視聴率低迷に喘ぐ「私たち結婚しました」新カップル投入で巻き返すことができるのか

OSEN |

視聴率低迷に陥っているMBCバラエティ番組「私たち結婚しました」は、新カップルの投入で視聴率反騰のチャンスを掴めるのだろうか。

「私たち結婚しました」は最近、これまで出演していたコ・ジュニ&2AM ジヌン、ジョンイン&チョ・ジョンチカップルの降板と、新しい2つのカップルの投入を論議中だ。新カップルを投入し、番組に変化を与えたい考えだ。2日午前には「私たち結婚しました」に投入される新しいカップルとしてチョン・ジュニョン、女優チョン・ユミ、ユン・ジニなどが候補になったと知られ、話題になった。

現在ユン・ジニはスケジュール上の理由により出演を辞退しており、チョン・ジュニョンとチョン・ユミ側は「提案は受けているが、確定ではない」と慎重な姿勢を見せている状態だ。

2008年に初めて放送された「私たち結婚しました」は、シネ&アレックス、ソ・イニョン&Crown J 、ソルビ&神話 アンディなどの仮想カップルが大きな人気を集め、MBCバラエティのヒット番組として成長してきた。しかし、シーズン4を経た現在、最初のカップルたちから見られたリアルさと新鮮さは消え、同様のフォーマットに似たようなシーンが繰り返され、熱かった人気も次第に衰え始めた。

そのような中で昨年、どのカップルよりリアルだったSecret ソナ&ZE:A グァンヒ、オ・ヨンソ&MBLAQ イ・ジュンカップルの人気により視聴率が反騰し始め、過去の栄光を取り戻すかと思えば、いきなり浮上した真実性議論により、取り返しの付かない低迷期に差し掛かった。

その後、「私たち結婚しました」の制作陣は、実際に交際しているジョンイン&チョ・ジョンチカップルを投入し、真実性議論の火種を消そうとしたが、大きな反響は得られなかった。コ・ジュニ&ジヌンカップルも優れたルックスにリアルな姿で視線を引いたが、過去のような“ケミストリー(相手俳優との相性)”を引き出すことはなかった。

ジョンイン&チョ・ジョンチカップルの場合真実性はあったが、これまで芸能人たちが初めて顔を合わせ、まるで実際に恋愛していくように次第に近づく姿を写す「私たち結婚しました」特有の面白さが欠けていた。このカップルを除けば、他のカップルの場合、以前のカップルたちが落とした信頼を回復するには、もう少し時間が必要だと思われる。

「私たち結婚しました」が過去の人気を取り戻すために苦心しなければならない点は、コインの両面のような、真実性と面白さを同時に掴むことだ。初めて出会う二人を共演させる上で、できるだけ真実性のある姿を写さなければならない。リアルな雰囲気がなければ、視聴者たちはあまり面白いと感じないことだろう。

あるいは、むしろ「私たち結婚しました」がそもそも企画していた通り、実際に結婚したカップルを出演させ、リアルな結婚生活の端面を見せるのも新鮮な試みとなるだろう。結局「私たち結婚しました」の制作陣が苦心しているカップル選定が、どのような企画の下で行われるかに、視聴率が反騰できるかどうかもかかっている。

最近まで「私たち結婚しました」は6%前後の低視聴率(ニールセン・コリア)をキープしている。「私たち結婚しました」が、この暗い時期を新カップルの選定で勝ち抜くことができるのか、今後が注目される。

記者 : チョン・ユジン