「7番房の奇跡」観客動員数1000万人突破目前…その人気には理由がある!

OSEN |

観客動員数1000万人突破を目前としている映画「7番房の奇跡」が、ブームを巻き起こしているのにはそれなりの理由がある。

観客動員数840万人の突破に成功した映画「過速スキャンダル」を抜いて、韓国コメディ映画のジャンルで1位を獲得した「7番房の奇跡」が、笑いと感動そして主演俳優リュ・スンリョンの完璧なイメージチェンジによって勢いづけられ、とどまるところを知らない人気を得ている。

特に映画「結界の男」の興行成績から確認できたように、見る人を笑わせたり泣かせたりする“ヒーリング映画”が主流になっている今の映画界で「7番房の奇跡」は笑いと感動そして新鮮さの3拍子を揃え、真の“ヒーリング映画”としての条件を備えた映画だと評価されている。

笑いすぎ注意報発令中!

6歳並みの知能であるイ・ヨング(リュ・スンリョン)が殺人犯の濡れ衣を着せられた後、娘のイェスン(カル・ソウォン)を彼がいる刑務所の7番部屋に、こっそりと入り込ませることから繰り広げられるエピソードを描いた「7番房の奇跡」は、終始観客たちに笑いをプレゼントする。

知能が6歳で止まったヨングに扮したリュ・スンリョンの演技はもちろん、彼と同じ7番部屋を使う脇役たちのコミカルな演技が笑いを誘う。

特にイェスンを7番部屋にこっそりと入り込ませるための7番部屋の仲間たちのきわどい作戦や、恐ろしいものなどないように見える刑務所の絶対権力、ソ・ヤンホ(オ・ダルス)にハングルを教えながら彼をいじめる7番部屋のメンバーの姿は観客を爆笑させる。

男性でさえ涙ポロポロ…深い感動

「7番房の奇跡」が持つもう一つの強みは、深い感動だ。特に、男性の観客でさえ涙をこらえられなくさせる彼の強い父性愛は、インターネットを通じて広がった同映画に関する口コミの主な内容の一つだ。

劇中でヨングが、愛する娘イェスンに対する、知能は低いが誰より強く、心の奥深いところから沸いてくる彼の父性愛に、多くの観客が涙する。

また、愛する父を失わないようにとするイェスンの演技も涙を誘い、見る人の心を温かくしている。

一体できないことがあるのだろうか?…リュ・スンリョンの“演技変身”

何より「7番房の奇跡」ブームの主役はリュ・スンリョンの完璧な“演技変身”だろう。

映画「神弓 KAMIYUMI」で驚くべきカリスマ性を見せたリュ・スンリョンは、その後映画「僕の妻のすべて」でカサノバ(プレイボーイ)のチャン・ソンギに、映画「王になった男」では王を作るキングメーカーのホ・ギュンに扮し、イメージチェンジを繰り返してきた。

そして今回の「7番房の奇跡」では、誰もリュ・スンリョンから想像できなかった6歳並みの知能であるヨングに扮して新しい演技を披露し、観客から高い評価を得ている。

ヨングはとても純粋で常に笑っている人物であり、長い間記憶したいことや得意な言葉を繰り返すことや、特定の数字をよく覚えていることが特徴である。キノコ頭で幼い子供のような姿を見せる彼は、見る人を自然と微笑ましくさせる。

記者 : キム・ギョンジュ