「王の涙」ハン・ジミン、ヒョンビンに対し“今までで一番会話を交わせなかった相手役”

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同い年のハン・ジミンとヒョンビンが映画「王の涙-イ・サンの決断-」で共演したが、親しくなりにくかった理由を打ち明けた。演技人生初の時代劇挑戦で若い王、正祖(チョンジョ)役を演じたヒョンビンは宮殿最高の野心家である貞純(チョンスン)王后役のハン・ジミンと対立する演技を披露した。

2日午前11時、ソウルロッテシネマ建大入口(コンデイック)店で映画「王の涙-イ・サンの決断-」の制作報告会が開かれた。ここにはイ・ジェギュ監督をはじめ、ヒョンビン、チョン・ジェヨン、チョ・ジョンソク、ハン・ジミン、チョン・ウンチェ、パク・ソンウンなどが出席した。

正祖(朝鮮王朝の第22代目の王)即位1年、王の暗殺を巡って繰り広げられる事件を描いた「王の涙-イ・サンの決断-」は、ドラマ「チェオクの剣」「ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー~」「キング~Two Hearts」などの作品を成功させたイ・ジェギュ監督のスクリーンデビュー作であり、「シークレット・ガーデン」「レイトオータム」などでトップ俳優になったヒョンビンの除隊後の映画復帰作として、注目されている。

ハン・ジミンはヒョンビンに対し「今までで一番会話を交わすことのできなかった相手役だったと思う」と話した。これに対し、イ・ジェギュ監督は「劇中の役のせいでそうだったのかも知れないけれど、二人には初対面から何かあったのでそうなるしかなかった」と言い、好奇心を刺激した。イ監督は「ハン・ジミンが急ブレーキをかけたけれど、その前の車にヒョンビンがいた」と話した。

ハン・ジミンは「私が急いで運転している途中で急ブレーキをかけたけれど、その前の車にヒョンビンさんがいて、それが初対面だった」と言い、イ・ジェギュ監督は「その時から貞純皇后と正祖の関係は悪くなった」と言って笑いを誘った。

「王の涙-イ・サンの決断-」で悪役に初挑戦するハン・ジミンは「女優生活をしながら一度くらいは悪役に挑戦したいと思ったし、イ・ジェギュ監督と一度は一緒に作業したかった。悪役をする中で貞純皇后が悪い人物だと思うよりは、シーンの中での感情を沢山考えながら撮った」と付け加えた。

「王の涙-イ・サンの決断-」では、正祖を近くで補佐しながら王の書架を管理する尚冊(サンチェク、朝鮮時代に書籍の管理をしていた官僚)役にチョン・ジェヨン、正祖の母親の恵慶宮(ヘギョングン)洪(ホン)役にキム・ソンリョン、殺手を供給するクァンベク役にチョ・ジェヒョン、禁衛営(クムウィヨン、朝鮮時代の中央軍)隊長ホン・グクヨン役にパク・ソンウンがそれぞれキャスティングされた。同映画は、韓国で4月30日に公開される。

記者 : イ・ジョンミン、チョ・ギョンイ、写真 : イ・ジョンミン