「Rain Effect」感動の最終回…RAINの最終目標とは?

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写真=Mnet「Rain Effect」スクリーンショット
6thアルバム「Rain Effect」で戻ってきたRAIN(ピ)が、思い切って隠していたチョン・ジフンを取り出した。ステージ上のカリスマ性溢れるRAINとはまた違う、気さくな魅力のチョン・ジフン。大衆はRAINとチョン・ジフンの間を行き来しながら彼の魅力に夢中になり始めた。

23日に韓国で放送されたMnetリアリティ番組「Rain Effect」の最終回で、RAINはファンのためにナチュラルコンサートを開催した。ナチュラルコンサートとは、パフォーマンスが中心となるこれまでの公演とは異なる、気さくでシンプルな公演だ。RAINはナチュラルコンサートを通じてファンと真っ直ぐに向き合う時間を過ごした。

RAINは「このアイデア(ナチュラルコンサート)をくれた監督、RAINファミリーの皆さんに感謝する。実は僕にはこのようなことを考え出すことができなかった。何か意味のある最後を飾ろうとは思っていたけど、それが何かは分からなかった。このコンサートは僕にとってすごく良かった」と感想を明かした。RAINは白いTシャツにジーンズというナチュラルな姿でファンに近づいた。

この日、RAINは公演のほかにも人生グラフを公開しながら自身の過去を振り返った。RAINは幼少期を思い返しながら「この時はどん底に近い。殴られながら生きていた時代だ。僕はすごくナイーブだった」と言い、笑いを誘った。続いて「親が粉屋を営んでいた。家事をすごく手伝っていた」と付け加えた。RAINはパク・ジニョンに出会った時、ドラマを撮影したことなどを思い出しながら「僕の人生には起伏も多かったけど、良いこともたくさんした」と言い、笑いを誘った。また軍隊に服務していた時期にはクエスチョンマークを描きながら「各自で考えなさいという意味だ」と言い、笑いを誘った。

続いてRAINは「チョン・ジフンに聞く」というコーナーでファンとの質疑応答を行った。RAINはペットの犬チャングンとサランのうち、どちらが好きなのかという質問に「十本の指を噛まれても痛くない指はある(子どもが何人いても親にとっては皆同じくらい重いという意味)という昔の言葉がある」と言い、笑いを誘った。RAINは「僕も人間だから、愛嬌を振りまくペットの方が好きだ。事故を起こすペットが好きな人はいないだろう」と説明した。ほかにもRAINは愛嬌を見せてほしいというファンのために頬を両手で包むポーズを取った。

RAINのファンサービスにファンも応えた。ファンはRAINのためにファンや知人の姿が収められた映像メッセージを用意した。最後にRAINの父が映像に登場した。RAINの父は「大変だっただろう? 父親なのに力になってあげられなくてすまない。母さんが亡くなって大変だったと思うけど、必死に耐えながらしっかり成長してくれてありがとう。仕事もいいけど、ひたすら前を向いて走ってきた君だから、今後は隣も見て、自分自身も振り返ってみてほしい。愛してる」と伝えた。父の姿を見たRAINは涙を流した。RAINは「父が老けたような気がして涙が出てきた」と話した。続いてRAINは「次の曲は『La Song』だ。どうしよう」と心配した。しかし、どうして心配したのか分からなくなるほど完璧なステージでファンに感動を与えた。

最後のステージを終えたRAINは「初めてのリアリティショーだが、たくさんの方に愛していただき、感謝している。真心を込めた。真っ直ぐに臨もうとしたし、何も隠さず皆さんに近づこうと思った。真心が伝わったのかどうかは最近の反応から感じている。(真心が)伝わったと思っている。ありがとう」と感想を伝えた。RAINは「欲を捨てる時期だと思う。昔のように熱い話題を呼んで騒がれながら生きたいとは思わない。最終目標は本当に良い人たちが僕のそばにいてくれることだ。それが成功だと思う」と明かした。

6週間の放送でRAINは隠していた本来の姿を露出しながら大衆に近づいた。大衆の反応はどうだっただろうか。大衆は初めて見るRAINの姿に首をかしげながらも、彼の抜け出せない魅力に夢中になった。ステージ上のワールドスターRAINではなく、チョン・ジフンという一人の人間を愛するようになったのだ。さらに気になるのはその後の姿だ。ファンは彼、チョン・ジフンに「Rain Effect」の終了後も親しいイメージを期待している。放送終了と共に顔を変えるRAINではなく、いつまでも親しみやすいチョン・ジフン、あるいは近所に住むお兄さんのような姿でいてほしい。

記者 : キム・カヨン