2012年韓国ドラマ界、男女俳優の世代交代に成功!

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写真=TVレポート DB

2012年は特に完璧なルックスに演技力まで備えた俳優たちの活躍が目立つ1年間だった。視聴者を笑い泣かせながらスターに浮上した6人の俳優たちの活躍ぶりをまとめてみた。

キム・スヒョン、お姉さんファンを虜にする魔力“守ってもらいたい”

今年の上半期、お茶の間はキム・スヒョンが演じる“イ・フォン”に夢中になった。キム・スヒョンはMBCドラマ「太陽を抱く月」で時にはカリスマ性溢れる君主の姿を、時には母性愛を刺激する男の姿を完璧に消化し、演技力を認められた。

ウィットに富んだセリフで笑いを与えるなど、従来の時代劇に登場する王とは異なる、新しいキャラクターで大きな人気を博した。そのため、“キム・スフォン”という愛称も得た。

続いてキム・スヒョンは韓国映画界を代表する俳優たちと共演した映画「10人の泥棒たち」で観客数1000万人を突破し、俳優としての価値を高めた。現在、キム・スヒョンは2013年に韓国で公開される映画「シークレット・ミッション」の撮影に熱心に打ち込んでいる。

チュウォン、愛嬌溢れる姿をアピール“家で娘のように育てられた”

カリスマ性溢れるルックスとは違って、KBS 2TV「ハッピーサンデー-1泊2日」で愛嬌溢れる姿をアピールしたチュウォンは、ドラマ「製パン王キム・タック」で顔を知らせながら視聴率が保証される俳優として浮上した。今年初めに終了したドラマ「烏鵲橋(オジャッキョ)の兄弟たち」が自己最高視聴率36.3%を記録したことに続き、「カクシタル」も22.9%を記録し、有終の美を飾ったためだ。

ミュージカル俳優出身であるだけに、抜群の歌唱力と自然な演技が際立つチュウォン。それだけでなく、相手の俳優に対する配慮でも多く賞賛されている。また、娘のように育てられた次男であるため、「1泊2日」では兄さんたちによく馴染む可愛い末っ子の姿を見せつけた。ドラマでは魅力的な眼差しと繊細な内面を表す演技で今年の夏、視聴者を虜にした。

最近、チュウォンは来年1月に韓国で放送されるMBC水木ドラマ「7級公務員」の撮影に入った。今回彼がまたどのような魅力を見せてくれるのか、期待が寄せられている。

ソン・ジュンギ、甘いマスクに男の魅力“女心くすぐる”

「2012年最もホットなスター」と言っても過言ではない。シングルの女性なら、今年のクリスマスはこの人と一緒に過ごしたいのでは?

KBS 2TV「優しい男」では、愛する女の裏切りに復讐を夢見るが至純な愛を見せてくれたカン・マルとして、映画「私のオオカミ少年」では、母性を刺激する野性の少年チョルスとして男の中の男の魅力をアピールしたソン・ジュンギがそうである。ドラマの人気とあいまって、「私のオオカミ少年」は公開22日目に観客数600万人を突破する記録を立てた。

真っ白な肌と甘いマスクの持ち主であるものの、男らしくストレートな話し方で女心を揺さぶった。今年、役者人生の確かなターニングポイントを迎えたソン・ジュンギ。大きく成長し、今後どの配役もこなせるだろうという信頼を確保した。ソン・ジュンギは現在、旅行をしながら充電する時間を持っているという。

オ・ヨンソ、国民の小姑に浮上“苦あれば楽あり”

苦あれば楽あり。これは女優オ・ヨンソを見ると頭の中に思い浮かぶ言葉である。彼女は2002年にチョン・へビンと共にガールズグループLUVとしてデビューし、ドラマ「四捨五入」など多数の作品に出演したが、人気を博すことはできなかった。その後、10年間約300回のオーディションを受けたが、連続で不合格の苦杯をなめるしかなかった。しかしオ・ヨンソは最終的に輝いてみせた。

KBS 2TVドラマ「棚ぼたのあなた」で一気にスターになったのだ。“テンジャンニョ”(虚栄心に満ちており、金持ちのように生活している女性)で、義理の姉をいじめる小憎らしいパン・マルスクを演じ、“国民の小姑”というニックネームまで得た。オ・ヨンソがここまで成長できたのは、単に1本の人気ドラマのおかげではないだろう。夢を叶えることを目指して、諦めずに努力したのでここまで来ることができたのだ。

さらに彼女のキュートで洗練されたルックスは男性の心をときめかせるのに十分だった。今後、またどのような姿で視聴者を虜にするだろうか、彼女の変身に期待が寄せられている。現在、オ・ヨンソはMBCドラマ「オ・ジャリョンが行く」、バラエティ番組「私たち結婚しました4」に出演中だ。

AFTERSCHOOL ユイ、歌手、俳優、MCまで…“何でもできる”

今年ユイはどの芸能人よりも忙しい1年を過ごした。ガールズグループAFTERSCHOOLのメンバーとして5thマキシシングル「Flashback」の活動を繰り広げる一方で、KBS 2TVドラマ「烏鵲橋の兄弟たち」「チョンウチ」に出演するなど、歌手兼女優として活躍した。

最初は未熟な演技力で議論になったこともあるが、今は表情演技や発音などの面で安定し、一層成長した演技力をアピールしている。また音楽番組「ミュージックバンク」ではMCとしてタレント性をアピールしている。歌から演技、MCまで…2013年にはまたどのような分野にチャレンジするのだろうか?

ムン・チェウォン、可憐な魅力をアピール“世界のどこにもいない優しい女”

KBS 2TVドラマ「王女の男」で、昨年の演技大賞において最優秀演技賞、人気賞、ベストカップル賞の3冠を達成したムン・チェウォン。今年は「優しい男」を通じて役者としても成長した。ソ・ウンギとして冷静さと純粋さを行き来する繊細な感情演技を披露し、好評を得たためだ。

小学校時代から美術を学び、大学でも西洋画を専攻したが、女優の夢を諦めることができず、突然芸能人の道を選択したというムン・チェウォン。デビュー作「走れサバ!」が視聴率低迷で早期終了し、前所属事務所との契約満了後に空白が生じるなど、紆余曲折の末に再び輝き始めた。

ムン・チェウォンはドラマで冷たく高慢に見えるが、ストレートのロングヘアと真っ白な肌、女性らしい話し方と仕草で男性視聴者を虜にした。そのため、焼酎のCMはもちろん、化粧品、デニム、バックのブランドの専属モデルにまで選ばれ、魅力をアピールしている。2013年にムン・チェウォンがどのようなジャンルで、どのような魅力を持ったキャラクターとして戻ってくるのか、期待を集めている。

記者 : キム・ボラ