「FLU 運命の36時間」スエ、パク・ミンハと「野王」以来再び親子を演じた心境を告白“優しくできずに申し訳ない”

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写真=イ・ジョンミン
「チャン・ヒョクさんは、撮影現場よりもカラオケの中の方がカッコイイです。カラオケではマイクを放しませんから。カラオケでの姿の方が記憶に残ります」(スエ)

9日午前、ソウル狎鷗亭(アックジョン)CGVで映画「FLU 運命の36時間」の制作報告会が行われ、演出を務めたキム・ソンス監督と俳優チャン・ヒョク、スエ、マ・ドンソク、イ・ヒジュン、パク・ミンハなどが参加した。映画「英語完全征服」(2003年)以来10年ぶりに新作を発表したキム・ソンス監督は、「監督にとって撮影現場はホームであり、本当に幸せだった」としながら、「映像を見ながら、他の方々は大変だったと思うが、僕は幸せだったことを思い出していた」と感想を伝えた。

「FLU 運命の36時間」は、高病原性鳥インフルエンザH5N1が人間同士で呼吸器を通じて感染することになった場合に引き起こされる災難を描いた映画で、致死率が60%にも達するウイルスが都市に広がればどのような状況になるのかを念頭に置いて作られた作品だ。キム・ソンス監督は、「都市が閉鎖された状況なので、リアリティを出すために実際の防疫服と防毒マスクを着用して撮影した」と説明した。

チャン・ヒョクは、救助隊員カン・ジグ役を演じながら「混乱していた」と語った。自己中心だったカン・ジグは、災難を通じて他人を思いやる人間へと変わっていく。チャン・ヒョクは、「キム・ソンス監督に『あなたを見せなさい』と言われ演じたが、それじゃないと言われて混乱した」とし、「僕自身について再び考えてみる時間になった。僕は救助隊員を表現しようとしたが、監督は“人間”を見せてくれた」と伝えた。

チャン・ヒョクは、「FLU 運命の36時間」の撮影を控え、消防学校を訪れトレーニングを受けたりもした。「キム・ソンス監督とスエさんがいたから出演した」と明かしたチャン・ヒョクは、「“大規模な感染災難”というジャンルは初体験なので、最初にシナリオを読んで惹かれた」とし、「英雄を演じるより、災難の状況に陥った人の動きを経験してみたかった」と告白した。

感染内科専門医のキム・イネ役を演じたスエは、子役俳優パク・ミンハとSBS月火ドラマ「野王」に続き、映画「FLU 運命の36時間」でも親子を演じた。パク・ミナは、「映画でのスエおばさんの方が好き」とし、「スエおばさんが映画ではミルを心配し、愛したが、ドラマでは悪役だった」と語った。「野王」よりも先に「FLU 運命の36時間」を撮影したというスエは、「ドラマでは優しくできずに、申し訳なかった」と付け加えた。

元高位職軍人であるグクファン役のマ・ドンソクは、劇中で、生き残るためなら何でもする、とんでもない悪役として登場する。マ・ドンソクは、「キム・ソンス監督は、大勢の男性俳優たちのロマンだ」としながら、「映画『BEAT』のような(格好いい)シーンを想像しながら『FLU 運命の36時間』に合流した。アクションシーンで監督の存在感をとても強く感じた」と明かした。不法入国者の運び屋であるビョンギ役を演じたイ・ヒジュンは、「映画のファーストシーンを僕が開く」とし、「その気持ちで楽しく撮影した」と言って微笑んだ。

映画「FLU 運命の36時間」は、韓国で8月15日に公開される。

記者 : イ・ジョンミン、イ・オンヒョク