「こんにちは。『となりの美男＜イケメン＞』日本人留学生ワタナベを演じました、水田航生です。3ヶ月間、韓国で韓国語での演技をがんばりました！」といきいきとした表情を見せた水田航生。

ドラマ「となりの美男＜イケメン＞」に出演し撮影の間、韓国で過ごした。韓国ドラマに日本人役として出演した彼に、撮影時の裏話や出演者とのエピソードを聞いたインタビュー。

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―撮影3ヶ月半の韓国の暮らしはどうでしたか？

水田航生：言葉が大変でした。それまで韓国語に触れたことがなかったので。通じないもどかしさを感じましたが、必死に伝えようと毎日努力しました。楽しかったのは、共演者のみなさんとお芝居や撮影の合間などプライベートの時間を通して、おいしい料理やお酒を飲んでコミュニケーションを取れたことです。

―共演者のみなさんとのエピソードを教えてください。

水田航生：撮影中の12月が僕の誕生日だったのですが、共演者のみなさんがお祝いをしてくれました。キム・ジフンさんが企画してパーティーを開いてくれたんです。旧正月には、ユン・シユンさんが家に招いてくれて、ご家族と一緒に食事をさせていただいたり、観光地に案内してくれました。

―同い年の共演者、パク・シネさんや、コ・ギョンピョさんとは？

水田航生：最初は同い年だということに驚きました。仕事に対するプロ意識の高さに驚きました。同世代の役者さんが、違う国で頑張っている姿は刺激になりました。僕も負けてられないな、と思いました。

―アドリブは多かったのですか？

水田航生：アドリブがたくさんありすぎて。アドリブ中は、実は8割理解していませんでした(笑) その場の雰囲気で、なんとなくこういう事を言ってるんだろうな、と察知しながら撮影していたのですが、そんな状況がまさにワタナベと同じだったと思うんです。ワタナベも、周りが何言っているのか分からなくても、ニコニコしてるんじゃないかな、と思って。そういう点で役作りもしやすい役柄でした。

―ちょうど良かったんですね。

水田航生：共演者のみなさんは撮影の度に、そんな僕をアドリブで助けてくれました。例えばワタナベが働くレストランで、ジンラクとドンフンと3人が会話するシーンで、韓国語が分からなくキョトンとするワタナベに、ジンラク役のキム・ジフンさんは、台本には日本語なんて一言もないのに、「お金が、いっぱい」と日本語のアドリブを入れてくれたり。当初は「僕は日本語は分からないんだ、ごめんね」といっていたギョンピョまで、次第に僕から覚えたのか、撮影の終盤には「お、ワタさん、元気？」と日本語でアドリブしてくれたりしてお芝居がすごくリアルでした。多分ギョンピョが水田航生に感じたことが、ドンフンがワタナベに感じたことと一緒だったんじゃないかなと思います。

―撮影の合間はどのように過ごしていましたか？

水田航生：それぞれに控室が無かったので、メイクルームにみんなで座り込んで、オンドルと呼ばれる床暖房と毛布で暖まりながら、持ち寄ったお菓子を分け合って過ごしました。みんな本当に仲良いんですよ。ケタケタ笑い転げて。チムジルバン(健康ランド)みたいな風景でした。タロット占いとかゲームとか、学校の合宿みたいな感じで撮影の合間を過ごしました。

―最後にみどころを教えてください。

水田航生：すごくピュアな恋模様など、みなさんが共感できる部分が多いと思います。もし自分にもこんなご近所さんがいたら……妄想をして楽しめるような、ワクワクできる作品です。

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