EXOからT-ARA ジヨンまで、今週も続く音楽界の休業宣言…再開後の競争はより一層熾烈に

TVREPORT |

写真=各所属事務所
2014年4月16日、旅客船セウォル号の沈没事故が発生した。韓国中が衝撃と失意に陥っている中、歌手たちの活動が中断された。人々を楽しませるための歌が、今の状況では鳴り響くことが出来ないからだ。

事故発生から6日がたった21日、新たな一週間が始まる月曜日。しかし、休業を宣言した音楽界は依然として静かだ。新曲の発売延期を皮切りに、公式スケジュールは相次いでキャンセルされた。関連したプロモーション活動も当分の間、再開の計画はない。

まず、各放送局の音楽番組の放送休止が確定したため歌手たちが新曲を披露するステージがなくなった。もちろん、すべての歌手が新曲発表後にテレビ番組に出演するわけではないが、テレビ出演をしない歌手だとしても、新曲を公開し、宣伝するというのは情緒上合わない。

2010年に起きた天安艦沈没事件のときも、各放送局の音楽番組は1ヶ月間放送されなかった。今回のセウォル号事故の影響のため、しばらくの間は音楽番組は編成されないものと見られる。そのため、歌手たちの活動中断は長期化する見通しだ。もちろん、再開されたとしても、歌手たちの競争はより一層熾烈に繰り広げられることが予想される。

4月に活動していた歌手たちが活動を止めたり、カムバックを先送りにしている状態であるため、自然と5月にカムバックする歌手たちと活動時期が重なる。5月にカムバックするラインナップには錚々たる名前が並んでおり、6月に開催される2014年FIFAワールドカップブラジル大会を前に、新曲ラッシュが続く予定だった。実際、遅れたカムバックのスケジュールと計画された時期を新たに調整するための動きがキャッチされている。

ある事務所の関係者はTVレポートに対し、「音源の発売日を再協議する歌手がとても多い。EXOとのカムバックを避け、歌手たちのカムバックは4月末、5月初旬に集中していた。しかし、セウォル号事故のため、5月に移った。5月にカムバックを計画していた歌手たちと重なり、配信チャートと音楽番組のカムバックステージの競争がさらに熾烈になった。正直、心配が大きい」と打ち明けた。

今月15日、カムバックショーケースを開催したEXOはニューミニアルバムのタイトル曲「Overdose(中毒)」の発売と韓国活動を保留した。17日に予定されていたジョンギゴの「Want U」、Block Bの「JACKPOT」、SG WANNABE キム・ジノの「木の音」、18日のLENA PARK(パク・ジョンヒョン)の「SYNCROFUSION」、ヤン・ヒウンの「意外な出会い」など、すべて発売をキャンセルした。21日のG.NAの「綺麗な下着」、25日のFIESTARの「もう一つ」、30日のT-ARA ジヨンの「1分1秒」、今月末カムバックを予告していたINFINITEもカムバックの延期を伝えた。

記者 : キム・イェナ