「恋愛操作団」イ・ジョンヒョク&少女時代 スヨン&イ・チョニ、恋を操作してもいいですか?

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写真=tvN「恋愛操作団」スクリーンショット
「恋愛操作というのはさ。人の気持ちを操作するもの。そのせいで誰か傷ついているかもしれないって考えたことある?」

恋愛操作で恋を叶えた一人の男がいる。その裏には恋愛操作のため恋を奪われたもう一人の男もいた。

恋愛操作のため恋を奪われた男が少女時代のスヨンを拉致した。スヨンの拉致事件は韓国で15日、tvN月火ドラマ「恋愛操作団:シラノ」(脚本:シン・ジェウォン、演出:カン・ギョンフン、以下「恋愛操作団」)第15話で放送された。

「恋愛操作団」は、恋愛下手な人たちに代わって恋を叶えてくれる恋愛操作団シラノエージェンシーの活躍を描いたドラマだ。ユニークなリーダーソ・ビョンフン(イ・ジョンヒョク)、キュートでロマンチストなコン・ミニョン(スヨン)、天才工学エンジニアのムジン(ホン・ジョンヒョン)、美少年アラン(チョ・ユヌ)が恋愛操作団の一員だ。シラノエージェンシーの隣人で、イケメンシェフであるチャ・スンピョ(イ・チョニ)も注目すべきキャラクターだ。

この日の放送ではコン・ミニョン拉致事件の顛末が公開された。これに先立ち、コン・ミニョンはチャ・スンピョが依頼した恋愛作戦のターゲットが自分であることを知った。ソ・ビョンフンに裏切られたと思い、さまよっていた中、チャ・スンピョのレストランの常連客であるいわゆる“アロハシャツ”のチョン・イルド(キム・ソンビン)に拉致された。ソ・ビョンフンとチャ・スンピョはコン・ミニョンを救うために奮闘を繰り広げた。

冷徹なソ・ビョンフンも恋の前では揺らいだ

ソ・ビョンフンは謎のメッセージと電話を受けた。その内容とは、コン・ミニョンを拉致したので、指示に従えという要求だった。ソ・ビョンフンは声を変えたチョン・イルドから様々なミッションを与えられた。最初のミッションは「874番バスの該当車庫に先に着くこと。その後、イスの下に隠したコン・ミニョンの位置情報を探せ」というものだったが、これはダミーだった。イスの下にあった資料は、ソ・ビョンフンとコン・ミニョンなどシラノエージェンシーのメンバーを撮った写真だけだった。

ソ・ビョンフンは犯人から、「これまで人の人生に干渉してきたその代価を払わなければならない」と意味深なことを言われた。コン・ミニョンを救うために犯人の言葉だけに従っていたソ・ビョンフンは、ムジン、アランと一緒に事件の分析に入った。犯人が残した数字から追悼公園と工場、納骨墓などのヒントを見つけ出した。ムジンは、ヒントと関連のあるナム・ヒジュンという死亡した依頼人を見つけ出し、死亡した依頼人の妹がヘリ(ハン・ヨンジュ)であることも明らかにした。

メンバーは、かつての恋愛操作のターゲットの元を訪れ、真実を明かすことを強要された。ソ・ビョンフンとアランはそれぞれの初恋であるイ・ソル(キム・ジョンファ)とセギョン(ユンソ)、ムジンは図書館で働くマ・ジェイン(イ・ユンジ)が割り当てられた。ソ・ビョンフンとアランは真実を打ち明け、ムジンはヘリに兄と関連した真実を伝えた。ヘリの兄は、死亡する前に恋人を同僚とつなげた。何も知らなかったヘリは兄が寂しく死んでいったことに怒り、拉致事件に参加した。3人はヘリを通じて事件の糸口を見つけた。


純愛のチャ・スンピョ、最後まで“足長おじさん”だった

チャ・スンピョは違う方法でコン・ミニョンの拉致事件にアプローチした。兄と慕うドイルの死がソ・ビョンフンのせいだと考えるチャ・スンピョは、復讐のためにシラノエージェンシーを監視してきた。しかし、コン・ミニョンに恋をし、純愛を見せている状況で、この日の放送でもチャ・スンピョの純愛は続いた。

チャ・スンピョは、かつて自身が所属していた組織のボスのもとを訪れた。ドイルのために暗い過去から足を洗ったチャ・スンピョはコン・ミニョンのために、ためらわずボスに土下座した。ボスは助けてあげる代わりにチャ・スンピョに組織に帰ってくることを強要した。ドイルとの約束のためにためらうも、結局ボスの助けをもらい、チョン・イルドの家を訪れ、拉致事件の顛末をすべて暴き、チョン・イルドが爆弾を設置したシラノ劇場にコン・ミニョンを連れていったことも知った。

チョン・イルドは、かつて恋愛操作団がターゲットにした女性の恋人だった。怒りの対象であるソ・ビョンフンではなく、コン・ミニョンを拉致した理由も明かされた。チョン・イルドはコン・ミニョンに「僕の女で遊ばれた。あいつも感じてみないと。自分のすべてを失った苦痛を。人の人生で遊んでいるやつなら、これぐらいの覚悟はすべきだ」と理由を説明した。

「恋愛操作団」は最終回だけを残し、新たな局面を迎えた。コン・ミニョンの拉致事件を通じてドラマの核心である“恋愛操作”の本質に近づいた。愛という結果を得る“恋愛操作”が果たして正しいことなのかに対する質問だ。誰かは恋を得るが、誰かはその恋を失うこととなる。ソ・ビョンフンを愛するコン・ミニョン、コン・ミニョンがソ・ビョンフンを愛することを知りながらも恋愛操作を依頼したチャ・スンピョ、コン・ミニョンを愛しているがチャ・スンピョの依頼を受け入れたソ・ビョンフンにも該当する問題だ。波乱万丈な恋愛操作の結末は、韓国で本日(16日)午後11時に放送される「恋愛操作団」で確認することが出来る。

記者 : イ・スア