ソ・ジソブ「ある会社員」に込めたメッセージ“楽しみ誰かを愛しながら幸せに生きる”

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「ある会社員」ソ・ジソブが挑む ―― クールな殺人請負人の顔 平凡な幸せを求める優しい男の顔

6月1日(土)、ついに日本で全国ロードショーを迎えた映画「ある会社員」について、ソ・ジソブが語ったオフィシャルインタビュー。

―映画「ある会社員」への出演を決めた一番の理由を教えてください。

ソ・ジソブ:シナリオを読んで5時間ですぐに「出演したい」と決めました。暗殺者のはずなのに普通の会社員のように仕事をしているという設定にもとても惹かれたし、何よりこの作品には独特の雰囲気があるんです。

―ジソブさんが主人公のヒョンドと似ていると思う部分はありますか?

ソ・ジソブ:自分も一人暮らしなので、料理を作って食べたりシャツにアイロンを掛けたり、寂しく孤独に暮らしているところは似ているかな(笑) 逆に絶対に違うのは、私はヒョンドのように人を傷つけたりしない、というところです。

―スーツスタイルもすっかり会社員らしく、ファッショニスタのジソブさんにお似合いでした。

ソ・ジソブ:ありがとう。普通の会社員という役なので、モデルが着るようなスーツではなく、ワイシャツは白。そして、すり減った靴やカバンという普通の会社員スタイルに気を配りました。

―ヒョンドのように仕事や何かを辞めたいと思ったことは?

ソ・ジソブ:よくありますよ。自分の思ったような演技が出来ないとき、自分が空っぽだと感じるときは「辞めたい」「逃げ出したい」と思います。自分の中に、ある程度いろんなものが満たされていてこそ、良い仕事、演技ができると思うので。会社で働いている人も同じですよね。

―映画の中で一番心に残ったセリフはありますか?

ソ・ジソブ:今、世の中の皆さんは仕事を一生懸命頑張っているのに、幸せな人ってあまり多くないんじゃないかと思うんです。だから、ヒョンドがフン(キム・ドンジュン) に言う言葉で、「仕事ばかりしていないで、楽しみながら、誰かを愛しながら幸せに生きなさい」というセリフです。これは私が監督に頼んで入れてもらったもので、自分自身にも、そして観客の皆さんに強く伝えたかったセリフなんです。

―この映画にあるメッセージとは何ですか?

ソ・ジソブ:映画を観てくださった皆さんに、今頑張って取り組んでいる仕事をもう一度振り返ってみて欲しかった。“自分は今、本当に楽しみながら仕事をしているのだろうか? そして幸せなのだろうか?”ということを改めて考えてほしいと思いました。そしてエンディングには私からのメッセージを込められています。監督にお願いをして変更してもらったのです。僕は、この映画には確実に「希望」のメッセージが込められていると思っているので、それを受け取ってほしいですね。

―現在のジソブさんは幸せですか?

ソ・ジソブ:私自身も好きな仕事や、やりたい仕事ができるよう、今も努力中です。そして、幸せを感じられるように、まずは、今この瞬間を楽しく仕事をすることに努めています。

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「ある会社員」
商社を装った殺人請負会社で働くヒョンド(ソ・ジソブ)は、少年時代に憧れていた女性(イ・ミヨン) との出逢いにより、自身の人生を振り返り、これからの平凡な幸せを考え始めるのだが、同僚(ヒットマン) たちは、そんな彼に容赦なく標的として襲いかかる……。
ヒョンドの心を動かす女性を、5年ぶりの映画出演となるイ・ミヨンが好演。ミヨンの息子役には、K-POPアイドルZE:Aの最年少メンバーであるキム・ドンジュンが映画デビュー作として体当たりで臨んでいる。クァク・ドウォン、イ・ギョンヨンらベテラン俳優も脇を固めた。

監督:イム・サンユン
キャスト:ソ・ジソブ、イ・ミヨン、クァク・ドウォン、イ・ギョンヨン、キム・ドンジュン(ZE:A)
製作:シミアン、ショウボックス/メディアプレックス / 共同製作:51k
2012年 / 韓国 / カラー / 96分 / HDSR 5.1ch, / 2ME 2ch /
(C) 2012 SIMMIAN AND SHOWBOX/MEDIAPLEX ALL RIGHTS RESERVED. R-15+
6月1日(土) 全国ロードショー

記者 : Kstyle編集部