放送終了「ワンダフル・ラブ~愛の改造計画~」ペ・ジョンオクの母性愛がキラキラと輝いた

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※この記事にはドラマ「ワンダフル・ラブ~愛の改造計画~」の結末に関する内容が含まれています。
写真=SBS「ワンダフル・ラブ~愛の改造計画~」スクリーンショット
SBS週末ドラマ「ワンダフル・ラブ~愛の改造計画~」(脚本:パク・ヒョンジュ、演出:ユン・リュヘ)が22日に韓国で放送を終了した。認知症になったユン・ボクヒ(ペ・ジョンオク)が3姉弟と涙の再会を果たし、ハッピーエンドとなった。

4月13日から放送を開始した「ワンダフル・ラブ~愛の改造計画~」は、ドラマ「愛情万々歳~ブラボー!マイ・ラブ~」「生きる喜びを感じます」「黄金の新婦」などを執筆したパク・ヒョンジュ脚本家と「3姉妹」「あなたを愛してます」などを演出したユン・リュヘプロデューサーがタッグを組んだ作品で、成功した借金業者の母ユン・ボクヒが認知症になった後、3人の子供たちと荒波を乗り越えていく物語だ。

ユン・ボクヒとチェ・ウンオク(キム・チョン)の因縁は、劇中におけるすべての葛藤の始まりを作った。二人の対立は緊張感を引き起こしながらドラマをリードし、最後には和解の涙で許しを求め、悪縁を断ち切った。チャン・フンナム(チョン・ギョウン)&コ・ヨンチェ(チョン・ユミ)、コ・ヨンス(キム・ジソク)&オ・ダジョン(イ・チョンア)、コ・ヨンジュン(パク・ボゴム)&チャン・ゴウン(HELLOVENUS ユヨン)、ホン・ユンジェ(ファン・ドンジュ)&イ・スジン(ユ・イニョン)のカップルたちは、紆余曲折があったものの温かい雰囲気をかもし出した。お互いを愛し、思いやる姿が印象的だった。

チェ・ウンオクの終わらない復讐と悪行は断然、目障りだった。嫁だったオ・ダジョンを無情に追い出し、娘のイ・スジンも家から離れるようにした。結局、チェ・ウンオクの周りには誰も残らなかった。一方、ユン・ボクヒの隣には多くの人々が残った。3姉弟はそれぞれ良いパートナーに巡り合い、会いたかったミンスを見つけただけでなく、イ・ボムソ(ソヌ・ジェドク)も味方になった。

特に、ユン・ボクヒの母性愛が輝いた。認知症になったことを知りながらもその事実を隠し、養子の3姉弟を立派に育て上げようと奮闘した。ミンスがコ・ヨンチェの夫になったチャン・フンナムであることを知ったときは辛そうな様子を見せたが、それさえも自分の胸にしまって気持ちを整理した。本気で3姉弟を育てて、深い母性愛を見せてくれたのだ。ユン・ボクヒは最初から最後まで“ワンダフルママ”だった。

放送の終わりには3姉弟は自分たちが養子であることを知った後も、ユン・ボクヒとイ・ボムソのために結婚式を挙げてあげるなど、感動的な場面を誕生させた。3姉弟がユン・ボクヒのためにイ・ボムソにお願いする言葉も視聴者を感動させた。

しかし、「ワンダフル・ラブ~愛の改造計画~」の視聴率はMBC週末ドラマ「金よ出てこい☆コンコン」の視聴率上昇に追いつくことができず、一桁台の視聴率にとどまり、最高視聴率も9.2%(ニールセン・コリア、全国基準)だった。感動シーンに無理な設定が入り、ユン・ボクヒが探す実の息子ミンスがチャン・フンナムなのか、ホン・ユンジェなのか紛らわしくて混乱を招き、無理やりな設定だと酷評された。本来全50話で制作された「ワンダフル・ラブ~愛の改造計画~」は、2話が縮小された全48話で幕を下ろした。

それでも「ワンダフル・ラブ~愛の改造計画~」の主人公ペ・ジョンオクの演技は絶品だった。声を荒げて3姉弟を育てるカリスマ性から認知症になった演技まで完璧にこなしたのだ。ペ・ジョンオクのほかにもチョン・ギョウン、チョン・ユミ、イ・チョンア、パク・ボゴム、イ・ミヌ、ユ・イニョン、ファン・ドンジュ、ユン・ジュヒ、キム・チョン、アン・ネサン、キョン・ミリ、ソヌ・ジェドクなどの共演もいいバランスをとった。

「ワンダフル・ラブ~愛の改造計画~」の後番組としてはイ・ウォングン、少女時代のソヒョンチョン・グァンリョル、ファン・シネ、チョン・ミソン、ソンフン、チェ・ユニョンなどが出演するSBS新週末ドラマ「熱愛」(脚本:パク・イェギョン、演出:ペ・テソプ)が放送される。危機に置かれたSBS週末ドラマに活力を吹き込むことができるか、注目が集まる。

記者 : パク・グィイム