイル」でワールドスターになったPSY(サイ)と一緒に広告を撮影したハ・ジウォンは、これをきっかけにBIGBANGと会うようになる。BIGBANGは当時「シークレット・ガーデン」で最高の人気を博していたハ・ジウォンを自分たちのコンサートに招待し、コンサート中に「シークレット・ガーデン」をパロディーした映像を流して彼女に対する愛情を示した。また、ハ・ジウォンは某バラエティ番組で「共演してみたい俳優」を聞く質問に「年下の俳優がいい。BIGBANGのT.O.Pと共演してみたい」と答え、T.O.Pにラブコールを送った。映画「戦火の中へ」「同窓生」に続き、「タチャ-神の手-」(仮題)にまで名を連ねた俳優チェ・スンヒョン(T.O.Pの本名)。彼とハ・ジウォンの共演も不可能なことではない。

タン・ウェイ

映画「ラスト、コーション」と「晩秋」を通じて韓国で有名な中国女優。
ハ・ジウォンは中国・北京で開催されたファッションショーに韓国代表として出席した時、偶然出会ったタン・ウェイと“ヒョンビン”という共通の知り合いの話で急激に仲良くなった。「晩秋」でヒョンビンと共演したタン・ウェイはハ・ジウォンに「『シークレット・ガーデン』と『ファン・ジニ』を全部見た」と挨拶し、ハ・ジウォンも彼女の出演作を面白く見たと答えた。その後、第47回百想芸術大賞の授賞式で授賞者と受賞者として再会したハ・ジウォンとタン・ウェイは、ステージに上がって熱いハグを交わし、2人の親交を見せてくれた。

イ・ユンジ

以前から「ハ・ジウォンは私のロールモデルだ」と公言してきた女優。
「キング~Two Hearts」で初めてハ・ジウォンと共演したイ・ユンジは、「イ・スンギさんやチョ・ジョンソクさんとの恋愛模様よりも、ハ・ジウォンさんとの初めての撮影でより緊張した」と話した。また、自身のTwitterにはハ・ジウォンと撮った写真とともに、「あの方の肩にもたれる日が来るなんて。少女のように緊張した」という書き込みを掲載し、笑いを誘った。その後、KBS 2TV「王家の家族たち」のインタビューで会ったイ・ユンジは「優れた自己管理とアクション演技の秘法を学びたい」と話し、依然として“ハ・ジウォン病”にかかっていることを認証した。近いうちに可愛らしいイメージを抜け出して、アクション女優として映画で活躍するイ・ユンジに会えるかもしれない。

アン・ソンギ

第1世代の“国民的俳優”であり、ハ・ジウォンの先輩で師匠。
ハ・ジウォンはアン・ソンギと共演した映画「真実ゲーム」(2000)を通じてスクリーンデビューを果たし、その翌年に第24回黄金撮影賞の授賞式で最優秀人気女優賞を受賞して自分の名前を知らせた。2人の縁はSF大作「第7鉱区」まで続く。その後、ハ・ジウォンはアン・ソンギの提案により、グッドダウンローダーキャンペーンに参加し、持続的な関係を維持する。昨年、ハ・ジウォンはグッドダウンローダーキャンペーンの撮影現場で「アン・ソンギ先輩はまるで空気のようだ。自分の存在を強調しないが、必ずそばにいなければならない存在」とアン・ソンギを褒め称えた。まさに俳優が尊敬する俳優である。

イ・ジェギュ監督

ハ・ジウォンへの愛情だけ考えれば、この方も欠かせない。
ドラマ「チェオクの剣」を通して彼女と初めて会ったイ・ジェギュ監督は“ハ・ジウォンのアクション本能”を引き出した監督として評価される。現在、ハ・ジウォンのイメージの中で最も大きな部分を“アクション”が占めていることを考えれば、ハ・ジウォンの真価に気づいた初めての監督である。その後、ハ・ジウォンはイ・ジェギュ監督のオファーを受けてMBC「キング~Two Hearts 」でイ・スンギと呼吸を合わせ、もう一度“興行クイーン”の面貌を証明した。ヒョンビンの復帰作である「王の涙-イ・サンの決断-」の演出を務めたイ・ジェギュ監督。もし「シークレット・ガーデン」出身の2人の俳優が再び共演するとしたら、最も適した演出者は彼だと思う。

WAX

歌手WAX。
ハ・ジウォンはWAXのデビュー曲「兄さん」のミュージックビデオに出演したのはもちろん、音楽番組のステージにも上がって自分の名前を知らせた。その後、ハ・ジウォンはMBC「黄金漁場-ヒザ打ち導師」に出演して「『兄さん』と映画『人生の逆転』のOST(劇中歌)『ホームラン』は本当に忘れたい瞬間」と話したが、この時に得たセクシーなイメージはハ・ジウォンが映画「セックス イズ ゼロ」などに出演するきっかけとなった。また、当時ハ・ジウォンにダンスを教えた振付師が「もし女優にならなかったら、ダンサーになったはず」と彼女の才能を絶賛したという裏話もある。ハ・ジウォンが体を使うアクション演技が得意なことにはすべて理由があるようだ。

記者 : キム・グァングク、翻訳 : ナ・ウンジョン