B1A4 バロ「僕は運がいい人…メンバーたちには申し訳ない」― アイドルを超えた俳優4人

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ドラマと映画で大活躍する4人のアイドル出身俳優

これ以上、人気に後押しされたアイドル出身という修飾語は必要ない。一気にドラマと映画を掌握し、人気はもちろん、演技力まで認められているためだ。人気と演技力を同時に手にしたアイドル出身の4人を紹介する。

B1A4バロ

独特な音色を持つラッパーのバロにこんな姿があると誰が想像したのだろうか。最近高い人気を得て放送を終了したtvN「応答せよ1994」のピングレ役を演じたバロの役者デビューは、それこそ大成功だった。初の演技挑戦という言葉が信じられないほどの好演に視聴者たちは彼を演技も上手なバロと認識した。

―「応答せよ1994」で演技に初挑戦した感想は?

バロ:スタートがとてもよかったと思う。期待した以上に、身に余るほどの愛を受けた。几帳面で感性的な監督に出会って色々とお世話になり、共演した俳優の方々にもいろいろ教えてもらい、幸せな一年だった。

―「応答せよ1994」キャスティングの裏話が気になる。

バロ:オーディションがあると聞いて志願した。忠清道(チュンチョンド)出身の人を探していると言われたので受かるという予想や期待などはなかった。全羅道(チョルラド)訛りでオーディションを受けたけれど、ありがたくキャスティングされた。後ほど監督のインタビュー映像を見たら、僕のパガジモリ(おわんを被ったような丸い髪型)スタイルが監督が思ったピングレのイメージとよく合ったと言っていた。

―「応答せよ1994」に出演する前、準備したことがあるのか?

バロ:台本の読み合わせの時から忠清道方言を研究した。メンバーのシヌゥ、ジニョン兄さんが忠清道出身で沢山教えてもらった。監督は方言がとてもリアルでいいと言ってくれた。ソウルの人のように言いながら、少しずつ方言を混ぜて使うため努力した。

―前作「応答せよ1997」の人気が非常に高かったのでプレッシャーもあったと思う。

バロ:もちろんなかったとは言えない。放送前から撮影をしていたけれど、その時から僕のせいで作品が駄目にならないようにと願った。アイドルという固定観念のため、作品に迷惑をかけるのではないかと色々考えた。正直に言って心配があまりにも多かった。

―B1A4のメンバーたちと共に「応答せよ1994」OST(劇中歌)「君と一緒に」のリメイクにも参加した。

バロ:僕たちと似合うように編曲されたと思う。ただ僕がラップパートで歌詞を書かなければならなかったけれど、原曲の歌詞を見てそれに似合う歌詞を書くことが難しかった。きちんとできなかったようで、残念だった。あまりにも今の感じで歌詞を書いたのではないかと思っている。昔の感性ももっと感じてみて当時の歌詞も探してみて書けたらよかったのにと思った。

―「応答せよ1994」撮影現場の雰囲気はどうだったのか?

バロ:和気藹々とした雰囲気だった。皆疲れていたけれど、エネルギーを失わないため努力した。監督も楽しかったし。

―撮影現場では誰と一番仲良くしていたのか?

バロ:皆と仲良くしていた。特に、Tiny-Gのドヒといる時沢山いたずらしたと思う。ドヒはとても愛嬌のある人だ。撮影現場ではドヒがムードメーカーだった。

―「応答せよ1994」を撮影する前と変わったことがあるのか?

バロ:顔を見て分かってくれる人が多くなった。前は小学生、中学生、高校生やアイドルに興味がある方だけが分かっておられたとすれば、今は多様な年齢の方が分かってくださっている。

―B1A4のメンバーたちが沢山応援してくれたと思う。

バロ:実はメンバーたちに申し訳ないことが多い。アルバムの準備は皆でしなければならないのに、僕には初の演技挑戦だったので序盤にはドラマの撮影だけに没頭した。経験がないためマルチができなかった。そんな時、メンバーたちがよく宥めてくれて力になってくれた。メンバーたちがいなかったら大変だったと思う。

―「応答せよ1994」では父の夢を追って医大にまで進学するピングレだった。実際はどうなのか?

バロ:僕は僕がやりたいことを最後までやらなければ気が済まない性格だ。ピングレのように親の夢だから医大に進学することはなかったと思う。むしろ僕は何かを達成して親に見せてあげたと思う。実際、僕の親も勉強しろという話はしたけれど、そのことでプレッシャーをかけたことはない。いつも見守ってくれた。

―「応答せよ1994」を終えた感想は?

バロ:一番先に僕は運がいい人だと感じた。多分僕と同じ年頃の人なら将来についてピングレと似たような悩みを持っていると思う。僕は確かな夢を持っているではないか。その道をゆっくり歩いていけばいいからそれだけでも幸せな人だと思う。また、何よりファンをはじめ様々な先輩とB1A4のメンバーなど、周りにいい人が沢山いていつも感謝している。

記者 : チョン・ジヨン