ULALA SESSION「僕らは今も世間知らずの悪童」 ― オーディション出身歌手たちの反乱

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写真=CJ E&M

オーディション出身歌手たちの反乱

しばらくの間、韓国はオーディションブームに揺れた。嵐のような人気を集めたMnet「SUPER STAR K」を皮切りに、MBC「偉大なる誕生」、SBS「K-POPスター」、KBS 2TV「TOPバンド」、Mnet「Voice Korea」まで、数多くのオーディション番組が誕生した。そして、そのオーディション番組が生み出したスターたちは、芸能界の至る所で活躍している。視聴者たちが自ら選んだことで更に信頼が生まれ、そのためにより馴染みのあるオーディションスターたち。彼らの今が知りたい。

ULALA SESSION…Mnet「SUPER STAR K3」

「SUPER STAR K」史上最も強烈なストーリーを持っているグループ。オーディションの間、アマチュアではなくプロ顔負けのクオリティの高い完璧なステージで、視聴者はもちろん現職の歌手までも驚かせた実力派グループだ。異変なく「SUPER STAR K3」の優勝トロフィーを手にした優勝者。まさに“奇跡”を歌ったオーディション出身のグループ。そんな中、「SUPER STAR K3」当時、胃がん4期の闘病にも前向きで明るい姿を失わなかったリーダーのイム・ユンテクさんが、2013年2月11日、この世を去った。しかし、彼らは変わらず自分たちの歌を歌っている。「ダメはダメ、違うは違う、どうやって? 前向きに!」

―現在活動を休んでいる。最近はどう過ごしているのか?

ULALA SESSION:アルバムの準備期間だと思って、それぞれの個人の技量のために時間を過ごしている。たまにゲストとして招かれてステージにも立っている。

―「SUPER STAR K3」が終わり、いつの間にかデビュー3年目のグループとなった。どんな気持ちなのか?

ULALA SESSION:3年という時間が経ったが、依然として不器用でぎこちない。まだまだ道は遠いという気分だ。

―「SUPER STAR K3」に出演していた時や、デビュー初期、ULALA SESSIONは悪童のイメージが強かった。デビュー前と今では、どのような部分が最も変わったか?

ULALA SESSION:僕たちは今も世間知らずの悪童だと思う。ただ、今は以前よりも更に、どうすればもっと悪童のような姿もカッコよく見せられるのかを工夫している。

―アルバムに自作曲を収録するなど、大衆に自作曲をたくさん披露することを心がけているようだ。自ら作詞・作曲する際に、最も気を配る部分はどこか?

ULALA SESSION:歌詞を通じてULALA SESSIONのメンバーの本心が伝わって欲しいという気持ちが強いためか、特に作詞に気を配っている。

―「SUPER STAR K」だけでなく、多岐に渡って活躍しているオーディション出身の後輩たちが多い。そんな後輩たちを見ながらどう思うのか?

ULALA SESSION:何かのために走っていた頃の自分たちを思い浮かべたり、情熱一つで世界を変えようとしていた頃を思い出す。それとともに、オーディションを通じて自身のスキルを披露する実力者たちを見ながらたくさん学んでいる。

―とりわけチームワークが良いグループだ。それでも活動をしていて危機を迎えた瞬間はあっただろう。

ULALA SESSION:僕らのリーダー(故イム・ユンテクさん)がこの世を去った時ではないかと思う。

―ULALA SESSIONだけのステージを待ち望むファンが多いが、カムバックの計画は?

ULALA SESSION:今、一生懸命アルバムの準備をしている。しかし、カムバック時期を決めて急いで準備したりはしていない。

―ULALA SESSIONは大衆にどんなグループとして記憶されたいのか?

ULALA SESSION:最高の歌手というより、ULALA SESSIONだけの音楽で“Only One”になりたい。僕らの目標は、ずっと音楽を続けて行くことで、はっきりした目標を定めたりはしない。

記者 : イ・ミンジ