「根の深い木」韓国初の脚本家バージョン台本集が優秀教養図書に選定

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写真=SBS
2011年放送されたSBSドラマ「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」(以下「根の深い木」、脚本:キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン、演出:チャン・テユ、シン・ギョンス)が、その作品性をもう一度認められることになった。

最近、SBSコンテンツハブとBook Log Company(ブックログコンパニー)は、「根の深い木」の脚本家バージョン台本集が2012年文化体育観光部の優秀教養図書に選定されたと発表した。

「根の深い木」は平均視聴率20%を記録し、多くの視聴者を虜にしたドラマ。また「第48回百想芸術大賞」の大賞と「第39回韓国放送大賞」の大賞をはじめ、「2012ソウルドラマアワーズ」では韓国のドラマとしては初めて大賞を受賞するなど、国内外を問わず作品性と大衆性の両面で高い評価を受けた。

韓国の文化体育観光部は国内の出版産業の振興と読書文化の向上のため、1年間国内で出版された図書を審査し、優秀教養図書を発表している。今回「根の深い木」の脚本家バージョン台本集が台本集として初めて選定されたため、さらに意義深い。

「根の深い木」の脚本家バージョン台本集は計3冊で、TVで放送されなかった内容まで含めた韓国初の脚本家バージョン台本集だ。キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン脚本家のインタビュー、親筆サイン、作業ノートなどを収録し、他の台本集と差別化を図っているところが目立つ。二人の脚本家がマスコミとのインタビューでは明らかにしなかった
話を含め、ドラマ脚本家を夢見る人なら必ず参考にすべき生々しい執筆話も書かれている。このため、「根の深い木」の視聴者はもちろん、ドラマ脚本家を夢見る人々にまで幅広い支持を得ている。

2012年文化体育観光部の優秀教養図書に選ばれたというニュースを聞いたキム・ヨンヒョン脚本家は「良い結果が出てとても嬉しい」と言った。パク・サンヨン脚本家も「台本集としては初めて選ばれたため、胸がいっぱいである同時に恥ずかしくもある」と感想を語った。

原作小説とはまた違う、ドラマだけが持っている魅力が溢れる「根の深い木」の脚本家バージョン台本集は、見るドラマを越えた読むドラマとして位置づけられている。原作小説とドラマでは楽しめなかったビハインドストーリーと脚本家が選んだ名シーン、脚本家バージョンのシノプシス、映像グラビアなどが収録され、面白みと感動を与えている。

記者 : パク・グィイム