チン・セヨン、もっとも記憶に残る作品は「カクシタル」

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女優チン・セヨンは今年、誰より一生懸命に演技をして、ファンからも愛された。SBSドラマ「私の娘コンニム」で初主演、そしてKBS 2TVドラマ「カクシタル」、SBSドラマ「蒼のピアニスト」など3本の主演を引き続き演じ、来年の活躍がより一層期待される女優となった。

休まずに走ってきたチン・セヨンが、最近「蒼のピアニスト」の撮影を無事に終え、マイデイリーとのインタビューに答えた。

「もうすぐインタビューのスケジュールを終えて、今週から共に苦労した事務所の人たちと一緒にタイ旅行に行きます。冬には家族とも旅行に行く予定です。その後の具体的なスケジュールはまだ決まっておらず、演技のレッスンは基本的に受けながら、運動をして、友達にも会う予定です」

ドラマ「私の娘コンニム」「カクシタル」「蒼のピアニスト」の撮影を終え、自分の力量を見せたチン・セヨン。休む暇もなく、毎日撮影現場で寝ることが全てだったが、疲れたそぶりを見せず、いつものように明るい笑顔でインタビューに応じてくれた。

「三つの作品を引き続き撮影しながら、秋夕(チュソク:韓国のお盆にあたる祭日)に休みを頂きましたが、合わせて3日も休んでないです。いつも寝れなくて、撮影が終わって家に戻って横になっても寝れないんです(笑) 演技する全ての人の苦労は一緒ですからね。毎回集中して、最善の努力を尽くしているので、思っているほど大変なことではありません。台本を見る時、精神的に辛い部分もありましたが、楽しくて貴重な経験でした」

チン・セヨンの最も記憶に残る作品は「カクシタル」だ。他の作品ももちろんチン・セヨンにとって大切だが、興行性と作品性、そして歴史的な意味まで「カクシタル」は多くのことを理解させてくれる重要な作品だった。

「どうしても最も記憶に残っているのは『カクシタル』です。地方を往来しながら撮影したのも初めてだったし、ジャンル自体も時代劇で、独立関連の内容を扱った作品でした。また、アクションにも挑戦することができました。あまり出会う機会のないジャンルなので、今後も記憶に残ると思います。私とっては恩人のような作品です」

昨年SBS演技大賞でニュースター賞を受賞した時には「私の名前を知らない人がいたらどうしよう」という心配をしたチン・セヨンだが、もはや無名ではない。彼女はチン・セヨンという女優を一般人が知っているかという質問に対し、「まだまだです」と謙遜したが、周囲の人々は既に彼女の人気を実感している。

「どうやら以前よりは知られているようです。特に家族と外食する時、人々に気付いてもらえるので不思議な感じです。兄が一人いますが、冗談で私に『もう、妹と一緒に歩けない。僕も素敵にしないといけない』と言ったことがあります。親もすごく喜んでくれて、精神的にもたくさん応援してくれています」

一生懸命に働いた対価であろうか。チン・セヨンは最近、自身が望んでいた化粧品広告も撮った。

「いつも撮ってみたい広告を聞かれると化粧品広告だと応えていました。今回、撮ることができて本当に嬉しかったです」

チン・セヨンは先月プロ野球選手であるリュ・ヒョンジン、チュ・シンスと一緒にSBSバラエティー番組「ニュー!日曜日は楽しい-ランニングマン」(以下「ランニングマン」)に出演した。リュ・ヒョンジン、チュ・シンス選手の活躍の中、チン・セヨンも特有の明るい笑顔とあどけなさで視聴者から注目を集めた。

「私はもともとよく笑う方です。『ランニングマン』自体も本当に楽しかったです。終わってリュ・ヒョンジン選手からトロフィーを頂き、本当に感謝しています。もう一度出演する機会があれば、今度は意欲的に挑戦してみたいです。私がこの先、今よりもっと有名になったときMBC『黄金漁場-ヒザ打ち導師』に出演してみたいです。カン・ホドンさんを一度美容院で見かけたことがあるが、本当に不思議な感じでした(笑)」

チン・セヨンは短い休憩期間を持った後、再び作品を通じてファンの前に現れる予定だ。チン・セヨンの来年の計画はまた、ひたすら演技である。

「来年も一生懸命がんばって、今年のような成果を得たいです。今後は演技の実力を積み重ね、与えられる作品全てに最善の努力を尽くしていきます」

記者 : チェ・ドゥソン、写真 : クァク・ギョンフン