Vol.3 ― 放送終了「秘密」強烈な印象を残した助演たち

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写真=KBS 2TV「秘密」
愛する恋人を殺した女性と恋に落ちる正統派ラブストーリーであるKBS 2TV水木ドラマ「秘密」(脚本:ユ・ボラ、チェ・ホチョル、演出:イ・ウンボク、ペク・サンフン)が、韓国で14日に第16話を最後に幕を閉じた。

「秘密」は緊張感溢れる展開や緻密な構成で毎話ごとに番組史上最高視聴率を更新し、水木ドラマ視聴率1位をキープした。特に主演顔負けの助演たちの活躍が視線を独占した。助演たちはすでに「『秘密』に出てたあの俳優」と言えば誰でも分かるほどだ。助演たちは短い出演にもかかわらず強烈な印象を与え、視聴者に存在感をアピールした。また、ドラマの面白みや緊張感を倍増させ、視聴率上昇を牽引した。


チェ・ウン ― “ミニョクの右手”グァンス役

チェ・ウンはドラマでミニョク(チソン)の右手グァンス役を務め、認知度はもちろん人気まで手にした。グァンスはミニョクがユジョン(ファン・ジョンウム)の名前を多く呼んだ人物だ。ミニョクは嬉しい時も悲しい時も憤る時も「グァンス」と叫び、常に彼を連れて登場した。グァンスは感性より理性のほうが先に働く人物であり、常にどこに走るか分からないミニョクの中心を支えてくれた。

これまで芸能界では秘書役で一躍スターとなった前例がある。「プラハの恋人」のハ・ジョンウ、「シークレット・ガーデン」のキム・ソンオ、「優しい男」のイ・サンヨプなどがその代表例だ。まだ「グァンス」と呼ばれることのほうが似合う彼だが、チェ・ウンという本名も広く知らせることのできる日が来ると確信している。


ムン・ジイン ― ユジョンの刑務所の同期ヘジン役

ムン・ジインが演じたヘジンは、ドラマで裏切りの象徴であり、事件の鍵を握っていた人物だ。過去にユジョンがドフン(ペ・スビン)のひき逃げの罪を代わって被り、刑務所に入った時、ユジョンに最も親切だった刑務所の同僚だ。しかし、ヘジンはドフンの支持を受け一変した。ヘジンはユジョンに児童虐待の罪を被せ、これまでとは全く違う人物となり強烈な印象を与えた。

ヘジンの再登場は「秘密」第10話の最高視聴率を記録した。道でユジョンと遭遇したヘジンは、ユジョンから息子のサンが死んだという話を聞いた。その後、罪悪感で苦しんだヘジンはユジョンに許しを求めた。そして、ユジョンを訪れたドフンを見て「あの人が姉さんの仮釈放を止めてほしいとお願いした人だわ」と暴露し、衝撃を与えた。このシーンは19.0%の高視聴率を記録した。


チョン・スヨン ― 義理堅い姉ジャヨン役

“おかっぱ”と呼ばれるユジョンの刑務所の同期ジャヨンは世の中に驚くもの、怖いものはない、気の強い人物だ。乱暴な言葉遣いや表情のせいでユジョンを敵対視していると思われたが、誰よりもユジョンのことを思う義理堅い人物であった。

特にジャヨンは自信満々なミニョクさえも困惑させた。ジャヨンはミニョクにサンマのキムチ鍋を初めて食べさせたり、自身のもとを訪ねてユジョンの行方を聞くミニョクに「一人でも複雑な子をなぜもっと苦しめるんだ」とストレートな発言をした。また、ユジョンを捨て、悪行を繰り返すドフンにはユジョンに代わり「小細工な真似はするな。どこかで腐い臭いがプンプンしてる」と言いながら水を差し、痛快な一撃を加えた。

記者 : シン・ナラ