「We are T!」4年間待った東方神起…ワールドツアー始動!

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写真=SMエンターテインメント
「We are T!」

まさに赤の饗宴だった。二人の男の話が終わるやいなや、公演会場を埋め尽くした1万2千人あまりの観客は両手の赤いペンライトを重ね、ローマ字の「T」を作った。TVXQ、つまり東方神起を意味する新しいシンボルであり、挨拶でもあった。

東方神起のワールドツアー、「TVXQ! LIVE WORLD TOUR Catch Me in Seoul」が、17日と18日の2日間にわたりソウル松坡(ソンパ)区オリンピック公園体操競技場で行われた。韓国で4年ぶりに開かれる東方神起の単独コンサートには、韓国ファンだけでなく、中国や日本など世界各国からのファンも集まった。

壮大なサウンドを背景にワイヤーに吊るされ登場したユンホとチャンミンは、ムービングステージとリフトなどを利用してステージのあちこちを走り回った。ロックに変奏した「Rising Sun」「“O”-正.反.合」などでスタートしたステージでは、絶え間なく花火が上がっていた。

「Getaway」を歌う途中では伴奏が途切れるトラブルも発生した。観客は互いに見つめ合いながら首をかしげたが、東方神起はひるまなかった。歌はすぐ再開され、東方神起は「さらに熱い熱気のために用意した装置」とのジョークも忘れなかった。

天井からレンガの模型が落ちてくるかと思えば、ターンテーブルが上下し、ムービングカーも使われた。ここに彼らのパフォーマンスを立体的に写す3Dマッピング技術まで加わり、2次元の平面空間だったステージはいつの間にか3次元のものに衣替えした。座席を区分せずファンに近づこうとする姿から、東方神起の真心が感じられた。

ファンの“団体行動”も見ものだった。9年間彼らと苦楽を共にしてきたチャンミンまでもが「非公式の宗教集団みたいだ」と言うほどだった。公式ファンクラブのカシオペアは、東方神起が公式エンディング曲「バカ(Unforgettable)」を歌う間、「いつもそばにいるから」と書いた応援プラカードを空高く掲げた。赤いペンライトもまた高くあがり、壮観が演出された瞬間だった。

この日東方神起のコンサートには、所属事務所の後輩であるEXO-K、EXO-MとSUPER JUNIORのドンヘなどが現れた。また、「勝負の神様」で共演したUVとユンホの親友と知らされているパク・スジンも観覧に来ていた。女優ムン・チェウォンもこの日公演会場を訪れた。

久しぶりに韓国ファンに出会いワールドツアーを始動した東方神起は、2013年1月香港公演を皮切りに全世界のファンに出会う予定だ。

記者 : イ・オンヒョク