Vol.1 ― Untouchable「人気がなくてもやり甲斐のあるアルバムを作りたかった」

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写真=TSエンターテインメント
「人気がなくてもやり甲斐のあるアルバムを作りたいと思いました」

ヒップホップデュオUntouchable(Sleepy、D.Action)が、軍から除隊した後、4thミニアルバム「TRIP」をリリースした。長い間ステージに立つことができなかったUntouchableは、今まで伝えたかった話や渇望を今回のアルバムに込めた。彼らは、アルバム準備期間について「面白かったです」と表現した。

「今回は本当に真剣に準備をしました。人気がなくてもやり甲斐のあるアルバムを作りたいと思いました。今まで少しずつ準備してきたものを披露できることになり、感じたことや様々な考えをメモして音楽に込めました。ある意味、今まで休んでいた時間自体が準備期間だと言えます」

今回のUntouchableのタイトル曲「VAIN」は、長年の知り合いであるボーカルのKoonta of Rude Papar(以下Koonta)がフィーチャリングに参加した。彼は切ないながらも独特な音色を持つ個性派ボーカリストだ。これに関してSleepyは、「Koonta兄さんと知り合ってから本当に長い間一緒に過ごしてきました、お互いの音楽も好きだったので『いつか一度コラボレーションしよう』と話をしてはいましたが、今回本当にコレボレーションできることになりました。音楽番組でも一緒にステージに上がるつもりです」と話した。

「VAIN」は、切ないギターのメロディーが奏でるソウルフルなヒップホップビートの曲で、Untouchableの実話を元にしたリアルな歌詞が印象的だ。思い出を回想するUntouchableのすっきりとしたラップと、Koontaの魅力的なボーカルが調和している。

扇情性や低俗な表現に関して放送審議に引っかかったものの、2番目のトラック「NO MAKE UP」もやはり、Untouchableの魅力がよく表れた曲だ。この曲についてD.Actionは、「『NO MAKE UP』もステージを通してたくさんの方に見て欲しいです。予想外なことにこの曲は、女性の方にとても好評です」と語った。

今回のアルバムに対するUntouchableの愛着は特別だ。これまで作ってきたものと比べて悔いの残らなかったアルバムだという。メンバーたちは、今回のアルバムのミュージックビデオからアルバムコンセプトに至るまで全てに参加し、自分たちの意見を反映させた。

Untouchableは、久しぶりの活動について「感想を語るには早いですが、人気が出て欲しいという願望があります。長い間コンサートもなく、僕たちの曲を皆さんに披露する機会がありませんでしたが、今回は本当に心血を注ぎました。以前のアルバムで心残りだった箇所を全て埋めたような、とにかく本当に自信のあるアルバムになりました。僕たちの存在が世間から忘れられてしまっているようですが、この歌を聞いて“ああ、Untouchableが帰ってきたんだな”“こんな良い音楽を作ったんだな”と、たくさんの人に聞いてもらいたいです」と言って目を輝かせた。

記者 : チェ・ジイェ