旅客船沈没でテレビ番組は6日目もオールストップ…疲弊した視聴者「うつ病にかかりそうだ」

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写真=マイデイリー DB
「このままだと本当にうつ病にかかりそうだ」

16日午前、全羅南道(チョルラナムド)珍島(チンド)の沖合で旅客船セウォル号の沈没事故が発生して6日が経った。韓国には依然として憂鬱な雰囲気が漂っている。

地上波3社、総合編成チャンネルは先を争ってセウォル号の沈没事故に関するニュースをリアルタイムで報じている。各テレビ局のタイトルを掲げ「ニュース特報」という名で番組表をリアルタイムで再編成するほど、重大な国家的事故であることは否定できない。

だが、事故発生6日目、韓国には依然として憂鬱な雰囲気が漂っている。バラエティ番組はもちろん、ドラマも次々と休止となる状況が続くと、視聴者たちは少しずつじれったさを訴えている。

言葉通り“オールストップ”だ。国民たちは24時間放送されるニュース特報を見てセウォル号沈没事故のニュースを聞いてはいるが、その他の番組は90%以上見られないのが現状だ。これに対してネットユーザーたちは、6日間も続く放送休止というニュースに疲弊している。

写真=KBS、CJ E&M
一部のネットユーザーたちは「バラエティ番組はともかくとして、ドラマは放送して欲しい」「このままだと本当にうつ病にかかってしまいそうだ」「国民たち皆が、本当に頭の中がボーッとしてしまいそうだ」「もうそろそろ通常編成に戻らなきゃ」「悪夢を見ている」「今週末はずっと同じ内容ばかり見ていた」などの反応を見せている。

21日、KBSは月火ドラマ「ゴールデンクロス」がドキュメンタリー番組と二重編成されており、バラエティ番組「国民トークショー アンニョンハセヨ」は放送休止となる。MBCは毎日ドラマ(月~金まで放送されるドラマ)「母の庭園」が欠放を確定し、月火ドラマ「奇皇后」は放送される予定だ。しかし、MBCは当分バラエティ番組は放送休止にすると明かした。

また21日、SBSは毎日ドラマ「大切に育てた娘 ハナ」と月火ドラマ「神様がくれた14日間」の編成を巡って議論しており、欠放となった場合はSBSニュース特報を放送する予定だ。バラエティ番組「ヒーリングキャンプ」の放送時間帯である夜11時には「特集セウォル号の沈没事故、その6日間の記録」に代替編成される。

一方、CJ E&MはケーブルチャンネルtvNで26日に放送される「SNL KOREA」、27日に放送される「コメディビッグリーグ」などの番組の欠放を決定した。

記者 : シン・ソウォン