ホワイトクリスマスに賑わった映画館…一番人気だった映画はどれ?

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映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」 (C)CJエンターテインメント
さすがクリスマスとしか言えない。24日の未明から降った雪で、ホワイトクリスマスとなった25日の韓国の映画館は、言葉通りクリスマスの恩恵を受けた。映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、25日の1日間、韓国興行成績でトップ5入りした映画を観に来た観客数は126万人だった。

ホワイトクリスマスの恩恵を最も多く受けたのは映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」だった。ソル・ギョング、ソン・イェジンが共演し、下半期の期待作として挙げられた「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は、24日に公開され、25日だけで43万1756人の観客を動員した。映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は高層ビルで発生した火災から生き残るための人々と消防士の奮闘を描いた作品だ。

連休を迎え、本来25日だった公開日を1日早く公開した「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は、真冬に相応しい感動のあるパニック映画だいう点と、俳優たちの好演で観客から選択されている。

ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、ラッセル・クロウなどの名俳優たちが出演する「レ・ミゼラブル」もまた根強い人気を見せている。19日に公開してから、興行成績1位の座を維持していた「レ・ミゼラブル」は、クリスマスに35万5843人の観客を動員した。同名のミュージカルを映画化し、全てのエピソードを歌で構成する形式上の試みと、雄大なスケールが映画の見所だ。

口コミで観客動員数が増えると、映画の上映館数も増える傾向にある。公開当時589ヶ所だった「レ・ミゼラブル」の上映館は、クリスマスイブに697ヶ所にまで増え、現在は607ヶ所を維持している。

映画「レ・ミゼラブル」 (C)ユニバーサルピクチャーズ
映画「ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士」を観ると、クリスマスにはやはりロマンス映画という言葉が思い浮かぶ。この年末の、唯一の韓国ロマンス映画である「ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士」は、消防隊員の日常と同時に、妻と別れた男と、彼に惹かれる女の切ない愛を描いた作品だ。軽くなく、時には愉快に展開される映画の雰囲気が、観客から好評を得ている。コ・スとハン・ヒョジュと言う2人のスターが登場するという点も、映画の見所の一つだ。「ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士」は25日に20万6,175人の観客を動員した。

韓国最長寿コメディ映画シリーズとして挙げられる「家門の帰還-家門の栄光5」も、4位にランクインした。「家門の栄光」シリーズの5作目である同映画は、家族揃って気軽に楽しめるコメディ映画だ。チョン・ジュンホ、ユ・ドングンなど、シリーズの元祖メンバーに、キム・ミンジョン、ソン・ドンイルらが今シリーズで新たに加わり、力を添えた。「家門の帰還-家門の栄光5」は同期間、14万4050人の観客を動員した。

ピータージャクソンが手がけた「ホビット 思いがけない冒険」は5位にランクインした。2000年の「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで、既にマニア層を持っている映画であるため、その流れを継いでいると言えよう。1秒当たり48フレームを流すハイフレーム技術で、更に素晴らしい映像を実現した今回の映画は、大作ファンタジーのプリークェルという点でも、十分に見る価値のある作品だ。「ホビット 思いがけない冒険」は14万1514人の観客を動員した。

記者 : イ・ソンピル