「根の深い木」ソン・ジュンギ&「サメ」キョン・スジンが子役?“曖昧な子役”

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子役。辞書的な意味では演劇や映画などで子供の役、または子供の役を演じる俳優を指すが、劇の完成度を高めるために主人公の過去の回想シーンが深く描かれ、最近では26歳の俳優でも子役と呼ばれることがある。

KBS 2TV月火ドラマ「サメ ~愛の黙示録~」では、チョ・ヘウ役のソン・イェジンの高校時代を演じた女優キョン・スジンが話題を集めた。ソン・イェジンと驚くほど顔が似ているからだけではなく、彼女がソン・イェジンと5歳しか離れていない26歳だったからだ。

成人女優のキョン・スジンがソン・イェジンの子役を演じたのは、劇中でチョ・ヘウの高校時代の初恋の淡いイメージを最大化するためだ。キョン・スジンは成人女優ならではの豊かな表現力で好評を得た。

デビュー以来、子役だけを演じてきた独特な経歴の持ち主であるキョン・スジンは、「おばさんみたいだというコメントもあった」とし、子役演技の大変さを語った。

これに先立ち、俳優ソン・ジュンギも2011年、SBSドラマ「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」で当時25歳の年齢で世宗イ・ド(ハン・ソッキュ)の子役として出演し、話題を集めた。ソン・ジュンギの安定した演技は視聴者の視線を集め、好演により「2011 SBS演技大賞」でプロデューサー賞を受賞した。

特に、ソン・ジュンギは子役演技に大きなプレッシャーを感じたという感想を述べ、関心を集めた。ソン・ジュンギは「ドラマの台本をもらって面白かったのでぜひ出演したかった。しかし、周りの先輩たちから『その年で子役か』とたくさん言われた」とし、成人俳優が子役演技を選択することへのプレッシャーを表した。

子役はドラマの中の主人公の子供時代を見せたり、劇中で過去の姿で登場する男女主人公のリアルな感情や蓋然性を説明する最も重要な仕掛けとして使われたりしている。現在、辞書上の意味から拡大され、便宜上子役と呼ばれている俳優たち。明らかなのは曖昧な子役演技と成人演技の基準が、演技の幅を広げることの妨げになってはいけないということだ。

記者 : クォン・ジヨン