「人間の条件」携帯電話やインターネットのない生活を体験…本当の“リアルバラエティ”が現れた

OSEN |

写真=「人間の条件」放送キャプチャー
お笑い芸人6人組の「3無体験」でスタートを切ったKBS 2TV「リアル体験プロジェクト-人間の条件」(以下、人間の条件)が、放送スタートと共に好評を受け、成功裏に安定した。

24日午後に韓国で放送がスタートした「人間の条件」は、「携帯電話とインターネット、テレビがなかったら、皆さんは何をしますか?」と問いかけ、1週間の本当のリアル体験を放送し注目を浴びた。

キム・ジュノ、キム・ジュンヒョン、パク・ソンホ、ヤン・サングク、チョン・テホなど、KBS 2TV「ギャグコンサート」で人気の高い6人が出演するこの番組は、4部作で普段の暮らしで必要な条件を一つずつ除去することから経験する困難なエピソードを伝える、新しい概念のリアルバラエティ番組だ。この日はその紹介通り、携帯電話、インターネット、テレビのないメンバーの1日が放送された。

10分間の最後の電話を終えてから携帯電話を預けたメンバーは、24時間7日間を、24台のカメラが設置された家で一緒に生活しなければならず、少しずつメンタル崩壊の症状を見せ始めた。携帯電話がないと出前すら頼むことができず、初日は自炊することから始まり、マネージャーの居場所が把握できず辺りををさまよう。そして、それぞれのマネージャーと会う場所を直接指定することで少しずつ安定を取り戻した。

もっともスケジュールがなかったヤン・サングクが“ヤンママ”を名乗り、家に電話を設置し、それぞれの仕事場に赴いたメンバーは、携帯電話がないと周りの人々に興味を持ち始めた。興味深いことは、メンバーの携帯電話がなくなると、書いていた電話番号にこだわるようになり、結局は自身に必要な数人の人が誰なのか、そして「以前はどのように暮らしたんだろう」といった自問と共に、少しずつ回答を見出して行ったという点だ。

多少ドキュメンタリーの要素が強い「人間の条件」は、初回は1週間の体験のうち1日のみを放送していたが、疑問を問いかけただけでその意味は十分だった。文明がもたらした恩恵を通じて、人間関係を形成しながら暮らしてきた我々の人生に対し疑問を呈し、変化する姿を見せることをはっきりと示し、お笑い芸人のギャグのセンスとタレント性を通じて、バラエティ要素も失わないリアルバラエティの典型を見せた。

想像も付かないほど面白く苦しい状況が展開されるとしていた制作スタッフの伝言のように、予告編も強烈だった。家に集まったメンバーがテレビを捨てどのように余暇を過ごすのか、そして文明の恩恵を受けられず起こる様々なハプニングが本格的に繰り広げられることを予告した。

放送後視聴者たちは「『人間の条件』面白い!見ながら共感する(笑) 携帯電話とパソコン、テレビを見られなくなったら不安になりそう」「ナ・ヨンソクPDをまた見られて嬉しい。あの人は私を知らないのに、何で私はひとりで嬉しがっているのだろう」「人間の条件放送中!爆笑!出演のお笑い芸人みんな大好き!キム・ジュンヒョン!ホ・ギョンファン!」などの反応を見せた。

「人間の条件」は初回から順調な視聴率を記録し、今後が期待される。25日、視聴率調査会社AGBニールセン・メディアリサーチの集計結果によると、前日に放送された「人間の条件」は5%の視聴率を記録した。同時間帯に放送されたKBS 2TVの番組は2~3%の低迷な視聴率で苦戦してきた。

記者 : チョ・シニョン