映画「カンチョリ」(監督：アン・グォンテ、制作：シネマサービス、ザ・ドリームピクチャーズ、ポップコーンフィルム、配給：CJエンターテインメント)がノーカット版のオープニング映像を公開した。

「カンチョリ」側は最近映画チャンネルOCNを通じて5分程度のノーカット版のオープニング映像を初公開した。

先週公開された「カンチョリ」のノーカット版のオープニング映像は、映画の中の心に染みる感動的なシーンをそのまま盛り込んだ。天真爛漫な母スニ(キム・ヘスク)が煙突に登り、その母を助けるために自身もついて登るカンチョル(ユ・アイン)の銭湯の煙突シーンは釜山(プサン)を背景に特別な母子の姿を収めて視線を引き付ける。

また「天真爛漫ですね」という息子カンチョルの言葉に「他の人たちもそう言っていますよ。見れば見るほど可愛いと」と言い返す母スニのごたごたする姿や、母のためにキャンディをマイクにして「釜山カモメ」を熱唱するカンチョルの姿を収めた映像は、映画のすべてを盛り込んだ心温まるシーンとして視線を捉える。

特にカンチョルと母の関係を紹介するのはもちろん、劇中の主な背景となる町の全景も説明している今回のノーカット映像は、映画の全体的な雰囲気を観客に届け「カンチョリ」に対する期待感を高めている。

映画「カンチョリ」は「マイ・ブラザー」を手がけたアン・グォンテ監督の新作で、何も持っていなくても、根性一つとポジティブな力で厳しい世の中を生きていた釜山の男カンチョルが自身の人生を揺るがす選択の岐路に立たされ、世の中に立ち向かう物語を描いた映画である。