Vol.2 ― 放送終了「相続者たち」イ・ミンホ&キム・ウビン&チェ・ジニョク“男たちの活躍が輝いた”

TVREPORT |

写真=SBS「相続者たち」スクリーンショット
SBS水木ドラマスペシャル「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」 (脚本:キム・ウンスク、演出:カン・シンヒョ、プ・ソンチョル、以下「相続者たち」)が12日、ハッピーエンドで放送終了した。

「相続者たち」では多くの人物が登場し、ドラマをリードした。そんな中で男性キャラクターの活躍はいつよりも輝いた。「相続者たち」を豊かにしたキャラクターは誰だろうか。


イ・ミンホ ― 内面演技で”感情爆発”

イ・ミンホはキム・タン役を熱演した。キム・タンは愛する女性チャ・ウンサン(パク・シネ)のためにすべてを諦め、直進するキャラクターだ。キム・タンになりきったためか、イ・ミンホの内面演技は絶品だった。

特に、イ・ミンホは回を重ねるごとに絶頂の感性溢れる演技を披露した。父キム会長(チョン・ドンファン)の陰謀でチャ・ウンサンと別れたとき、母のハン・ギエ(キム・ソンリョン)が苦しむとき、そしてチェ・ヨンド(キム・ウビン)と愛憎関係を行き来するなど多彩な姿を見せたのだ。そのため視聴者は彼を見て泣いて笑った。

最初、イ・ミンホはドラマ「花より男子~Boys Over Flowers~」と似ているという懸念交じりの視線を受けた。しかし、ふたを開けてみたら確かにワンランク成長していた。これから、イ・ミンホの新たな変身が期待できる部分だ。


キム・ウビン ― 魅力的な悪役演技

キム・ウビンはドラマで“頭のいい悪童”チェ・ヨンド役で登場した。彼は「相続者たち」第1話から悪童としての一面を見せ、視聴者に印象を残した。しかし、チャン・ウンサンへの片思いで同情を得て、“大事なキャラクター”として生まれ変わった。

それだけでなく、チェ・ヨンドは胸の痛む家族史でも注目を浴びた。表情と眼差しだけでリアルな感情をさらに豊かにした。父への恨みと母への想いを、音のない涙で自然に表した。

何より、キム・タンとの葛藤とチャ・ウンサンへの気持ちを抱いてから、複雑な心理状態を深みのある演技で表現し、集中度を高めた。チョ・ミョンス(ZE:A ヒョンシク)、ユ・ラヘル(キム・ジウォン)、イ・ボナ(f(x) クリスタル)などと抜群の演技を見せた。キム・ウビンの魅力的な演技がキャラクターをさらに生かしたのだ。


チェ・ジニョク ― カリスマ性溢れる“ボイスキング”

チェ・ジニョクはキム・タンの腹違いの兄キム・ウォンに扮し、緊張感を吹き込んだ。キム・タンに毒舌を放ち、冷たい一面を見せながらも父と神経戦を繰り広げるなど、最強のカリスマ性を放った。しかし、キム・タンの後ろで黙々と気を使い、微笑ましい兄弟関係を完成させたが、チョン・ヒョンジュ(イム・ジュウン)とは叶わぬ悲しいラブストーリーで目頭を熱くさせた。

チェ・ジニョクの冷たい眼差しとカリスマ性溢れる表情、そして冷静な話し方がキャラクターをさらにリアルにした。それだけでなく、声だけで集中させた。チェ・ジニョクが見せた好演のため、キム・ウォンのキャラクターも最後まで憎めなかった。

「相続者たち」にはイ・ミンホ、キム・ウビン、チェ・ジニョクの他にパク・シネ、キム・ジウォン、クリスタルなどの活躍が印象的だった。パク・シネは健気に生きるチャ・ウンサンに変身し、極端を行き来する感情を表現した。初めて悪役に挑戦したキム・ジウォンはユ・ラヘルをリアルに演じてドラマを満たし、クリスタルは堂々としているも可愛らしいキャラクターを完成させた。

「相続者たち」の後番組としてチョン・ジヒョン、キム・スヒョン、パク・ヘジン、ユ・インナ出演の「星から来たあなた」(脚本:パク・ジウン、演出:チャン・テユ)が放送される。韓国で今月18日に放送がスタートする。

記者 : パク・グィイム