「スノーピアサー」ポン・ジュノ監督“あだ名の“ポンテール”がつらい”

OhmyStar |

原作に接してから構想だけで7年がかかった。長い準備期間を終え、ポン・ジュノ監督が意欲的に披露する「スノーピアサー」が22日ソウル往十里(ワンシムニ)CGVで公開された。

“グローバル力作”という修飾語に相応しく「スノーピアサー」は韓国の俳優とハリウッドの俳優、そしてスコットランドの俳優が共演する作品だ。これについてポン・ジュノ監督とソン・ガンホが感想を述べた。

試写会が終わり行われた記者懇談会でソン・ガンホは「言語が違っても感覚は通じ、特に英語ではなく韓国語で台詞をするという点で楽だった」と初の試写の後の感想を述べた。
映画でソン・ガンホは向精神薬中毒になった列車のセキュリティー設計者、ナムグン・ミンス役を演じた。何を考えているか読めない人物だが、列車の最後の車両の人々が前の車両に進出できるように助ける人物。ソン・ガンホは「外国の俳優と共感できるやり取りやリアクションが多い役でなかったので台詞が楽だったが、感じることはハリウッド俳優であれ、スコットランドの俳優であれ一緒だ」と語った。

今までディテール細やかな設定で“ポンテール”というあだ名が付けられたポン・ジュノ監督は「そのあだ名を聞くたびにつらい。スタッフたちに笑われそう」としながら「隙間はスタッフたちが埋めてくれるもので、僕は彼らを連れてくる」と語った。

ポン・ジュノ監督は「俳優たちの中でスコットランドの俳優たちは基本的に韓国の俳優と似ていた。ジョン・ハートとティルダ・スウィントンは全体のハーモニーのために努力し、クリス・エヴァンスのようなハリウッド俳優たちは自己中心的ではないが、自身が出るシーンでは化け物のようなエネルギーを注いでいた」と俳優たちを評価した。ポン監督は「特にティルダ・スウィントンは自身の撮影分量がないにも関わらず、撮影現場に来てモニタリングした」と付け加えた。

キャスティング過程でもジョン・ハートとティルダ・スウィントンが一番先に決まった。ポン・ジュノ監督は「監督なら皆そうだと思うが、自身の前作に興味のある俳優と撮りたがる」とし「二人の俳優が『グエムル-漢江の怪物-』と『母なる証明』に興味を示した。二人の俳優が確定すると、その方々の信頼でことが順調に進んだ」とキャスティングのビハインドストーリーを紹介した。

「スノーピアサー」は韓国で9ヶ月とチェコで3ヶ月、計1年3ヶ月の撮影期間をかけて完成された映画だ。最後の人類が絶えず走る列車の中で繰り広げられる死闘を描いた。8月1日、167ヶ国で同時公開される。

記者 : イ・ソンピル 写真 : イ・ジョンミン