パク・シフ“事件終結”韓流スターから容疑者に…悪夢のような3ヶ月(総合)

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写真=マイデイリー DB
性的暴行の容疑を受けて非拘束起訴意見で検察に送致された俳優パク・シフの事件が、10日に被害者が告訴を取り下げたことで一段落した。

10日午前、ソウル西部地検によると、被害者A氏は9日に法定代理人を通じてパク・シフと後輩俳優K氏に対する告訴を取り下げたという。これにより、芸能界はもちろんのこと、社会的に話題を呼んだ“パク・シフ事件”は、事件発生から3ヶ月を経て終結した。

A氏の告訴取り消しによって不起訴処分となった今回の事件は、2月15日に発生した。ドラマ「清潭洞(チョンダムドン)アリス」に出演した後、1人企画会社(個人事務所)フファクトリーを設立して新たに出発しようとしたパク・シフは、20代の芸能人志望生A氏を強姦した疑いで告訴された。

当時パク・シフの事件を担当していたソウル西部警察署は、2月24日パク・シフとK氏に事情聴取に応じるよう通告した。しかしパク・シフ側は、法定代理人の交代と事件の管轄を西部警察署から江南(カンナム)警察署へ移送することなどを要求し、出席に応じなかった。

ソウル西部警察署はパク・シフ側の江南(カンナム)警察署への移送申請を却下し、3月1日の出席を通告した。その過程で「もしまた調査に応じない場合、逮捕令状の申請も考慮している」と明かし、激しく対立した。結局パク・シフ側は「一日も早く事件の真相を明らかにする」とし、3月1日に西部警察署に姿を現し、約10時間にわたって調査を受けた。

捜査が進む中、A氏の知人とパク・シフの前所属事務所の代表などの告訴が相次ぎ、後輩俳優K氏とA氏のカカオトーク(スマートフォンのコミュニケーションアプリ)のメッセージがマスコミに公開されるなど、真実攻防が加熱した。パク・シフとK氏、A氏は、3月13日午前、国立科学捜査研究院で嘘発見器の検査まで受けた。

そんな中、ソウル西部警察署は3月22日、「パク・シフ事件の捜査を3月末までに終える」と明かした。パク・シフ事件の捜査の終結が近づくにつれ、彼が無嫌疑処分を受けるのか、起訴意見で検察に送致されるのか、人々の関心を集めた。

ソウル西部警察署は先月2日午前、パク・シフに対して準強姦及び強姦致傷の容疑を適用して起訴意見で検察に送致した。パク・シフと一緒に告訴された後輩俳優K氏も、強姦の容疑で不拘束起訴された。警察はパク・シフとK氏、被害者A氏の対面尋問、嘘発見器調査、参考人調査などをもとに結論を下した。

起訴後、約1ヶ月間捜査が進められなかったパク・シフ事件は、結局A氏の告訴の取り消しによって終結した。今回の事件はすべての捜査過程がマスコミに公開され、パク・シフのイメージに大きなダメージを与え、その過程で無罪推定違反であると懸念する声も上がっている。

10日午前、パク・シフの法定代理人プルメ側は告訴の取り消しについて「特にコメントすることはない」という立場を表明した。法廷で事件の真相を見極めることはできなかったが、約3ヶ月間強姦の疑いを受けてきたパク・シフにとって今回の事件は、今後の芸能活動において大きな支障をもたらすことは避けられないものと見られる。

記者 : チェ・ドゥソン