Vol.2 ― 「応答せよ1994」B1A4 バロ“チョンウさんとのキスシーンは1回でOK”

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tvNドラマ「応答せよ1994」の見どころの1つは、新村(シンチョン)にある下宿所の娘ソン・ナジョン(Ara)の現在(2013年)の夫を予想することだ。下宿所の5人の男性のうちサムチョンポ(キム・ソンギュン)がチョ・ユンジン(Tiny-G ドヒ)の夫であることが明らかになり、候補は4人に減った。同性愛者の疑惑もあり、相変わらずアイデンティティが不明確なまま夫の候補群に上がっているピングレ(B1A4 バロ)がこれについて口を開いた。

「当分はスレギさん(チョンウ)に憧れ、尊敬し、従うのが先だと思います。今週(第9~10話)、僕のエピソードが出てきますので、関心をもって見守ってください。家族や将来に対する悩みなど、20代の頃に持っている悩みや考えが登場するので、きっと共感していただけると思います。実際に僕も長男なので共感することができて、演技に没頭することができました」

ピングレの出演分の中で一番大きいインパクトを与えたスレギとの飲酒キスシーンに対するエピソードも伝えた。酒によって王様ゲームをしていた途中、どさくさに紛れてスレギからキスをされたが、すぐに妙な雰囲気を形成し、ピングレが同性愛者ではないかと予想させた。

「もじもじしていましたが、チョンウさんが練習をしてみようと言いました。キスをするふりだと思いましたが、本当に何度もキスをしました。監督には『首をこうしましょうか?』と聞きながら積極的でした。結局10回ほどリハーサルをした後、撮影では1回でOKをもらいました。頬に、唇に1回ずつやりましたが、結局唇のシーンが放送されました」

バロの俳優デビュー最初の撮影シーンは、「応答せよ1994」の第5話で上着を脱ぐシーンだった。学科対抗サッカー試合を終えたスレギの願いで、それぞれ着ていた服を交換するシーン。ピングレがスレギの前で恥ずかしがりながら服を脱ぐシーンだったため、人生初の演技をするバロのぎこちなさが、シーンに自然と溶け込んだ。

「台本の読み合わせだけして、カメラの前に初めて立った日だったのではっきりと覚えています。ものすごく熱い夏の日で、あの体育館は本当にサウナのようでした。緊張もしましたし、汗だくでした。数回のNGの末にOKサインをもらいました。チョンウさんが『最初の撮影だろう?おめでとう。僕も君のような時があったが、君よりも震え上がって緊張したことしか覚えていない』と話し、僕を元気づけてくれました」

バロに一番記憶に残る撮影シーンを尋ねると、意外にも生涯初めての演技デビューの脱衣シーンでもチョンウとのキスシーンでもなかった。まだ放送はされていないが、軒先で焼酎を飲みながらチョンウに悩みを打ち明けるシーンだ。

「本当に気楽に撮影をしました。本当にチョンウさんに僕の悩みを打ち明けているような気がしました。ある瞬間、ピングレとしてドラマを撮影しているのか、チョンウさんと実際にお酒を飲んで悩みを打ち明けているのか分からなくなるほどでした。僕がそうだったように、たくさんの方々にピングレの姿に共感していただけると思います」

バロは12月まで「応答せよ1994」を通じて視聴者に出会う。来年1月にはグループB1A4としてもう一度音楽業界にカムバックする予定だ。歌手から俳優へと活動の領域を広げただけに、最後のコメントは大変な意気込みを見せると思ったが、意外にも皆に感謝の気持ちを伝えるだけだった。

「今回の演技を通じて学んだことも多く、自らを振り返るきっかけにもなりました。このようなチャンスを得て、演技に挑戦できるようになったことを本当に有難く思っています。いつも周りにいるのが良い人ばかりだということを改めて感じる時間にもなりました。今の気持ちのままいつまでも変わらずに、常に感謝する気持ちを持ち続けたいです」

最後に言っておきたいことを尋ねると、自分がこれまで努力して前向きに生活している理由を周りの人々とファンの存在だと話し、これからの覚悟を改めて伝えた。

「長い間ファンで居続けてくださる方もいて、時間が経って離れていく方もいます。胸が痛んだりもしますが、その度に自分に何が足りないかを考え、それを埋めようと努力します。気持ちが弱くなるたびに『僕が弱くなると、周りの人も大変になる』と思い、毎回覚悟を新たにします。まだまだ至らないことばかりなので、常に勉強して経験を積み、自惚れず、毎瞬間チャンスが与えられるたびにそのような覚悟で何事にも臨みたいです」

記者 : パク・ヒョンミン