「7級公務員」イム・ユンホ“甘いドラマの悪役、JJを覚えてますか?”

OhmyStar |

写真=Simエンターテインメント
この俳優にとって、ドラマ「7級公務員」はこれ以上無いデビューステージで、貴重な経験の場だった。チュウォンとチェ・ガンヒが甘いロマンスを作っていく中で、JJという悪役で登場し、ドラマに緊張感を与える重要な役だったためだ。

JJから日常へと帰ってきた新人イム・ユンホに会った。9日、江原道(カンウォンド)鉄原(チョルウォン)にあるペンションMORNING CALM VILLAGEで出会った彼は、一層落ち着いた姿だった。「まだ、撮影しに現場に出向く夢を見る」と言いながら、彼は明るく笑ってみせた。

「『7級公務員』は初めての作品だったので、準備も結構しましたし、僕なりにプレッシャーも感じました。役が役であるだけに、終わってからも残念な部分や後悔が少し残っています。慌ただしく最初の作品を撮り終え、自分なりに一生懸命頑張ったのですが、もっとハードにやった方が良かったのではないかという思いもあります」

役者の道は、これからがスタート

現在、25歳。男性俳優としては、盛んに学び、成長しなければならない時期である。「7級公務員」という作品で、インパクトの強い悪役を引き受けたイム・ユンホは、JJになるために減量し、アクションを身につけた。

「本当の年齢より年上の役だったので、減量することにしました。痩せたら少しは年を取って見えるのではないかと思ったんです(笑) ドラマの前は72kgあったのですが、66kgまで減らしました。もちろん、撮影をしながら苦労して痩せた部分もありますが、食べ物もコントロールし、アクションの練習も、昨年10月から1日4~5時間ずつ毎日やりました。

『大変だったんじゃない?』と周りからよく言われました。多分、甘いドラマの中で悪役だったし、アクションも強かったからだと思います。JJが公園でアン・ネサン先輩を銃で撃つシーンが、まだ記憶に残っています。画面上も記憶に残りますし、撮るときも苦労しましたから。タイミングを逃したりすると、最初から全部セットを直して撮らなければならなかったので、リハーサルを何回もやってから撮影しました。

同じ事務所の先輩であるチュウォンさんとオム・テウン先輩は、僕がドラマの現場自体が初めてだったので、適応する上でのアドバイスをくれました。カメラを見ながら立つ方法、現場での振る舞い方などです」

自分なりに努力をして、最善を尽くしたが、イム・ユンホは「もっと悪そうに見せれたら良かった、残念だ」とドラマが終わっての自身の心境を伝えた。それだけ、演技への愛情が大きい証拠でもある。

イム・ユンホは完璧な男?「役者の道に集中します」

よく知られた事実だが、イム・ユンホはアメリカの名門大学、ニューヨーク州立大学出身の人材でもある。つまり、役者でない他の人生を夢見ることもできるはずだ。しかし、彼は「是非役者になりたかった」と改めて強調した。

「一生懸命勉強をしましたが、高校生の時から役者の仕事にとても関心がありました。年末になると学生たちが学園祭で演劇公演をしたりして、それを見ながら知らず知らずのうちに夢を育ててきたような気がします。もちろん、僕が役者になると言ったら、父は猛反対しました。二十歳の時、機会があって今の事務所の代表と知り合い、大学2年を終えた時点で、韓国に戻りました。当時、チュウォンさんが『製パン王キム・タック』をちょうど終えるタイミングでした。

まず軍隊に行ってから一度やってみようという提案を受け、軍服務を終えてから役者への準備を始めました。代表が父に直接会って、説得してくれて、父も最終的には理解してくれました。父は、僕が今回ドラマに出たので、同級生から電話がたくさんかかってくると言いながら、僕より嬉しがっていました(笑)」

初めてのドラマを上手くスタートしたからだろうか。「7級公務員」を終えてすぐ、イム・ユンホは次の作品に取り掛かることになった。KBS 1TV新毎日ドラマ「天まで届け、この想い」でそれなりに役割の大きい役を演じることになった。イム・ユンホは気合いを入れながら、作品への覚悟を述べた。

「『7級公務員』撮影中に、『天まで届け、この想い』というドラマにキャスティングされました。若くして事件を起こし刑務所に入るが、それによって家族の愛に気付き、明るく生きる人物です。今回の作品で足りなかった点を補って、さらに一生懸命頑張ろうと思います!キャラクターも違うので、どうか見守ってください」

記者 : イ・ソンピル