「ハケンの品格」「女王の教室」…韓国で日本のドラマのリメイクが特に多い理由

OSEN |

写真=KBSメディア/MI Inc.
今年の韓国ドラマは、日本のドラマを原作にしているドラマが特に目立つ。視聴率1位を守っているSBS水木ドラマ「その冬、風が吹く」と、放送スタートを控えているKBS 2TVの月火ドラマ「オフィスの女王」、6月からの放送を調整しているMBC「女王の教室」などだ。

それぞれ「愛なんていらねえよ、夏」「ハケンの品格」「女王の教室」を原作にしているこれらのドラマは、既に人気が証明された内容を韓国的な感性で再解釈し、話題となっている。

しかし上半期だけで既に3本のドラマが日本のドラマを原作しているということに対する懸念の声もある。これに関し「オフィスの女王」の関係者は、「日本はいじめ問題など、社会現象を韓国より先に経験している。そのため、そのような現実がドラマに先に反映される。そのような日本のドラマは、韓国の現実にも当てはまる」と語った。

続いて同関係者は「しかし、我々は人間関係の描写に優れている。日本の作品より更に共感できる作品にする技術がある。『白い巨塔』『花より男子』なども、韓国の情緒を溶け込ませ逆輸出した」と説明した。

また同関係者は「『オフィスの女王』も原作のマグロ解体作業など、韓国の情緒と会わない部分は、カンジャンケジャン(カニを醤油につけた韓国料理)のエピソードに変えるなど、韓国的なカラーと感性を盛り込んだ。今回も原作を乗り越える自信がある」と期待を示した。

「オフィスの女王」は部長もたじろぐ“スーパー契約社員”のミス・キム(キム・ヘス)と、彼女を巡る職場の人々の仕事と愛を、差別化されたリアルなエピソードを通じて愉快かつ明るく描く、本格的な生存ラブコメディだ。韓国で4月1日から放送スタート。

記者 : クォン・ジヨン