Bizzy、タイガーJK&T(ユン・ミレ)夫妻との“絆”を語る

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写真=FEEL GHOOD MUSIC
ラッパーのBizzyは最近、Drunken TigerとしてカムバックしたタイガーJKが彼の妻であるT(ユン・ミレ)と共に設立したヒップホップレーベルFEEL GHOOD MUSICに移籍し、彼らと同じ事務所に所属することになった。

今年、二人と共に活動したプロジェクトグループMFBTY(My Fans Better Than Yours)で、海外でも新たにスポットを当てられ活躍したBizzyは、音楽業界で絶対的な地位にいるヒップホップ夫婦に隠れて比較的目立たなかったが、ヒップホップ界ではすでに実力を認められたラッパーである。

彼は今年9月、「Drunken Tiger with T(ユン・ミレ)&Bizzy」という名前で発売したニューアルバム「The Cure」でもコラボレーションし、継続して彼らと活動を共にしている。

Bizzyは最近、記者とのインタビューでタイガーJK夫妻との縁について語った。

「(タイガーJK)兄さんとT(ユン・ミレ)姉さんとは、ヒップホップクルーのムーブメントで出会ってから8年以上になる。ヒップホップジャンルの音楽がとても好きなので、ただ一緒にいたり会話するだけでとても楽しい時間が多くて……。そんな風にただ楽しい時間が積もり積もってお互いの気持ちも分かるようになり、今では切っても切れない関係となった」

Bizzyは、特にタイガーJKとは格別の仲だ。彼は「一言で説明するのは難しいが、幼い頃から父との会話もなく離れて暮らした時間が長かったので父親の愛が恋しかった」と語り、「兄さんが僕の友達であり、父のようでもあった」と打ち明けた。

「兄さんが好きだから、兄さんの言葉をかみしめて聞くようになり、一緒にいることが好きだった。誰も笑わないような兄さんの笑いのポイントが僕とは合うみたいだし(笑) そして8年間にわたって一緒に公演しているが、時々兄さんや姉さんを見ると驚くことがある。彼らのステージ上での姿を見て、僕のマイクの音はどうしてこんなに小さいのだろうと思うほど、今でも本当に上手いと思う」

また、一年程前にBizzyは、タイガーJK夫婦が住んでいる京畿道(キョンギド)議政府(ウィジョンブ)に引っ越した。家族が韓国にいないため、家族の絆が恋しかったのだろうか?家族のようによく面倒を見てくれる彼らに感謝し、いつの間にか“議政府の生活”にも完全に適応し、議政府育ちのユン・ミレにも負けないほど議政府がとても気に入ったと言って、愛着を見せた。

Bizzyは今後、「The Cure」を始めとした三部作で企画されているアルバムを通して、本来の企画意図と多少離れた「The Cure」とはまた違う“ユン・ミレスタイル”に続き、“Bizzyスタイル”の音楽でファンと出会う予定だ。

これに関して「“Bizzyスタイル”の音楽とは何ですか?」と尋ねると、彼は、「僕はすごく感性溢れる柔らかい音楽が好き。少しトレンディー色のある音楽と言うだろうか?そういう音楽は二人とも好きだが、テイストが僕にピッタリ合うようだ。僕の音楽を聞けば『あ、このことを言っていたんだな』と思うだろう」と説明した。

続いて、「すでに僕たちだけのレコーディングは十分にしてある状態。早ければ今年中、遅くとも来年初めには準備した音楽をお届けできると思う」と、自信を見せた。

外見も、生きてきた環境も異なるが、話をすればするほど、彼は本当にタイガーJK夫婦と似ている。メジャーに進出して自分の名前をもっと広めたいという欲も恐らくあったであろうが、新しいレーベルであるFEEL GHOOD MUSICで、タイガーJK夫妻と引き続き共に活動していくと決意した時から、彼はお金に対する欲よりも、一緒にしたい人、やりたい音楽に対する情熱の方がさらに大きくなった。

「成功の基準はそれぞれ違うと思うが、僕は今とても幸せで、すでに成功したと思っている。もう少し欲を出すとするなら、親孝行をして僕の本当の家族にとって自慢の息子になることだ。母が一生病気にならないようにしてあげたい。それと僕は赤ちゃんが大好きなので、いつか兄さん夫婦のように結婚して幸せに暮らしたい」

最後にBizzyは、今後ミュージシャンとして活動する抱負を語った。「MFBTYとして海外で大きな関心を受けたが、今は外国に出たい気持ちよりも韓国でもっと良い音楽を先に聞いてもらいたいと思う。真っ直ぐな音楽には多くの方が共感できるように、どんな状況でも偽りなく飾り気のない良いオーラとエネルギーで本当に癒される音楽、そんな真っ直ぐな音楽をお届けしたい。よしっ頑張ります!」

記者 : コ・ギョンミン