放送終了「いばらの花」毒々しい復讐の末…凄まじい恋の結末

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※この記事にはドラマ「いばらの花」の結末に関する内容が含まれています。
写真=JTBC「いばらの花」スクリーンショット

“毒々しい復讐、凄まじい恋だけを残した”

人間本来の欲望を赤裸々に表現したJTBC毎日ドラマ(月~金曜日に放送されるドラマ)「いばらの花」(脚本:イ・ホング、演出:キム・ドヒョン)が総合編成チャンネル初の全120話の大長征を終えた。約6ヶ月間の長い旅程が終わったのだ。

今月1日、韓国で最終回が放送された「いばらの花」は、自身に対する殺人の陰謀、家族の死と愛する男の裏切りという凄まじい過去を持つチョン・セミ(チャン・シニョン)が不幸に追い込んだ人々に下した復讐を表現した。

8年前に酒に酔ったカン・ヒョクミン(カン・キョンジュン)がチョン・セミに暴行しようとする姿ですべての復讐が始まった。追い込まれ、屋上の手すりにすがりついた危機一髪の瞬間、チョン・セミは2階の地面に墜落した。

そのとき、チョン・セミの父もペク・ソウォン(イ・ウォンソク)のせいで階段から滑り落ち、死を迎えた。カン・ヒョクミンの妹カン・ジミン(サヒ)は嘘の証言でカン・ヒョクミンとペク・ソウォンの無罪を主張した。チョン・セミと父はカン・ヒョクミン一味によって事故死に偽装された。

富の権力を持つ彼らは威風堂々としていた。罪を犯しても無罪と判定され、問題なく堂々と生きていった。これを見たチョン・セミは憤りに身震いした。女が恨みを抱えれば真夏でも霜が降りるという言葉がある。チョン・セミは復讐のため徹底的に準備した。歳月が過ぎ、ジェニファーになって帰ってきた彼女は、カン・ヒョクミンの心を掴み、ペク・ソウォンとカン・ヒョクミンを仲たがいさせた。

チョン・セミはジェニファーとなり、上へと上り詰めた。財閥家の娘のふりをして、カン・ヒョクミンの家を没落させた。そして自首するよう彼らに圧力をかけた。しかし、復讐のためにチョン・セミはカン・ヒョクミンと結婚した状況。意図せず2人は本当に恋に落ち、その気持ちを育んでいった。特にカン・ヒョクミンの場合、チョン・セミのことを本当に愛していた。獣のようだった一人が愛という感情で180度変わった。

カン・ヒョクミンの選択は自首ではなく、自殺だった。この点は残念だった。もし真実の愛のために自首をしていたら、カン・ヒョクミンとチョン・セミには再び幸せになれるチャンスが訪れたのではないかと思ってしまう。

しかし、カン・ヒョクミンはペク・ソウォンが事故死し、すべてを諦めたように真心を込めた謝罪の文章をチョン・セミに渡し、屋上に立った。「チェ・ソヒョン(チャン・シニョン)、愛してる」という言葉だけを残し、そのまま飛び降りた。チョン・セミはこのような復讐の結末を望んだわけではなかった。残念ながら毒々しい復讐は、凄まじい恋の結末を迎えた。

「いばらの花」の後番組としては「もうこれ以上は我慢できない」が放送される。一生、夫のファン・チョンガプ(ペク・イルソプ)に無視されてきた妻のキル・ポクジャ(ソヌ・ヨンニョ)が一番下の娘の結婚式当日に離婚を求め、人生最大の危機を迎えるというストーリーだ。

ペク・イルソプとソヌ・ヨンニョが主演を務め、ソヌ・ジェドク、パン・ウニ、キム・ヒョンイル、オ・ヨンシル、キム・ソンミン、アン・ヨンホン、イ・ヨンウン、キム・ジヌ、ミン・ジヨン、イ・ヨルムなどが出演する。韓国で今月5日の午後8時10分に放送される。

記者 : ファン・ソヨン