放送終了「女王の教室」キム・ヒャンギ&キム・セロン、子役を超え女優として輝いた

OSEN |

子役を超えた名俳優だった。韓国で1日に放送終了したMBC水木ドラマ「女王の教室」(脚本:キム・ウォンソク、キム・ウニ、演出:イ・ドンユン)を引っ張っていった子役俳優は優れた演技力ですでに子役を超え、名俳優としてドラマを輝かせた。キム・ヒャンギ、キム・セロン、ソ・シネ、チョン・ボグン、イ・ヨンユなど、幼い頃から子役俳優として活動したこの優れた役者たちは「女王の教室」を通じて一つの教室に集まり、目覚しい成長を遂げた。

正直で純粋な“ビリ班長”キム・ヒャンギ

キム・ヒャンギは劇中で勉強よりは友達の方がいい純粋な少女シム・ハナに扮し、平凡ながらも少しずつ成長していくラブリーなキャラクターを表現した。シム・ハナが見せた子供らしい純粋で正直な姿は「女王の教室」が放送される間ずっとあらゆる世代から愛された。

放送の序盤にマ・ヨジン先生を演じたコ・ヒョンジョンが言及した通り「女王の教室」は子供、特にキム・ヒャンギが主人公であるドラマだった。ドラマの視線がシム・ハナに付いて行き、登場したエピソードが彼女の感情の変化と成長を中心に描かれたためだ。

このように目に見えない責任を背負っていたキム・ヒャンギはずっと多様な表情と感性的な演技で自身に与えられた役割の200%をやり遂げた。シム・ハナは始業式の初日から絶対的権力マ先生(コ・ヒョンジョン)によって“ビリ班長”に任命された後友達とも遠くなり、いじめられながらもそれに屈せず、6年3組の変化を主導していくキャラクターである。このキャラクターはキム・ヒャンギの自然な演技があったため、視聴者にときにはジーンとくる感動を、ときには痛快さを与えることができた。

特に、トイレに行けない瞬間の怒りと恥ずかしい気持ちをただ表情演技だけでうまく表現し視線を引き付ける一方、オ・ドンク(チョン・ボグン)とウン・ボミ(ソ・シネ)、キム・ソヒョン(キム・セロン)との涙ぐましい友情は、感動を与えるのに十分だった。

さすが演技の模範生キム・セロン

キム・セロンは「女王の教室」で模範生キム・ソヒョン役に扮して活躍した。キム・ソヒョンは成績のいい賢い子だが、6年3組の友達にはなんとなく距離を置いていたキャラクターである。

劇中でキム・ソヒョンは塾や家庭教師なしに独学で学年トップを維持する。彼女は他の友達に関心を持たない姿を見せながらもいつもシム・ハナ(キム・ヒャンギ)を静かにサポートし、ドラマ中盤には脳死状態の父と関連する秘密が明らかになり、6年3組の心強いリーダー役を担った。

キム・セロンは無口で静かだが、強くて成熟したキム・ソヒョンのキャラクターを繊細に表現した。特に、父と関連し傷を持ったままそれを解決していく過程で見せた繊細な感情演技と涙は、韓国のダコタ・ファニングという修飾語に十分理由があることを証明した。

キャラクターそのもの、ソ・シネ

“いじめられっ子”ムン・ボミを演じたソ・シネは過去の作品で見せた優れた没入度をもう一度見せてくれた。ウン・ボミは厳しい家庭環境で他の子と仲良くできずいじめられたが、シム・ハナとの友情で大きな変化を経験するキャラクターである。そのため「女王の教室」の子供たちが見せた変化の中でウン・ボミの変化は一番大きく、ドラマチックだった。

ソ・シネはこのようにドラマチックなウン・ボミのキャラクターを安定した演技力で表現した。彼女はまるでウン・ボミそのものであるようにこれまで演じてきた明るいキャラクターとは全く違う姿を見せ、ドラマへの没入度を高めた。

純粋な少年チョン・ボグン、魅力的な悪役イ・ヨンユ

純粋な少年チョン・ボグンと魅力的な悪役イ・ヨンユも子役らしくない演技力で視聴者に感動を与えた。

劇中で叔父のオ・ヨサと二人で暮すオ・ドング役のチョン・ボグンは、明るい笑顔と勇ましい姿で視聴者から高い人気を得た。特にシム・ハナ(キム・ヒャンギ)との涙ぐましい友情、オ・ヨサへの愛情を表現する純粋なオ・ドングの魅力は「女王の教室」で最も愛された男性キャラクターらしいものだった。

金持ちの娘コ・ナリ役を演じたイ・ヨンユも序盤にいじめを主導する姿で強烈な印象を残した。特に彼女はドラマの中盤に刃物を取り出しマ先生を威嚇する強い姿、その後変化してから見せた友情で視聴者たちに深い印象を残した。

記者 : チョン・ユジン