Vol.1 ― 「応答せよ1994」B1A4 バロ “ピングレが同性愛者かどうかって?”

OSEN |

写真=WMエンターテインメント
放送開始から4週ぶりに視聴率7.1%(ニールセン・コリア)を記録し、前作の人気をリアルタイムで脅かしているtvNの金土ドラマ「応答せよ1994」は、シン・ウォンホプロデューサーとイ・ウジョン脚本家の素晴らしいコンビプレーと共に、新鮮な顔ぶれの俳優たちによる好演とキャラクター同士の相性が主な人気の要因として挙げられる。

アイドルグループB1A4のメンバーバロもまた、人生初の演技への挑戦にもかかわらず、忠清北道(チュンチョンブクド)槐山(クェサン)郡出身の医学部1年生のピングレ役を見事に演じ、好評を得ている。真っ直ぐで快活なピングレの大学新入生の服装を脱ぎ、爽やかでお洒落なアイドル本来の衣装に戻ったバロはOSENとのインタビューで、これまで溜めていた「応答せよ1994」の裏話を語ってくれた。

「カメラの前で演技をする度にドキドキします。ステージでB1A4として感じていた魅力と、撮影現場で感じるピングレの役に入り込む時の魅力は明らかに違います。“どちらが良いか”なんて聞くことは、父か母どちらか1人を選べと言うようなことと同じなので聞かないで下さい」

B1A4のラッパーバロとしての快活さは少し抑えられ、俳優としての真剣な姿が感じられた。今までメンバーたちと常に一緒だったインタビューも、1人で座ってみるとどうしても違和感を感じて緊張するだろう。本人もこれを認めた。

「何を話せば良いのか分かりませんが、ただ素直にありのままを話してみます。今までのインタビューではB1A4のメンバーとして話していたとすれば、今回は僕の意見や話をする番だと思います。ファンの方々も気になることが多いでしょうし、全て率直に答えます」

ドラマの中で問題を起こすキャラクターたちのリアルな方言の演技に対する質問も例外ではなかった。ヘテ(ソン・ホジュン)、ユンジン(Tiny-G ドヒ)の全羅道(チョルラド)訛り、スレギ(チョンウ)、ナジョン(Ara)、サムチョンポ(キム・ソンギュン)の慶尚道(キョンサンド)訛りに比べると、ピングレ(バロ)の忠清道(チュンチョンド)訛りは少々リアリティが足りないとの反応があったが。

「忠清道を故郷に持つ方々がそうおっしゃっているのを僕も見ましたが、監督と出演者の間では良く出来ているという評価だったので安心しました。実は完全な忠清道訛りを求めている訳ではありませんでした。むしろピングレのキャラクターには似合わなかったので、訛りを軽減して標準語との境界を薄くしようと努めました。『何となく訛りが曖昧だ』と感じさせることが本当の狙いだったので成功したと言えます(笑)」

写真=WMエンターテインメント
バロは実際には全羅道(チョンラド)光州(クァンジュ)出身だが、忠清道訛りを身に付けることは思ったほど難しくはなかったとも語った。宿所で共に生活するB1A4のメンバーのうち、ジニョンとシヌゥがそれぞれ忠清北道の忠州(チュンジュ)と清州(チョンジュ)出身だからだ。

「兄さんたちと長い間一緒に生活していたので忠清道訛りには慣れています。ドラマの役のために兄さんたちから特別指導を受けながらオリジナルの忠清道訛りを練習したりしました。でも結局、ピングレは本音を隠してただ笑うだけのキャラクターだった為、大胆に訛りを抑えました」

方言よりも気になることはやはり、ピングレが同性愛者かどうかということだ。医学部の直属の先輩であり、新村(シンチョン)の下宿で一緒に生活するスレギの存在に顔を赤くし、妙な雰囲気を漂わせているからだ。更に、第6話の放送ではお酒の席で罰ゲームとしてスレギとキスするシーンもあった。

「僕も気になったので監督にピングレの性的アイデンティティについて質問しましたが、明確な答えは貰えませんでした。『台本を読んで感じる通りに演技せよ』とアドバイスしてくれました。現在台本は13部まで出ているのですが、まだはっきりしていません。“はっきり性向が分からないように”というのが目的なので、現在視聴者の方々がよく分からないと反応してくれているということは……僕が上手く演じたということでしょうか?」

その他、最近ネット上で広がっている「応答せよ1997」のジュンヒ(INFINITE ホヤ)の彼氏として最後に登場した赤いスポーツカーのオーナーではないかという推測について聞いた。

「僕もインターネットでの反応をこまめにチェックする方なので『ピングレが同性愛者だ』『それは違う』と意見が分かれているのを見ました。その赤い車に関する憶測を見て好奇心が爆発しそうだったので監督に聞いてみましたが、何も答えずにただ笑うだけでした。その赤いスポーツカーのオーナーって本当に僕でしょうか?」

記者 : パク・ヒョンミン