「会いたい」JYJ ユチョン、演技人生が羽ばたき始めた

OSEN |

写真=MBC
MBC水木ドラマ「会いたい」は、JYJユチョンの代表作となった。彼はいつものように安定した演技力を基盤に、視聴者の心を響かせた。

ユチョンは韓国で17日に最終回を迎えた「会いたい」で、14年間苦しい初恋の思い出を抱えながら生きる刑事、ハン・ジョンウを演じた。彼は今回のドラマで、普通の人ならば一生かけて流すであろう涙を全て流した。それだけ感情消耗の激しいキャラクターだったが、変わらずハン・ジョンウの姿を貫いた。

だからといって、力み過ぎたわけではなかった。ユチョンは、演技で大いに認められている先輩俳優ハン・ジニ、ソン・オクスク、チャ・ファヨンらとのシーンが特に多かった。もちろん、20年以上演技をしてきた先輩俳優たちの円熟した実力に追いつくのは、最初から無理なことだ。しかし、彼も先輩たちに負けないほど高い実力を披露した。

先輩たちの前でも乱れない発声と水が流れるように自然な表情、キャラクターになりきった演技は、このドラマの主軸がなぜユチョンなのかを理解させた。

彼は同年代の俳優たちに比べ、キャラクター表現力が優れた俳優だ。本格的な演技デビュー作だったKBS 2TV「トキメキ☆成均館スキャンダル」(2010)を皮切りに、「ミス・リプリー」(2011)「屋根部屋のプリンス」(2012)を経て、今回の作品まで自由自在に変身してきた。歌の上手いハンサムな歌手であるユチョンが、非常に自然な形で俳優と呼ばれているのもこのためだ。

彼を見ればルックスに目が行く。なぜか母性愛を刺激する、感受性豊かな顔立ち、西洋人のような、何一つ欠点のないプロポーション。しかし、ユチョンをこのようなルックスだけで評価するべきではない。ドラマを撮るたびに、役者としての真価を発揮しているからだ。

「会いたい」は幕を閉じた。ユチョンが表現したハン・ジョンウに夢中になった視聴者の余韻はしばらく続くと思われる。同時にユチョンの次の演技を期待する人々の期待が、もう始まった。

記者 : ピョ・ジェミン