「大王の夢」撮影に復帰したチェ・スジョン“肉体的苦痛より精神的につらかった”

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写真=KBS

落馬事故から1ヶ月で復帰「精神的につらかった」

落馬事故で手術を受けた俳優のチェ・スジョンが「大王の夢」の撮影に復帰し「肉体的苦痛より精神的につらかった」とこれまでの心境を語った。

KBS 1TV大河ドラマ「大王の夢」の懇談会が開かれた28日午後12時、京畿道(キョンギド)水原(スウォン)のある飲食店にキム・チュンチュ役のチェ・スジョンと女優のホン・ウニと俳優のキム・ユソク、イ・ジョンス、演出を担当したシン・チャンソク監督、イ・カンヒョンドラマ局長が出席した。8日に退院したチェ・スジョンは、右腕にギブスをして登場した。4月第一週に鎖骨と手に入ったピンを抜く手術が残っている。

「ただ申し訳ないとしか言いようがない」と語り始めたチェ・スジョンは「病室と家でスタッフが送ってくれる手紙を見てただ涙だけ流した」とし「実は、今も肩甲骨の壊れた部分の手術を受けられなかったので横になったり壁に寄り添ったりすれば痛い」と説明した。引き続きチェ・スジョンは「だが、良い作品を作るためにははやく撮影しなければならないと思って復帰を決心した」とし「今日から『大王の夢』第2期が始まるが、新しい俳優たちと検証済みの俳優たちの姿勢を期待しても良い」と付け加えた。

体当たりで臨む理由、俳優としての基本であるため

実は、チェ・スジョンの落馬は意外な事件だった。“時代劇のパク・チソン”と呼ばれるほどたくさんの大河ドラマに出演してきた彼は、馬を扱う腕も自他共にベテランだと認められていたためだ。

チェ・スジョンは「よくある状況が僕にも起きただけ」とし「馬から落ちたことは初めてだが、これくらいのケガでありがたいと思っている」と心境を伝えた。引き続きチェ・スジョンは「これをきっかけにスタッフがどれだけ一丸となっているのかが分かった」とし「長編ドラマであるだけに緊張を緩める傾向がないわけではなかったが、自身を点検し互いに配慮するきっかけになった」と語った。

シン・チャンソク監督によると、手術室に入る前まで台本を手に持っていたというチェ・スジョンは復帰への意志が強かった。入院当時を思い出したチェ・スジョンは「生まれて初めて入院し、初めて薬も飲んでみたと言っても過言ではない。肉体的にきついのは鎮痛剤を打たれ、声を上げたりしながら耐えられたが、精神的苦痛はものすごかった。精神科の教授に相談するほどつらかった」と語った。

だが、チェ・スジョンは「私たちが知っていることとは違うキム・チュンチュの新しい面を見せると約束したことは守るべきだと思って復帰した」とし、体当たりで臨む理由を聞く質問に対しては「俳優としては基本だ。僕にできることなら僕がやりたいという気持ちがいつもある」と強調した。

一方、チェ・スジョンは昨年10月、落馬事故で右肩の靭帯が損傷し、同年12月に再び落馬し右側の鎖骨と肩、そして左手などを大きくケガし、約7時間に及ぶ大手術を受けた。

この事故で「大王の夢」は、5日と6日に放送されなかった。これにチェ・スジョンは、放送中止にならないよう「声でも出演する」との意志を示し、28日から正式に撮影に復帰することを決めた。

まだギブスをしているチェ・スジョンは「前のように刃物を使ったり、馬に乗ることはできないが、(台本修正なしに)同じようにする」とし「ギブスをはずして腕を固定した状態で撮影し、またギブスしなければならない。服を脱いだり着たりすることが一番不便だ」と吐露した。「腕をケガしてすべての点滴を脚に刺さなければならなかった。ハ・ヒラさんが洗って着替えることまで全部やってくれた」と妻の内助の功に感謝した。

チェ・スジョンは、今週土曜日の2月2日から正式に出演する。KBS 1TV「大王の夢」は毎週土曜日と日曜日の午後9時40分に韓国で放送され、計80話のうち32話まで放送された。

記者 : イ・ヒョンジン