ポン・ジュノ監督「スノーピアサー」はスタッフもグローバル級

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写真提供=CJエンターテインメント
ポン・ジュノ監督の映画「スノーピアサー」(製作:モホフィルム、OPUS PICTURES、配給:CJエンターテインメント)の制作のため、多国籍スタッフが集まった。

「スノーピアサー」は、新たな氷河期に人類の最後の生存地域である列車の中で抑圧に苦しんでいた最後尾車両の人々の反乱を描いた映画で、ノアの方舟を連想させる列車の中で「スノーピアサー」独自の新しい想像を実現するために、様々な国籍と文化を持つスタッフがチェコのバランドフ撮影所に集結した。

真っ先に「スノーピアサー」に参加したスタッフは、「母なる証明」でポン・ジュノ監督とタッグを組んだホン・ギョンピョ撮影監督である。「スノーピアサー」のシナリオの草稿が完成した瞬間からポン・ジュノ監督と意気投合した人物で、英語でのコミュニケーションを必要とした現場で、何も言わなくても監督の望む映像を理解できる、ポン・ジュノ監督の最も近い同志であった。

各列車セットを担当するプロダクションデザイナー(美術監督)は、「イリュージョニスト」のアンドレ・ネックバジルが参加した。各車両ごとにリアルさが際立っているスペースを具現しただけでなく、チェコで名声が高いおかげで、現地スタッフの構成と撮影が円滑に進んだという。

美術と共に最も重要なVFXは、「スパイダーマン2」「ノウイング」「ナイト&デイ」のエリック・ダーストが務め、日常的でありながらもリアリスティックなCGを実現した。

列車という狭い空間の中で人と人の体が衝突するアクションシーンは、武術監督ジュリアン・スペンサーの手によって誕生した。デヴィッド・クローネンバーグ監督の「イースタン・プロミス」で伝説的なノワールアクションを完成させた彼は、香港映画やアメリカの大作映画で見せたアクションではなく、「スノーピアサー」ならではの人間くさいアクションを完成させた。

「3時10分、決断のとき」の音楽を担当したマルコ・ベルトラミは、ポン・ジュノ監督の全作品に関心が高く、エージェントを通じて参加意思を明らかにしたケースだ。最近、「ウルヴァリン:SAMURAI」「ワールド・ウォーZ」「ウォーム・ボディズ」などでフィルモグラフィーを増やしている彼は、現在ハリウッドで最もホットな音楽監督としてその地位を固めている。

この他にも「少年は残酷な弓を射る」の衣装デザイナーキャサリン・ジョージと「ロード・オブ・ザ・リング」「Vフォー・ヴェンデッタ」のメイクアップアーティストジェレミー・ウッドヘッド、そして「イングロリアス・バスターズ」「キル・ビル」のキャスティングディレクタージョハンナ・レイが「スノーピアサー」に合流した。

「スノーピアサー」は、ポン・ジュノ監督がメガホンを取り、クリス・エヴァンス、ティルダ・スウィントン、ジョン・ハート、ジェイミー・ベルなど世界的な俳優が出演しただけでなく、米国の配給会社ワインスタイン・カンパニーを通じて北米地域で大規模公開が確定した作品である。

映画「スノーピアサー」は8月1日に韓国で公開される。

記者 : キム・ミリ