ホン・ジニョン「人々に嫌われるまで歌い続けたい」

OSEN |

「愛のバッテリー」で若手トロット(韓国の演歌)歌手として定着した歌手ホン・ジニョンが3年ぶりに登場した。今回もまた「愛のバッテリー」から感じられた大ヒットの兆しが見えた。

ホン・ジニョンは22日、3年ぶりにリリースした新曲「ブギマン」でカムバックした。同曲は歌いやすいメロディで楽しく、ブラスサウンドが魅力的な軽快なリズムの曲で、好きな人へのときめきを表現している。

最近会ったホン・ジニョンは、さらにスリムになった体と童顔の顔で、明るく挨拶した。可愛く切った前髪が彼女をより愛らしくした。ホン・ジニョンは「『ブギマン』で私を必要としていればどこにでも行く」としながら笑った。

「『ブギマン』は久しぶりにリリースした曲じゃないですか。セミトロットジャンルなので、一つの曲で長期間活動します。今回も私を必要とするところならどこへでも行きたいと思っています。老若男女誰もが好きになれるメロディだからです。『愛のバッテリー』とは別にもう1つのヒット曲を作るという覚悟で頑張ります」

3年ぶりにカムバックしたホン・ジニョンは以前にも増して若くなっていた。カムバックを控え減量したことと、前髪を切ったことがホン・ジニョンをさらに引き立たせた。

「もっと若い感じにするために努力しました。幅広い年齢層にアピールしたかったからです。歌自体も楽しく、オールドかつヤングな感じが一緒に入っています。ファン層も広げられると思います。私がトロット歌手なので、元々けっこう歳をとっていたと思われた方々が多かったです。今年数え年で29歳ですが、20代最後なので、もっと若く見せたい気持ちもありました。ハハ」

ホン・ジニョンは「ブギマン」で新しい魅力を披露する。ステージで軽く手を振る程度に留まっていた振り付けの幅を広げた。ステージでのホン・ジニョンはダンス歌手と同じ様に活発なダンスを披露した。もちろん歌には影響しなかった。

「昔は手を使う簡単な振り付けだけでしたが、今回は最初から最後まで振り付けを入れました。アイドルのように過激な振り付けではありませんが、最初から最後まで見る楽しさを入れたと言いますか、私なりに振り付けに名前も付けました。“チュクサムダンス”です。3度死ぬとの意味ですが、始まる時は楽しくて死んで、途中では可愛くて死んで、サビではセクシーで死ぬから“チュクサム”です。ハハ、面白くありませんか?」

ホン・ジニョンは可愛い外見とは裏腹に気さくでクールな性格だった。若くなった顔と細くなった体に「整形したのではないか」との叱咤が殺到したが、カッとしながらも「何の反応もないよりは、悪い反応の方が良い」というクールな反応を見せる、可愛い魅力も見せてくれた。

「前髪を切って顔の雰囲気がかなり変わったようです。書き込みのほとんどが悪態でした。ハハ。『愛のバッテリー』の時より5kgほど痩せました。そして前髪まで切って顔も細く見えるようになりました。人々はエラ削りをしたのではないか、顎を削ったなど、色々と話していました。最初は悔しかったです。でも、これからは良い方向で受け止めようと思っています(笑)」

ホン・ジニョンは最近、コアコンテンツメディアからキーイーストへ移籍した。マネージャーと一緒に移籍したため環境に変わりはないが、彼女は初心に戻ったようだと話した。

「新しくスタートするとの心構えで、元気が出ます。仕事の環境に変わりはありません。マネージャーさんと一緒に移籍したからです。雰囲気は同じですが、私の心構えは変わりました。今回の振り付けも最後まで踊る必要はありませんでしたが、最後までしてみたかったです。あ、まだペ・ヨンジュン会長にはまだお目にかかっていません。今回の『ブギマン』が上手く行けば一度は会えるのではないでしょうか」

「ブギマン」でカムバックしたホン・ジニョン。彼女の覚悟は、彼女がどれだけ人々の前に立ちたがっていたのかを物語ってくれた。20代の最後を一生懸命に走ろうと目を光らせる彼女の姿が美しかった。

「長く活動したいです。長い目で見ようと思っています。韓国全土どこにでも行きます。年配の方にも、若い方からも愛されたいです。嫌われるまで活動したいと思います。ハハ」

記者 : ファン・ミヒョン、写真 : イ・デソン