「剣と花」俳優陣から深く信頼されるキム・ヨンス監督…“異色の演出スタイルとは?”

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KBS新水木ドラマ「剣と花」の制作発表会…俳優たちが伝えた演出スタイルとは?

KBS 2TVの新水木ドラマ「剣と花」(脚本:クォン・ミンス、演出:キム・ヨンス&パク・ジンソク)に出演する俳優たちが、キム・ヨンス監督の演出に期待を示した。

1日、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)63ビルディングで開かれた「剣と花」制作発表会では、特に多くの俳優がキム・ヨンス監督の演出スタイルに対する感想を伝えた。最初話し出したのはヨン・ゲソムン役のチェ・ミンス。「撮影に取り掛かる3ヶ月前からキム・ヨンス監督と多くの時間を過ごしたが、『演技が下手』だと大いに叱られた」と切り出したチェ・ミンスは、「キム・ヨンス監督も撮影で一睡もできないだろうが、他の俳優たちはキム・ヨンス監督のせいで一睡もできない。私もキム・ヨンス監督も、狂人並み」と表現し、笑いを誘った。

そうしながらもチェ・ミンスはキム・ヨンス監督において「非常に冷静で、勝負をかけるのに想像を絶する卓越した選択をする。演出の掌握力がある。作品を撮ると言うよりは、盛り込むようだ」とキム・ヨンス監督の演出に深い信頼を表した。

ヨン・ゲソムンの息子のヨン・チュン役のオム・テウンも「『赤道の男』第19話でも証明されているのでは?それを辞さないくらい」という一言で全てを説明した。昨年キム・ヨンス監督の演出作「赤道の男」第19話放送当時、後半10分を残し撮影分が足りず映像が途切れたことを指す言葉だった。それだけ、キム・ヨンス監督が丁寧に演出を行うということだ。

またオム・テウンは「キム・ヨンス監督と撮影すれば、大変なこともあるが達成感がある。ふととんでもない演出をするときも、何を意図しているのか分かるので面白い」と満足感を示した。続いて「自分が撮りたいシーンへの欲が物凄い。キム・ヨンス監督に十分な時間と資金を与えたら、凄いものができるのではないかとたまに思うくらい」と説明したオム・テウンは「『剣と花』は視聴率でも、演出でも、事故でも長く話題になるだろう」と付け加えた。

ヨン・ゲソムンの陰謀により高句麗の最後の王となる宝蔵王(ポジャンワン)役の俳優オン・ジュワンも、「ドラマのシステムは非常にぎりぎりではないかと思ったが、『剣と花』は映画より余裕がある。それで最初は適応できなかった」と打ち明けた。

続いてオン・ジュワンは「『放送が明後日なのに、全部撮れるだろうか?』と心配したりもしたが、キム・ヨンス監督が心配しない姿を見て信頼できた。キム・ヨンス監督は撮影現場で、一人で台本を持って独り言を呟きながら歩き回るが、そんな姿を見ると“狂人”と言うよりは“遅い天才”という監督のあだ名が思い浮かぶ」と強い信頼を示した。

「剣と花」は、高句麗時代を背景に栄留王(キム・ヨンチョル)とヨン・ゲソムン(チェ・ミンス)の娘と息子、ムヨン(キム・オクビン)とヨン・チュン(オム・テウン)の叶わぬ愛と復讐を描くドラマだ。「天命」の後番組として3日午後10時から韓国で放送スタートする。

記者 : イ・ミナ、写真 : イ・ジョンミン